「Skeb」で好きな絵師さんにイラストを描いてもらった時の話

Skebとは

Skebというサービスをご存知だろうか。

簡単に言えば、同人即売会で見聞きする「スケブ」と「投げ銭」がセットになっており、それを取り次いで絵師さんやボイスを作っているクリエイターにリクエストしてくれるものだ。
即売会でお願いするのとは違い、ある程度細かい要望を添えた上で、時間をかけガチの環境で仕上げてくれるため、よりハイクオリティな「自分のためだけのイラスト、音声」が納品される。とても魅力的である。
今回、新たに知った絵師さんが登録した旨のメールが届いていたことと、ふと自分用のTwitterヘッダーが欲しいと思い、使ってみることにした。

1.リクエストを送る・・・前に

リクエストしたいイラストと絵師さんが決まっていれば、まずはクライアントガイドラインを熟読するところからだろう。
もし懇意の絵師さんがいないようなら、複数の絵師さんにリクエストを投げ、そのうちのどなたか1人が受けてくれるというやり方もある。
すごいなSkeb・・・。
というわけで、ガイドラインがこちら。

私としては、比較的読みやすくまとまってるな、と感じた。
1点だけわからなかったのは、イラストを依頼した場合、納品される成果物の拡張子はどうなるのか。
一般的なJPGやPNGであればよいが、例えばPhotoshopで扱う拡張子そのままだと、何の知識もないクライアントは困る。
ガイドライン上からはわからなかったが、調べた限りSkebとしてはPSDを推奨しているらしい。ただ、PSDで納品されたものはJPGでダウンロードできるとのこと。であればひとまず安心である(でもPNGがいいですよね)。

そして、クライアントガイドラインを読んで初めて知ったのが、「お金を払って最高のイラストを描いてもらう」のではなく、「クリエイター支援の投げ銭サイト」の側面が強いということ。
なので、Skebはクライアントもクリエイターも気負いせず気楽に気軽に利用できるサービスを目指しており、リクエストに対してリテイクなしの一発勝負になっている。また、素晴らしい成果物には後追いで投げ銭もできるらしい。

イラストを描いてもらうのに相場がわからず金額で悩むことも多いと思うが、クリエイターごとにおまかせ金額が書かれているので、提示金額に従えば間違いない。また、最低金額(3000円とか5000円とか)を設定しているクリエイターさんもいるので、どうしても懐が・・・という方は金額で依頼先を決めるのも方法の一つだろう。

2.リクエストを送ってみる

ガイドラインについては概ね理解した(つもり)なので、実際に絵師さんにリクエストを出してみる。
各クリエイターのページは、どんなリクエストを受け付けます、という設定がされておりとても分かりやすい。
初めて知ったのは「NSFW」、ざっくり言うと18禁のような、公序良俗に反するもの。この項目がNGになっている方にはえっちなリクエストはやめましょう。
ページにはその他にもクリエイターのツイッター、Youtubeチャンネル、Pixiv、Amazon干し芋リスト(!?)のリンクが有り、とにかくクリエイターファーストを感じる。

では実際に、リクエストを送ってみる。
設定すべきメインの項目は主に金額とリクエスト本文の2つ。
金額はおまかせのままでも良いが、支援する気持ちやイラストのボリューム感に応じて調整する感じだろうか。
本文にはどんなイラストを描いて欲しいかを記入する。
今回お願いした絵師さんはプロモードなので1000文字たっぷり書くこともできるが、あまり詰め込みすぎても創作の妨げになりそうなので、要点のみ絞って箇条書きにした。
このあたりはクリエイターによって、おまかせしたほうがやりやすかったり綿密に設定されたほうがやりやすかったりするらしいので難しいところ。
既に納品経験のあるクリエイターであればその作品がどういったリクエストで受け付けたかも見ることができるので、参考になると思う。
ちなみに、「詳細>翻訳して送信」という機能ががついているため、他言語のクリエイターにも依頼ができるようになっている、すごいぞSkeb。
その他にも設定はあるが、基本初期設定から変更する要素は少ない。
唯一、「詳細>宛名の有無」だけ、今回イラストにクライアント名が入らないほうが理想的だったので「無効」に変更した。

一通り入力が完了したら、あとは送信ボタンからクレジットカード情報を入力するだけ。
ココ本当に驚いたのが、カード情報入力したと思ったらあっという間にリクエスト飛んでいく。確かに送信ボタンだけど最終確認画面ぐらいあると思ってた・・・。
もしこれを見てSkebを使ってみようと思った方は、カード情報を入れる前にリクエスト内容を再三のチェックすることをおすすめします。
送信されたリクエストは、各ページのヘッダーにリンクがある「リクエスト」ページから確認できる。
送信直後であれば承認待ちの状態なので、万が一記入にミスがあればまだキャンセルできる。とはいえリクエスト取り消しはよろしくない行為なので、リクエストはチェックした上で送信しよう。
リクエストが受け付けられれば作業中となり、あとは納品を待つだけとなる。
納品期限はリクエスト送信日から60日となっているため、クリエイターの都合により納品までの日数はまちまちと思われる。これもクリエイターファーストの一つだと思っている。クライアントは気長に待とう。

3.納品!

クリエイターの納品が完了すると、登録してあるメールアドレスに納品完了のメールが届く。
記載のURL(Skebの「お知らせ」や「リクエスト」からも飛べる)からリクエストのページに飛ぶとダウンロードボタンがあり、作品をダウンロードできた。
(「ダウンロード(オリジナル)」「ダウンロード」と2つのボタンがあったが、今回はどちらもPNG形式のファイルがダウンロードされ、差がわからなかった)

あとは「ブースト&メッセージ」にて、追加で投げ銭することができる。もちろんブーストはガイドラインにもある通り強制されるものではないため、懐に余裕があり、どうしても感謝の気持を伝えたい場合に使おう。

4.さいごに

ただただ順を追って感想を挟むだけの記事でしたが、今後クリエイターにリクエストを考える方の手助けになればと思います。
基本、クライアントはリクエストさえ投げればあとは完成を待つだけ。非常にシンプルなフローで扱いやすかったですね。
最後に作品と絵師様の紹介を、今回リクエストさせて頂いた作品がこちら。

絵師さん兼Vtuberの春風イチカさん。推しに推しのイラストを描いてもらう贅沢です。

春風イチカ🌸🍃新人Vtuber(https://twitter.com/ichika_harukaze)

みなさんも、応援している神絵師様にリクエストしてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。

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