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よる。

何かを忘れようとして

それを飲みほす

のどが熱い

意識が迷子


思い出したくなかった


私の中から無くそうとしていた

なくならなかった


溶けきれず残ったシュガーのように

ざらりとしていた


君の名前を呟いた

それは落ちて何処かに転がっていった


それを見つめた


見えなくなってから

もう僕のものじゃないって気づいたんだ


時計の針を指で戻しても

時はずっと進むだけ

立ち止まりたい

進みたく無い


土を踏みしめた

唇をかんだ

見つめた空のあおは

おれんじ色の光を受ける


反対だったね

真っ白なんてなかったね

なんて、わけもわからないこと言ってさ


もう少しさ、もう少しだけさ。

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