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01/23~01/29 カネコアヤノ/去年の音楽/雪

Twitter見てる人は知ってる通り家から締め出されたりしたので一日ずれているが、まあそれは来週に回すことにして先週の話をしたい。かなり強烈な記憶が先に来ているせいで他のことを忘れつつある部分はたしかにあるが、思い出して見ると先週も色々ある。

まずは雪。京都の雪は結構すごかった。私は去年の2月頃から京都に住んでいて、そのときもチラチラ雪が降ったのは見ていたが、ここまで積もってはなかった。実際、いろんな人伝に話を聞くと、「十年住んでいるが見たことがない」とか「こんな雪が降るのは二十年に一度ぐらいしかない」とかそういう感じらしい。個人的には雪以上に人の態度に苦しめられたところがあるが。
しかしそういう雪も土日になるともうあらかた溶けていて、寂しいやらなんというやら(エレウテリアの歌詞をそのまま引用しそうになった)。ところでnoteって脚注書けないんだな。まあ納得はある(これはちょっとした皮肉)。
日曜日に友人が雪の写真を上げていたので、それを見て銀閣寺や哲学の道、琵琶湖疏水なんかを見に行った。雪解けは美しい。雪がすべてを覆う眩しさが終わり、少しずつ目を開けることができるようになる柔らかさを感じる事ができる。

もう少し晴れていれば完璧だったかも。スマホのカメラでは難しい。

日曜日の夜はそのあとは音楽の話をした。色々話したけど、音楽レビューって難しいなと思ったことのほうが記憶に残っている。語るべきは音楽なんだけど、音楽レビューで語られるのは筆者の方という、ありとあらゆるインタビューで出てくるその構造が感情に左右されることによってより残酷に浮き上がっているところがあると思う。自分のレビューはどうなんだろうか。レビューに対する批評ってないよな。何枚か去年のアルバムを聞いておこうと思うが、カネコアヤノのアルバムに勝ててないぜ。

カネコアヤノのアルバム。本当にすごい。何がすごいのかと言われると難しいが、フックの多さに対して自然さがすごいというか、バラバラな歌が入っているはずなのに明らかに流れが存在するように感じさせて来るところがある。「もしも」を最後に入れるところとか、今までの流れからすると正反対のことを言っているんだけど、正反対だからこそ、正反対なのに?流れがあるように感じる。かなり聴き込む事になりそう。

あと土曜日の夜はライブハウスに行った。東京のライブハウスのお互いがお互いにあんまり興味ない感じが好きだったのかもしれないなぁとちょっと感じている。コミュニティに参加すればいいだけの話なのでこれは戯言なのだけど、ライブの隙間に若干の疎外感を覚えてしまうところがある。出ているバンドはだいたい良かった。Kamisado、邦ロックの救世主名乗っていいと思う。pavilion、正統派オルタナっぽい(オルタナなのに正統派とは?)。エスキベルとアロワナレコードはかなりいい。新譜がでるなら追っておきたい。ジュラボは四人組になっていたが、スリーピースよりもあっている気はする。AIRCRAFTは若干方向性がつかめなかった。

小説。ほとんど何も書いてない。「大きな鳥にさらわれないよう」を読んでいるが、なかなか難しい。人工知能の下りは下手なSFよりもよっぽどよかったと思うが、語り口にほだされているという可能性は否定できない。

優しくいたい
海にはなりたくない
全てに捧ぐ愛はない
あなたと季節の果物を分け合う愛から

季節の果物 / カネコアヤノ

優しくいたい←わかる
海にはなりたくない←わかる!
全てに捧ぐ愛はない←わかる!!!!