コーポレートサイトに載せる映像はどんなものがよいのか。

結論は『企業コンセプトの体現化』。


まず、企業のコーポレートサイトというのは、ブランドイメージを表現する上でかなり上位にくる大切な場所です。WEBデザインや写真もこだわって制作されていると思います。

良質な商品を提供する会社が、商品に伴わないサイトだと信用性も落ちて商品購入率も落ちてしまう可能性があります。

では、サイトの構築やデザインはその道のプロに任せるとして、

私としては、今必要とされているコーポレートサイト映像の重要性と、どんな映像が必要なのかを改めて考えてみたいと思います。

まずはサイト映像の重要性について

「かっこいいから」「商品を伝えやすい」などザックリとした答えはもちろん間違いではないですが、大きく二つに分けると

①クリック数アップ

市場調査でもわかりきっていることです。単純に映像を取り入れる理由になると思います。サイトのクリック数がアップするということは、認知度アップに直接関わってきますから、理由がない限りはやったほうがいい。

②ブランドイメージの発信

コーポレートサイトに人を集めていきたい企業、ブランドイメージを発信し切れていない企業は、サイト立ち上げやリニューアル時に、映像を載せて差別化していくことができます。映像の良さは、動きがあることで雰囲気を感じ取ってもらえることが大きいです。写真やテキストで伝えきれない『雰囲気』を伝えらえることは、ブランドイメージを発信する上で非常に大切な役割になります。社長、社員、商品、社内など、企業が発信したい魅せるべきコンテンツを発信しましょう。かっこよく社員を見せたり、普段見せない社内の作業を見せることでファンの定着(ブランディング)にも繋がりますし、結果、採用にも繋がります。

この二つが、コーポレートサイトに映像を載せる重要性なのではないかと思っています。

では、どんな映像が必要なのかというと、重要性②の「ブランドイメージの発信」から考えるべき

コーポレートサイトには、企業情報沿革、商品サービス、実績など必要な項目が整備されています。そこにさえたどり着けば、企業が発信したい内容が理解できます。

なので、コーポレートサイトトップには、商品情報を細かく載せるのではなく、

ブランディングの一環として「企業コンセプトを体現化」することが重要ではないかと思います。各企業には、『社長が大事にしているキーワードや合言葉としていること、目指している姿』が必ず存在します。そのコンセプトを映像で表現することによって、サイトに訪れた人を虜にできたら最高です。もちろん映像自体の質(構成や色、編集諸々)にもこだわる必要があります。実写の方が伝わりやすいですが、企業によってはアニメーションもありです。

「商品情報を細かく載せる必要はない」と書きましたが、商品情報を載せることが“悪”ということではなく、商品を細かく知ってもらう場所ではないという意味です。あくまで企業TOPの映像なので、ひとつの商品を売り出す場所はほかに作って見せた方がよいということです。細かく映像で伝えたい場合は、商品紹介ページに映像を載せましょう。


自分なりに「映像の重要性」と「どんな映像が必要か」をまとめてみましたが、

「企業コンセプト体現化」する映像を作るには、企業を深く知っておく必要がありますね。「社内の雰囲気を見せたいから映像撮って作って!」と言われても、冷静に一度立ち止まり、どんな印象を与えたいかを共有してからディレクション、撮影、編集を行っていきたいです。

おわり

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