今までテニプリを回避してきた人がようやくぶつかった話


はじめまして、まめと申します。

かれこれ人生の半分以上を何かしらのオタクとして過ごしてきましたが、テニスの王子様は全くノータッチでした。
恐らくこの先も天変地異的な出来事がなければ触れる事はないんだろうなと思っていたんですがね…



・天変地異は突然に



最近は某男性アイドル事務所のプロデューサーをしているんだが、そのジャンル繋がりのフォロワーさんでテニプリやテニミュを履修している方が多くいる。
フォロワーさんがテニミュの現場に行っているのを微笑ましく思ったり、定期的に出るテニプリの話題を外から眺めていたりしていた。
今回も例に漏れず、先日のドリライの話で盛り上がるTLを見ていると「テニミュに中河内雅貴が出演している」という情報を得たのだ。


なかごうちまさたか?あの中河内雅貴?


実は自分、ミュージカル薄桜鬼(通称:薄ミュ)を毎年観劇しに行くほどのファンである。
現地に行き始めてまだ3年ぐらいほど。
中河内雅貴さんは約数年前に新選組の宿敵である鬼の頭領・風間千景役として出演していた。
中河内さんの歌声が本当に大好きで、歴代のどの風間千景とも違う風格と優雅さが印象的だった。

でもこれがテニプリを履修しようと思った決定打ではない。
薄ミュとテニミュはかなり出演キャストが被っていた事は知っていたので…
問題は中河内さんが1st seasonで演じていたキャラクターである。



仁王雅治


「コート上の詐欺師(ペテン師)」
「悪魔をも騙せる男」
常に飄々とした態度で本心を悟らせようとしない。またいたずら好きで人をからかったような物言いをする。
基本自由奔放かつマイペースに行動することを良しとし、誰かに縛られることを嫌う。だがチームのことに関しては意外としっかりとした一面も見せ、チームの勝利のためには忠実に働いているようである。

一部pixiv百科事典より引用





こ、こういう男に弱いんだよなァ〜〜〜〜



風に吹かれてたら飛んでってしまうくらい軽い男が実は義理人情に厚くて、しかも隠していたそれが顕になった時の旨みたるや。
そしてなにより顔が良すぎる。
銀髪。ホクロ。したまつ毛。
顔がいい男といえばこの3要素だって枕草子でも書かれてたでしょ!!!!(書かれてない)


そして極め付けはこれだった。



これから大好きになる予定の男を大好きな男が演じていたのである。

くぼひでも薄ミュの土方歳三役で知って大好きになった俳優さんだ。
推しと言えるほど追ってはいないが、その姿は私にとっての"理想の土方歳三"だった。
今年4月に上演された真改土方歳三篇のくぼひでの演技に開始数秒で手に持っていたタオルを死ぬほど握りしめて号泣した。
ずっと見たかったんだよくぼひでの土方歳三篇が〜〜〜(泣)

もうこれでテニプリ及びテニミュを履修すると心に決めた。
人生、本当に何が起こるか分からないなと心の底から思った。
とりあえずフォロワーからの情報提供と自らの情報収集により下記の事がわかった。



・アニメの関東大会と全国大会の青学vs立海戦は見たほうがいい

・くぼひでが仁王役をしているのは2ndシーズン。同シーズンには廣瀬大介、味方良介、輝馬が出ている←これを知って白目を剥きかけた

・学園祭の王子様の仁王ルートがめちゃくちゃ良い



とりあえず、仁王との出会いを果たした翌日に中古で2ndシーズンの青学vs立海戦の円盤を購入した。
とりあえずじゃねーよ。


通勤ルートの途中にブックオフがあるっていいな。
※書いてるのは某ジャンルにハマって1週間でライブチケットを申し込みするような人間である

パッケージに「入浴料同梱無し」と手書きされており、それが原因で会計時にただでさえかなり安い定価から値引きされた。
入浴料を特典にするジャンル、ヤベェ。

・テニプリという大海原


履修するべきものは分かったので、まずはアニメ版「テニスの王子様」の関東立海編を見始めた。(対仁王・柳生戦を見終わった時点でこのnoteを書いている)
正直、仁王雅治とはどんな男なのか知れればいいな程度の感覚だったが、甘すぎる。甘すぎるよ、ホントお前は。

