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エベロンの歩き方

この記事はエベロンという世界について紹介するために書かれた記事です。エベロンという世界の概要を簡単に紹介しています。
これからエベロンを遊んでみようとしているDMやエベロン世界でキャラクターを作成する際の参考になれば幸いです。

エベロンについて知っておきたい7つのこと

魔法により発展した社会:エベロンは科学ではなく魔法によって発展した社会です。エベロンでは社会の隅々まで魔法が行き届いています。常時照らされる魔法の街灯、空飛ぶ船、大陸の隅々に張り巡らされた列車網など脅威の魔法によって人々は文明を享受しています。文明レベルとしては1920年代アメリカや大正時代の日本、ヴィクトリア朝イギリス後期などをイメージするとよいでしょう。

最終戦争:最終戦争と呼ばれる世界中を巻き込んだ戦争は100年続きました。この戦争によって各国家は痛手を受け、2年前に和平が結ばれ戦争が終わったあともその傷跡は各地に残っています。

モーニング:最終戦争の末期に悲嘆(モーニング)と呼ばれる魔法災害が起こり、サイアリという大国の国土のほとんどを飲み込んでしまい、サイアリは滅びました。かつてのサイアリの国土は今は不気味な霧が多い、不気味な生物や破壊をもたらす魔法が蔓延る荒地へと姿を変えています。モーニングに巻き込まれず生き残ったサイアリの人々も故郷を失い難民となって大陸の各地へと身を寄せていますが、かつての敵国民である難民に対して現地住民は概ね侮蔑と迫害を加えています。

ドラゴンマーク:ある特定の血筋の者の体に現れる魔法の刻印をドラゴンマークと呼びます。ドラゴンマークは全部で12種類あり、それぞれのドラゴンマークはある特定の職能を強化します。例えば創造のマークは鍛冶師や機械工の技を強化させ列車やウォーフォージドと呼ばれる機械人間など様々な発明品を生み出すことが出来ますし、嵐のマークは天候を操り飛行船や高速ガレオン船を操ることが出来ます。

ドラゴンマーク氏族:共通のドラゴンマークを受け継ぐものたちはドラゴンマーク氏族と呼ばれる血統による集団を形成して、ドラゴンマークの力によってそれぞれの得意とする分野の経済活動を国家を超えて牛耳っています。

ウォーフォージド:最終戦争の末期に創造のマークを司るカニス氏族は機械人間とでも呼ぶべき脅威の戦闘機械ウォーフォージドを作り出しました。ウォーフォージドは鉄と繊維によって作り出された人工物でありながら、明確な感情と知能を持ち、戦争終結後は権利が認められ社会に受け入れられました。しかし、戦争のために生み出されたウォーフォージドは戦争が終わった後の世界でどのように生きれば良いかを見つけることが出来ない者も多く、そのような者たちは世界での自分の居場所を見つけることが出来ずに苦悩しています。

塔の街シャーン:大国ブレランドの海沿いの盆地に築かれたシャーンは人々の努力とその土地が持つ魔法的な性質も手伝ってエベロンで最大の都市になっています。雲を突き抜ける巨大な塔の群れは人々を圧倒して、この街に塔の街という名を与えています。多種多様な種族、国籍を持つ人々が集まっているために様々な儲け話や冒険のタネがあちこちに転がっています。塔の上層部には貴族や裕福な市民が住み、世界で最高のサービスを享受しています。しかし、塔によって日光が遮られている下層には、戦争によって押し寄せた難民、失業者などが苦境に陥っています。また、街を影で牛耳るマフィア同士の抗争などが行われており、決して安全な場所ではなく、この街に住む冒険者たちにも時には危険が迫ることも多いです。そのような性質を持つためにこの街を舞台にしたシナリオが多く、またキャンペーンの始まる舞台となることも多いです。

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