映画「ベイマックス」で好きなシーン
元日にWOWOWで映画「ベイマックス」が放送されたから見ていました。
その中でも一番心に残って好きなシーンが、ヒロが怒りと憎しみに任せてベイマックスにマスクの男をやっつけさせようとするところ。
ヒロは仲間の制止も振り払って危うくベイマックスを殺戮マシーンにしちゃうところだったのね。
去年、映画館で見た時には、サンフランソウキョウの綺麗な街並みやマイクロボットのアイデア、マスクの男に襲われてカーチェイスを繰り広げるところの爽快さやカメラワーク、仲間たちのバージョンアップのシーン、前宣伝とのギャップ(笑)なんかに心を奪われていたのだけど、なんでだろう。
たぶん、ぼくが好きなアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の影響がとても大きいからだと思ってる、主人公のシン・アスカの「目の前で家族の命を奪われた怒りと憎しみ」に強く惹かれていたから。
「怒れる」って、卑屈なぼくにはちょっと羨ましいのよ。
シン・アスカは、主人公なのに長らく怒りと憎しみに支配されて心の成長が見られなかったのだけど、でもたぶんこれはとても一般的なことだよね。
とても人間臭い。
そう、ヒロが怒りと憎しみに支配されたとき、そこには人間が居た、物語の中のキャラクターに留まらない、人間が。
それを感じさせてくれたから、このシーンが好きなのかもね。
「怒り」と「許すこと」の比率は、その人を大きく表わすと思う、「自分」と「他人」に置き換えることも出来るし、「なにを大切にしているか」がわかる、どちらがいいとか悪いとかではなくね。
そしてヒロは、どんな人の健康も守るし人を傷つけることは出来ないベイマックスに、怒りの中から救われた。
兄・タダシが込めた想いに気づいたからだと思ってる。
タダシが登場する度に言う言葉「役に立つ」。
印象的だよね。
すごくこれも人間臭い。
役に立つってことは、認められることで、人間の求める一番じゃないかな。
文章へたくそか笑
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