アコースティックで伴奏

先日、地元で伴奏仕事でした。
治してもらったラリビーはピエゾもバッチリでした。

どうせなら、と前からお気に入りのPresontsのマイクプリ(ガリが出やすいのは玉に傷)を通してセンドリターンでアレシスのコンプ通してあとは卓の方でイコライジングとリバーブ。
コンプはけっこう使い方難しいですが、アタックが調節できる場合は弾いた音はそのまま出るように遅めにして波形の後ろを持ち上げるようにセットすると中々良い感じでした。

イコライジングは前日の夜にウチでシミュレートして。
ハイとローを上げ目にして爪やピックの当たる音が気になる1khzくらいをカット。

お店にあったヤマハのREV7は良かったなあ〜。
自然な感じのかかりで。
リバーブは安物はダメですね。

とても良い音がしたのでそれだけで満足でした。

弾く方の事も少し書いてみます。

歌の伴奏の時に気にしてる事はいくつかあって。

まずは音量。
出過ぎても引っ込み過ぎてもいけない。
今日はボリュームペダルとかを持って行かなかったし、卓も本番中に誰がいじってくれるわけでもない。
でも今度はボリュームペダル持って行きます。
チューニングの時に音が出てるのは頂けない。

こういう時は自分の弾き方だけが頼りです。
イントロ、歌の合間は音量を上げて歌が入れば落とす。
聴いてる人は気にしてないと思いますが、これができて初めて歌う方は気持よく歌える。
同じような事を弾くのでも音量を上げたり下げたりできないといけません。
音量を変える、というのはけっこう難しいことなんでしょうが。

後は伴奏はギターだけなので、コードのボイシングも気を使います。
同じコードならいつも同じ押さえ方で弾いていては広がりも出せない。
メロディをちゃんと分かった上でなるべくメロディの音とコードのトップノートが同じにならないようにする。
わざと曲の大事なところでは同じにする事もありますが。
これを気にしないようでは歌の人は気持良く歌えません。
音を外しちゃうような人の場合は同じほうがいいかもしれませんが、ある程度歌える人ならトップノートとメロディでハモりになるようにしてあげることで音に広がりが出ます。
そのためには同じコードのいろんなボイシングを知っておく必要があります。

歌の合間にはオブリガード的に音を動かさないといけない。
これはアドリブと一緒です。

また伴奏のパターンもなるべくいろいろ知ってるほうが良いと思います。
Aメロとサビで同じコード進行でも違う弾き方をしないとダメです。

アコギ一本で伴奏というとこういう事が全部自分にかかってきます。
腕次第、ということです。

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