指。
五年以上前にあったこと。
ある日、急に来た蕁麻疹が酷くて全身に拡がって次第に重くなり、背中にもかゆみ止めを使いたくても腕がはれ上がって回らず困った。当時は徒歩1分以内に実家があったので誰かに塗ってもらおうと行くと、妹が居て異変に気が付いてすぐに近くの病院を調べ電話して私を運んでくれた。
私はアナフィラキシーを起こしていて、アレルギー科の病院へ着くなり救急救命のある大きな病院にところへ搬送されることになった。そこで初めて重い症状であると認識できた。
注射も思うように効かず気管が押しつぶされていき呼吸が弱っていく、とても張り詰めた空気だったそう。
もうこの時のは記憶はまだら、覚えていないこともある。付き添っていた妹によると、
看護師さんがパルスオキシメーターと呼ばれるものを指につけるとき、意識の混濁を確認するためか、指を出してくださいと私にいいました。
すると私は力を振り絞って、サムズアップを看護師さんにしっかりと突き出したとのこと。
とても陽気な雰囲気を醸し出してたのか、看護師さんも瞬間とまってから指を丁寧に開いて中指につけてくれたそうです。
妹は/////我が姉/////と大そう恥ずしかったらしい。
その後私は手厚い治療で事なきを得まして無事でした。
数日前にこのことを初めて聞かされて、ああ私らしいな。と至極納得した次第です。
瀕死の時は人間の地が出ちゃうから普段から気を付けないといけないね。天然も程々にしないといけない。
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