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アイスショーへ2nd(後編)


羽生君の単独公演第3弾
「RE_PRAY」はゲームの世界のアイスストーリーだった。

RPGゲームの世界観をスクリーンと氷上に繰り広げながら、ゲームの倫理感と実際の人生観を重ね合わせてみたときに自分は、そしてみんなはどんなことを考えるか…?
どう進むべきなのか…?

それを問いかけながら、実際に自分の夢や希望の続きを更に追うために出来ること、選択し続けることを、その先への祈りとして表現していった…?

と、やっとそこまで、生中継と現地1回と録画3回見て自分なりの解釈がまとまりかけたのですけど、、深すぎてついて行くのが大変。

そもそもRPGゲームをやったことがないし「主人公のキャラクターが色んなアイテムをゲットしながらたくさんの敵と戦い冒険して先に進んで行くのかな」というザックリなイメージでしかわからないので、今回の羽生君の「RE_PRAY」を見て初めてその中身に触れたようなもんだった。
そこへ来てこの深さとは…!

選択肢を選んで戦い、1回死んでもまた選び直して進むことがREPLAYで、
人生を選択の繰り返しとして自分で動かし、その先の未来へ祈りを続けることがREPRAYなら、、
それはもしかして輪廻転生(そこまで行くか)まで??
どうも年をとると先のことは来世だと思ってしまう私です。

でも来世でも、その時はその時で過去は忘れているかもしれないけれど、私は祈ると思う。
今は今の、未来は未来の、来世は来世の、みんなの幸せを。

こういう其々の思いに繋がるきっかけと解釈の糸口を、羽生君は絶えず表現で発信しているのではないかな。あの年で。
勿論それは人によって色んな捉え方受け取り方があると思うし、刺さり方?も違うでしょう。
でも、すごいね。やっぱりこの深さは。

それはスケートの深さだけではなかったことを今回あらためて知った。
私がストーリーを正しく理解したかどうかは別として。自分なりの解釈でよいのでしょうよね。。

それで、今回の生で見た羽生君の演技の感想はというと、
ファンタジーの時の「すごい!!」としか言えなかったのに加えて、
「圧巻!!」
このニ言に尽きた。

今回は氷が削られる音がビシビシ聞こえるくらいの演出とか、なんかもう私なんかの拙い感性にも、クルクルクルクルがいつもに増して半端でなくて跳ぶのも飛んでいるし、一挙手一投足が羽生結弦なんだと伝わってきて、
前半の最後のプログラムで涙が出た。
やっぱりすごい。

この先、
どんな表現が生まれて来るのでしょう。
私はどこまで見届けられるのかな。。笑