見出し画像

中山咲月さんが大好きって話。

今回は以前から好きだった中山咲月さんという人について、少し自分の中でポジティブな転換があったので、改めて書いていく。

好きになったきっかけは簡単。
三年前のある日に、
テレビに出ていた超絶美青年に私は釘付けになった。
まるで電流が走ったみたいに「この人は最強だ!」と思った。

すっと通った鼻筋、セクシーな口元、長いまつげにふちどられたきらきらの夜空みたいな瞳。
かっこいい服を着て、クールに微笑んでいるテレビの中のあの人に、私は一瞬で虜になった。


SNSをフォローして、写真を検索して、動画を探して、
咲月さんの最強な姿を摂取しているうちに、
何の取り柄もない自分との共通点を見つけた。

生まれた性が、自分と同じだった。

私の世界がひっくり返る音がした。

私も、こんな風にかっこよくなりたい。
頑張れば私でも、かっこよくなれるのかもしれない。
嬉しかった。
女でも、かっこいい服が好きでいいんだ!って思って、すごくすごく嬉しかった。

私は、メンズファッションが好きだ。
かっこよくなりたい。いつもそう思っていた。

しかし。
私の性別は女である。
しかも別に普通に男の人を好きになることが多かった。性自認ももちろん、女だと思う。
自分の身体にそこまでの違和感を抱いたことはない。好きではないけど。

私は女だから、努力して『かわいく』ならないといけないと思ってて、
女性として綺麗にならなくてはいけないんだと思っていた。

女の自分には『かっこいい』は似合わないし、
だから私は頑張ってかわいくなって、イケメンと付き合って、自分の大好きな格好を彼にしてもらって、一番近くでそれを眺めるんだーって、思ってた。

………でも、かわいくなる努力をするやる気はあんまりモチベが上がらなくて出来なくて、
というかそもそも自分の好きな格好はそれじゃないから当たり前なんだけど、とにかく上手くいかなくて。
すごくモヤモヤしていた。

そんなときに出会ったのが、中山咲月さんという存在だったのだ。

大学二年生の夏、私は初めて髪を刈り上げるくらいまで切った。
前髪重めの黒髪マッシュ。
咲月さんみたいになりたくて、髪型を真似して、
自分のことを少しだけ好きになれた。

それからしばらくして、咲月さんがドラマに出て、麗しくてそれが嬉しかったり、色々あったけど、

一番悲しかったこひとつと、嬉しかったことをふたつ、書きたいなと思う。

まず悲しかったこと。
実は、これがしばらく咲月さんの情報を追いかけまくるのをやめた理由になるんだけど。
ある日のSNSで、咲月さんが
「特にメンズファッション好きって訳じゃない。かわいい格好は自分には似合わないし、消去法的に今の格好にたどり着いた」
っていう主旨のことを話されていて。
(今思うと多分なんか色々あった時期なんだと思う、本心じゃないかもしれないし、そもそも私の中の記憶だから実際に字面通りの発言ではないです)

私は、かっこいい咲月さんが大好きなのに。
メンズファッションが大好きなのに。
かっこいい服を、かっこよく着こなす、きらきらした姿が大好きなのに。
私が憧れた姿は、消去法だった………?

どうしていいか分からなくなって、悲しくて。
やっぱり女に生まれた私がかっこいい服を着たいとか変なのかもとか、色々考えて。

今思うとなんて情けない自分なんだ、と思う。
自分が未熟だったから、咲月さんに価値観を頼ってしまっていたんだ。だから悲しい気持ちになったのは私自身のせい。勝手に理想像を押し付けて、ショックを受けて、私はなんて良くないファンだなぁ、と、今では思う。

最終的に、これ以上自分が傷つくのが怖くて、そのときから私は咲月さん発信の情報と意識的に距離を置いていた。

次に嬉しかったことをふたつ。

ひとつめは、咲月さんが仮面ライダーに出演されたこと。
女としてとか、男としてとか、ではなく、中山咲月という最強の存在にしかできない『かっこいい』を、作品の中で表現していたこと。
それがすごく嬉しかった。
私に勇気をくれた「かっこいい」がそこにあって、しかもそれが最強にかっこいい仮面ライダーの世界に存在してるということがとても嬉しかった。

もうひとつめは、
今の気持ちを改めてブログにして教えてくれたこと。

悲しかった出来事以来、ずっと咲月さんのSNSから離れていて、発信される言葉を見れてなかったんだけど、
たまたま通知が来て、本当にたまたま、ブログを読むことができた。


これから発信する言葉を信じて欲しい。
男とか女とかじゃなく、中山咲月として見て欲しい。

ブログでそうやって気持ちを伝えてくれたから。

それを読めて、
長い間私の心につっかえていた悲しかった記憶が取り払われていった。

私は咲月さんが好き。かっこいい咲月さんが好きで、
これからも最強な中山咲月さんを、応援していきたいなぁ、と思ってこのブログを書きました。

愛を込めて。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?