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【愛をかたろう】プロジェクトに寄せて:Kayoko Satake

2020年

人類をふーーーと吹き飛ばしてしまうほどの力が世の中を覆っています。
それは、腐海のようにじわじわと寄せてきて、時間軸さえ狂わせ、時の流れも 人との距離も あべこべにしてしまいました。

ウィルスは、目に見えず 知らず知らずのうちに、不安ばかりが目の前を 先行きを覆い 視界不良。心がざわざわすることが増えました。

未来を描いては、かき消され、また描いては踏みつぶされ、繰り返し繰り返しなんだか心がず~んと疲れて重くなりました。

そんな毎日の中、いつも君がいるからお外に散歩に出かけました。

雨の日も、じめっとした日も、以前よりも「こんにちは」とお散歩中にご近所の方に挨拶をする機会が増えました。それでもなんとなく距離があって、それでもマスク越しの笑顔に少しほっとしました。お互いで祈り、確かめ、願いを交感するような瞬間でもありました。

いつも君が歩くから、風の匂いを知ることができました。
いつも君がとまるから、風の音を聞くことができました。

どんな時でも空は青くて、雲は流れて、海音は耳に心地よく、木々の葉擦れの音は心にこそばゆく、眩しいぐらいの太陽が曇りがちな視界を開いてくれました。

心が躍るとき、いつもそばには君がいてくれました。
心が流行る時、なぜだかいつもより立ち止まる君に、時を戻すことを知りました。

「愛をかたろう」ただ愛を語るプロジェクトがしたい。
スイミー代表、恵さんがある日、ぽつりと、熱をもってプロジェクトの話をもちかけてきました。その時は 正直、もっと具体的な行動がとりたいな・・・と思いました。

経済という歯車がきしんでいくことが予想される中、語るだけでは、これから起こるしわ寄せから、小さな人や小さな命たちを守る一助になれるだろうかと。

愛を語ろうVol1にむけて、写真が、それぞれの愛の言葉が集まりだし、写真家の美絵さんが、こぼれまくる愛を、カタチとして整えてくださりました。
カタチとして整ったはずの愛が、画面からあふれ出してじわじわと寄せてきて、時間軸さえ整え、時の流れが戻り、人との距離が、すーーーっと近づき温かく想えました。

そして、さっき散歩にいったばかりなのに、また君と散歩に出かけたくなるほどに、ほっこり、優しい炎がぽっと灯りました。

“愛をかたろう♡プロジェクト”には、審査や表彰はありません。
評価なんて気にしなくていいのです。
愛してる。ただそれだけで十分なのです。

満たされた後、気がつけば、手にはリード、太陽を、月を愛でに外にでかけてる。気がつけば、隣の誰かに、ほっこりおくりしていたり。

愛がふる満タンに満ちた瞬間 『アクション!!』という声がどこからともなく聞こえてきます。

あなたの愛を聞かせてください。
誰かのアクションへつながる 愛を♪
Swimmy One・Wan Project  佐竹加代子

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