初戦の対丸井ブン太・ジャッカル桑原戦の桃城と海堂に大興奮してしまった。
あんな「ライバルだからこそお互いを分かってる2人」のお手本みたいなのを出されてスルーできる人間なんていないだろうがよ!
桃城が海堂から渡されたバンダナを怪我した膝に結んだ後、海堂の顎を軽く小突くシーンに心の中でスタンディングオベーションした。
ありがとう。いいバディです。(太田胃散のCMの言い方)
桃城・海堂ペアに胸を熱くすると同じぐらいに色んな所が面白くて大笑いしながら夢中で見ていた。
黄色く発光するテニスボールとか、テニスしてるのに今にも人を殺しそうな目つきの海堂薫とか。そしてスーパーグレイト桃城スマッシュ。
テニスコートにボールがめり込む事って現実でも結構起こる事なのかな…?と思い始めたため、早急に現実のテニスについて勉強しなきゃなと思った。このままだと異次元テニスに洗脳される…


そして次はいよいよ対仁王・柳生戦。
仁王の得意とするイリュージョンがどんなものなのか見れるかな?あの特徴的な言葉遣いどんななのかな?とワクワクドキドキしていたら思わぬ方向から攻撃を喰らって失神した。


このモヤモヤはいつ晴らされるの!?誰か教えて
まさか全国大会編までお預けなんて言うんねぇだろうな……

いきなり人物紹介で提示されているキャラクター像ではなく、ペアを組んでいた人間が自分なしでも強いという事実が分かり、それを「勝利するためなら気にしない」とあっさり受け入れてしまう仁王雅治の「心の隙間」のようなものを見せられてしまった。しぬ。

これはもう仁王雅治のバレキスで中和するしかないですやん(※あると思ってない)とヤケクソになって調べたら本当にあった。しんだ。




本当にフワッとした仁王雅治と立海大の雰囲気を把握した所で爆速購入したテニミュを視聴。
脳直で打ちまくった感想がこちら。
予想以上に小さくなったのでもう爆速でスクロールしてください……


内容もクソもないけど、とりあえず動揺してる事が伝われば大正解です。

Good Bye Todayでキャストがボロボロに涙腺崩壊しているのを見て思わず貰い泣きした。
これは個人的な考えだけど、この頃の2,5次元ミュージカルって所謂黎明期と呼ばれる時代で正直技量的にはまだまだな新人俳優さん多かった印象がある。(ちなみに薄ミュも2nd青学立海と同じ2012年に初演を迎えている)
キャスト達が自分達の全力を出し尽くすような熱量と未熟だったキャスト達が回を重ねる毎に確実に成長していく姿を見る楽しみが今よりも大きかったのかなって思ったり。
少なくとも私は初演斎藤一篇でド新人で主演を務めた松田凌が最後に出演した風間千景篇で完全なる斎藤一に成長したことにえらく感動したので。



・クソ長きテニプリの道


テニプリ、まさかのスマホゲームもあるしちびぐるみ実装されてるし当たり前だけどバリバリに今をちゃんと生きてるコンテンツだ………
長年の歴史+新たな供給についてこれるか正直不安を超えて未だ全容を把握しきれてないので分からない……!!!
多分めちゃくちゃクソデカコンテンツだと思う。
仁王雅治のちびぐるみ実装、待ってます。私はもうモーリーファンタジーに命を売りますから…
テニミュの公式が大量のオフショットを流して下さってたのも印象的だった。しかも一つ一つちゃんと文章付きで。ちゃんと役名呼びなのアツい。すっごいあったかい公式。


色んなジャンルにハマった時にいつも思うんですが、どんなに数年間何かと理由をつけて回避し続けてきたジャンルも堕ちる時は本当に一瞬だし、いつ来るか本当に分からないものだなと。

生来、新しい事を知ったり学んだりすることが好きな人間なのでもっともっとテニプリについて知っていきたい。

とりあえず実装されてるバレキス全員分聴けばいいですかね?

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