2021年4月13日 第1回東九条学習会感想 (スウィング・沼田)

東九条に通い始めて1年。ネットワークセンターの宇山さんから東九条の歴史を聞く。「境界線」という言葉が一番印象に残っている。今も昔もそこにある境界線。在日韓国・朝鮮人と日本人というようなシンプルな線引きではない。複雑に入り組み、絡み合った境界線。

東九条マダンの始まりに生野区に住む在日韓国・朝鮮人からの抗議文の話。境界線を引くことで侵されたくないものがあること。似た境遇にある者同士だけが持つ安心感があるのだろうと感じた。抗議文を出した人たちに対して少し共感してしまったのは新しいことに挑戦する人たちによって自分たちが心の拠り所にしてきた文化や信じてきた価値観を変えられてしまうのではないかという恐れや不安に対してだと思う。

様々な境界線と向き合いながら受け継がれ続ける東九条マダンはお互いを知るための祭りなのだと安心感を覚えた。

2021年4月14日
沼田亮平

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?