キャラソン厨がフルカワユタカソロ曲の好きなとこの話する

DOPING PANDA再結成おめでたいーーー!!!!!

のでこれを機にフルカワユタカ(以下スターって呼びます)ソロ曲が、フルカワユタカのキャラソンとしてエモさ盛り沢山だなって思うとこをつらつら書いていきます。

以下、個人的な解釈です!!個人的な!!!!解釈!!!!!です!!!!!!!!!


「too young to die」

youtu.be/2z0FSFFtVu4

ドーパン解散した後、ソロで活動しますの発表があった時に引っ提げられてきた曲がこれ。

死ぬには早すぎる、その通りで、スターが音楽止めるには早すぎたんだよ。「このまま死なねえぞ」の想いで動き出してくれたのが嬉しかった。


「beast」

youtu.be/Suy6bw6o8Wk

スターの良い音とリズムがぎゅぎゅっと詰まってる曲。

ドーパンはライブで「無限大ダンスタイム」と題して、踊れるアッパーチューンを連続で何曲も演奏する超絶楽しい時間があったのだけど、ソロになってしばらくしてからバンドの曲やるようになり無限大ダンスタイムもやるようになって、この曲がその曲目に連ねられたときは感無量でしたね。

「何千回も繰り返そう 何万回も繰り返そう 何億回も繰り返そう」まだ有限なんですよね。バンド時代は無限大を奏でていたけど…っていう対比を感じて、ああそうか、ドーパンとは違うんだなって当時感じてました。

でも、イントロから聞こえるエオって、「idiot」って言ってて、これはバンド時代の解散間際に作った曲のタイトルにthe idiotってあったのと、バンドHP内でラジオやっててそのタイトルが「Idiot Radio」で、バンド時代を完全に置いてきたわけではないことを感じるフレーズなのもまた良き。


「farewell」

youtu.be/b1_uEzPbmvI

「これから何もかも忘れてしまうけど わかってるんだ きっと僕は君を思い出す さよなら 愛してる また会うその日まで 僕の体は赤く赤く燃えてる」
「止められないさ 誰にも僕を」

これ解散直後に作った曲なんですって。「また会うその日まで」また会えましたね…!

この曲ライブでやる度に演奏の仕方が変わって、始めは静かに入って最後をドラマチックに鳴らす日もあれば、始めから最大光量でステージを輝かせる日もあって、ライブ毎に構成毎に色が変わるけどどう鳴らされても最高になるフルカワユタカ屈指の名曲。

この後もずっとこの話になるんだけど、「僕」が現在軸の古川裕、ソロとして歩き出した古川裕で、「君」はドーパンそのもの若しくはドーパン時代の古川裕なんだと捉えた話をします。


「I don't wanna dance」

youtu.be/qX37fWB9x9k

このMV、私の解釈は「スターの頭の中を映像化した」なんだけど、音の鳴ってる空間で真ん中で自分が歌ってて、周りで楽器が鳴ってて…という。

これタイトルが「踊りたくない」なんだけど、バンド時代無限大ダンスタイムって言ってフロアをガンガンに踊らせてた人が何を言うか、という天邪鬼的なテーマだそうで、シングルのジャケットもシマウマの写真なんだけど、パンダじゃないんかい白黒の動物違いじゃーんって意味らしいですね。

実際曲もゴリゴリに踊れるのに仕上がってて、これもソロでの無限大ダンスタイム入りしましたおめでとうございます。
こうしてちょっとずつ、ドーパンで鳴らしてたダンスロックと和解していくというか、バンド時代の音も取り戻していく感じが、エモです。


「サバク」

youtu.be/Iu3cIGhrGfI

「誰かに出会って 誰かに愛されるために歩いて行く 一歩一歩」
バンドを終わらせて一人になる選択をしたスターが、独りじゃないことに気付いたというか、自覚したのがこの頃だと思うんですね。

「泣きじゃくる君に降り注ぐ奇跡 歩き出す もう一度」
「失った過去を取り戻すために とまらない もう二度と」
過去も大事にしつつ未来を向いたこの歌詞が泣けるったらもう。

一人になる選択をしたことも間違いではなかったと、たぶんスター自身が思えるようになったのがこの頃だと思うんですよ。
砂漠を一人きりで歩いた自分のことも愛せるようになったんだよなきっと。


「僕はこう語った」

youtu.be/RgSZJtFBxp0

これベースとドラムをドーパンのメンバーが演奏してるんですよ。
演奏ドーパンで出す曲の歌詞がこれってもう、はーーーーーーー

「今ならば君に言える 僕のことを好きになってほしい 疑わずに
あの日僕は強がってた 自分を信じてた 好きであってほしい そう願ってた」

サバクで過去の自分を愛せるようになったなら、今度は過去の自分に対しても、今の自分を愛してほしいと言えるようになったんだなと。

過去の自分が選択した先にいる今の自分を愛してほしい、つまりその選択を肯定しているわけなんだろうなと。たぶんどこかに解散したことへの後ろめたさがあったんじゃないかと、でもそれすらも丸ごと愛せるようになったと思うんです。
だって、この曲を一緒に演奏したのはドーパンのメンバーだから。


