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僕が両親の写真を撮る理由。

家族写真を撮り始めて何年経ったでしょう??15年くらいでしょうか。
こんにちは、シャコダンのギリさんです。

家族写真、ファミリーフォトと今では割と聴き慣れた言葉になりました。

ほとんどの場合はお子様の誕生日で、大人というよりは子供が主役のイベントが多い気がします。

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もちろんそれも素敵な思い出だし、大切な記念として残すべきお写真だと思います。
でも、それと同じくらい大切にして欲しいのは、『親の写真』です。

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今回撮らせて頂いたのは、還暦記念写真。ど〜みても若くて違和感ありますが・・・汗
子供たちが親へのお祝いとして企画し、来てくださいました。
いつもは子供たちが中心で撮影させて頂いてますが、今回は母親(おばあちゃん)が主役です。

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なんていうか、仲良し家族で見ているだけで幸せな気持ちになります。
子供たちも慣れているので、みんな安心して自然体で楽しんでくださいます♪いやいや・・・ほんと還暦に見えないや。。

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親の写真って、当たり前のようでそうでもありません。残ってそうで、意外と残ってないものだったりします。
僕自身も、親の写真を撮るようになったのは、カメラマンになってだいぶ経ってからでした。カメラマンの僕でさえ意外と撮っていない現実に気がついたのは、祖母とのお別れの時でした。

大好きで大好きで生まれてからず〜っといわゆる『おばあちゃんっこ』だった僕ですが、大人の姿で一緒に写っている写真が一枚もありません。
本当に「なんでだろう??」って思います。できることならば、時間を戻して一緒に一枚撮りたい・・・と本気で思います。

<写真>大好きな祖母との写真。幼稚園くらい。恐るべしDNA

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こうして写真を撮りに来てくれる方々は、そういったことにもしかすると無意識に気がついているのかもしれません。
もちろん、そうじゃなかったとしてもとっても素敵なことですけどね♪

でも、本当の理由はわかっています。それは最後にお話しますね。

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僕自身、両親の写真は本当に大切にしています。最近では実家に帰るたびに撮影してますが、今回のような還暦の記念でも必ず「夫婦」での写真も残すようにしてます。

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もちろん、家族の写真も残します。孫に囲まれた写真も素敵ですが、その前の「家族」の写真も大切に考えてます。

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先日実家の写真を整理していると、昔住んでいた実家の玄関で両親が撮影された写真が出てきました。恐らく祖父が撮影したものだと思います。
祖父の意思を継ぎ・・・と言ったら大袈裟ですが、僕もその場所で両親を撮影したくなりました。(多分、同じくらいの28~35mmくらいの画角で)

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何ってわけじゃないけど、会うたびに撮ってます。

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お正月に実家に帰った時とか

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写真展にきてくれた時

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先日は中判フィルムで撮ってみました。が、フィルムにカビがあったのか味が出過ぎてしまった・・・汗

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なんていうか、理由なんて簡単なんです。
僕は両親が大好きだから。

ただそれだけなんです。

たったそれだけの、シンプルなことなんだと思います。
「大好きな人を写真に残したい」

本当はみんな気づいていること。
だからこそ、僕はこれからもその気持ちに素直にいたいと思います。

シャコダンのギリさんこと、片桐裕二でした。

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