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小さなギターのゆくえ

あれから3年…
(♪縁切寺じゃありません)

「ミニギターで楽していたらちっとも上達しない」と、
クローゼットの中にミニギターを封印して大きなギターで練習(と言うほどの練習もしてないが)を始めて、いつの間にか3年です。

けれどもあまりに指が痛くて、指先がタコになるほど練習すれば痛くなくなると言うそのタコができるまでも練習出来ない。
これはどうもギターのせい??

そりゃ大きいギターはカッコ良いし、構えると「フォークソング部!」という気分になるけれど、古いからネックの具合が弦を押さえにくくなっているのかもしれない…
と、ギターのせいにして、
最近ミニギターに戻しました。

そしたら、なんて楽!!
(音色はいまいちだけど)
ミニギターの弦は、確かエクストラライトゲージに変えたんだった。
それにしてもこんなに楽だったとは。
今まで大きいギターで鍛えて?いたから余計楽に感じるのかな(鍛えるほども弾いていないが)。
でも、もう楽なほうが楽しいほうが絶対いいと思う。


最近、KAZEさんという漫画家の方が言って下った、
「年を重ねてからの楽器は、見栄をはらずに、心地良さが一番です!」
という言葉がとてもツボでした。
そうか、そうなんだ。

そういえば5年くらい前のにわか鬼練習の時、それが楽しくできたのはミニギターを買ったばかりだったから。

調子に乗って20歳くらいの時からちっとも進歩していなかったアルペジオが、ちょっとだけスリーフィンガーにまでたどり着いた。

だのに、小さなギターは楽だったのに、やっぱり音がイマイチとか、こんなんではヤワになるとか言って(何がヤワなんだ)大きなギターに戻したんだった。


小さくなったり大きくなったりしたけど、ギターは楽しい。
今日、小さなギターでケメ(佐藤公彦)さんの「通りゃんせ」を練習していたら、なんか一瞬、お三味線の練習してる気分になった。
祖母が降りてきた?!!笑

ミニギターは構えの感覚が三味線っぽいことを発見した。
それに、ケメさんのお母様も邦楽の先生でいらしたことを、ふっと思い出した。

そうか(何がそうかなんだか)私がそういうことを思いながらギターを弾いていた時、祖母がすぐ上で聴いてるような気がしてならなかったのは、
もしかして、祖母に聴いてほしいのかも?
「通りゃんせ」の歌、ふう〜ん、いいうただね、って言いそう。

…いや、稽古厳しそうだからやっぱりいいか。