「バスストップ」

open.spotify.com/track/5sQiYW1k…

「振り向けば君を思い出し少しだけ「ギュッ」とするけれど
とりあえずはここで次のバスを待つ」

too young to dieでは「思うように走れないなら倒れ込んでしまえばいい」と歌い、僕はこう語ったのMVでは走り続けていたスターが、この曲では「バスを待つ」んですよ。
自分の力で走る以外の選択肢を選び始める。

バスって進行方向が決まっている。この先に何があるかはわからないけど、行くべき方向は決まっている。振り返ると「君」を思い出すけれど、自分の力で走る以外もしてみようって、とりあえずはここでバスを待つ。
もう、スターの人生…この曲が人生…


「ドナルドとウォルター」

youtu.be/scUN34RK9C0

自分の力だけで走る以外の選択肢を選べるようになったことで、バンド時代からの盟友たちとコラボし始めるんですね。

この曲は純粋に今奏でている音楽を愛していることが伝わってくるし、無限大ダンスタイムほど激しく踊るわけではないけれどゆったり踊れる良曲です。これをライブの最後にやってもらえるとすごく気持ちよく終われる。


「クジャクとドラゴン」

youtu.be/nYh86724ETE

このMVではゴーカートで盟友と並走したり、一緒に乗ったりしてますね。誰かと走っていくことにかなり前向き。

「まだ俺は諦めきれずに あの頃と同じくらいの不器用な笑顔で
意地張ってはみ出して それだって求めた
誰も鳴らせない未来に辿り着くように」

「まだ俺は夢を語ってるよ だから君に見てほしいんだ 不格好な奇跡も
つまずいて失って それだって歌えた
今なら飾り合えるかな 誰かと未来を」

今までのスター人生曲の伏線全部回収してるんじゃないかってくらいのとっても良い歌詞。

「誰も鳴らせない未来に辿り着く」ことはバンド時代からの夢で、それを諦めきれずに歌い続けてるわけでしょ。そして途中のつまずきすら歌にしてきて、今なら自分の力だけでなく誰かと未来を目指せるようになるわけでしょ。そしてそしてその誰かはやっぱりドーパンだったわけでしょ!!!!!


「Yesterday Today Tomorrow」

https://youtu.be/S2doOkoHjiI

「手をとりあって一緒に歩いて行こう
僕らはそれをきっとやり遂げるよ」

「君は信じたんだ 全部大丈夫だと
ひとりぼっちなんかじゃないんだと
全ては人生という旅の話だと
手をとりあって一緒に歩いて行こう
この夜からまた始めよう」

「君」はここまでずーーーっと言ってきた過去の自分のことならば、その自分と手をとりあって一緒に、また始めようになる。
そしてドーパン再結成。この曲、もしドーパンのライブでもやることがあったら泣き崩れてしまう。

このMV、ドーパン曲とソロ曲のモチーフが随所に散りばめられてて、the broken mirrorやthe fire、coffee high、ボトルとサイダー、クジャクとドラゴンがチラリして、その横を歩きながら通り過ぎるのが良いんだなあ。このMVは走らないんだよ。

さらにドーパンの曲でAn old starって曲があって、バーで老人が歌っているのに出会った、よく見たら俺と同じ位置にホクロがある、この老人は俺なんだ、俺は将来老いぼれて何もかも失っても人生と愛について歌っているんだって歌詞の曲なんですよ。

歌詞の「When I am sixty five」って部分で、このold starのこと思い出すんですよね。でもこの曲では未来はきっとこうだろうって定めずに、今を生きていくんだって歌になってて、それはやっぱり一度目指していた未来から挫折したことがあって、

昔思い描いていた未来とは違うけれど、決して悪い未来ではなかったから、今未来を思い描いてもそうなるとは限らない、けどそうならなかったからって悲観することじゃない、今を生きて歌い続ける先には、何が待つかわからないけど良い未来に続いてるはずだって考えになったのかなと。

だから、過去の自分も、『自分たち』とも手をとって、一緒にまた歩いて行こうって結論になるのかなと。
そうして手をとったのは、繰り返しになるけど、やっぱりドーパンのメンバーなんだと。


「プログレッシブ」

これはもう、答え合わせです。

「また君に会える オレは歩き出す また君と揺れる 命果てるまで 全て混ざってく 悲しみも夢も 君と生きてゆく 光の彼方まで」

こんなの、今までの歌詞解釈の総括じゃないですか………。それを裏付けるようにMVも今までの映像を混ぜたものだし。もう、これが全てです。この曲があってドーパンの再結成につながる。

また君と、ドーパンと、歩き出す、光の彼方へ、命果てるまで

嬉しいなあ。ドーパンとして活動していたこと、一度解散したこと、フルカワユタカとして歩んだこと、再びドーパンとして活動し始めること。それら全てをひっくるめて歩いて行く。そこに不安げな言葉は何一つ無くて、スターが希望を持って未来へ進んでいるんだなあって感じられて、すごく嬉しい。


ドーパンの頃ってここまで真っ直ぐに言葉にしていることってあまり無かったと思っていて、それを恥ずかしがらずに全部言葉にしたのがフルカワユタカソロだなあと。

これからドーパンとして書く歌詞はまた違う言葉の仕方になるかもしれないけど、でもソロを経て書く歌詞はまた雰囲気が変わるかもしれない。

ドーパンの続きでその間が空白なんじゃなく、スターのソロがあってドーパンの続きが描かれると思うと、これから発表される曲が楽しみです。

言いたいこと全部書けた!!ありがとうございました!!!!!

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