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SUL注目チームインタビュー#8 「大同叡智」DUEC


Shadowverse University League(シャドバ大学生リーグ)の運営を行っている“SUL学生実行委員”では参加サークルや選手に注目したインタビューを行い、大学生リーグならではの視点でシャドウバースの競技シーンに切り込んだ記事を発信する。

(第7回同志社大学e-sports circle CIMAの皆さんへのインタビューはコチラ。)
SUL注目チームインタビュー#7「呉越同志」同志社大学e-sports circle CIMA|SUL学生実行委員会 (note.com)

「SUL注目チームインタビュー」第8回目は2ndシーズンでGF進出決定戦を勝ち切り、見事Shadowverse University League 23-24 GRAND FINALSへの進出を決めたDUEC(大同大学)さんにお話しを伺った。


ご協力いただいた方

山田選手 (@Regice_D200

チームのリーダー。
特に苦手なデッキはなく任されたデッキを使いこなすオールラウンドプレイヤー 。
好きな選手はレバンガ☆SAPPOROの構築勢。

 たれ選手 (@Tare_sv

チームの持ち込みデッキの中でも比較的難しいデッキを担当。
RAGEのプレーオフに2回進出するなど確かな実力を有する。
好きなカードは≪堕落の漆黒・アザゼル≫。

ミナガセ選手 (@ara_ara75

今年からサークルに参加したフレッシュマン。
プレイスタイルとしては堅実なプレイを心掛けている。
好きなカードは≪バトルキョンシーガール≫。

rock選手  (@rock_shadow97)

コントロールデッキを得意とするプレイヤー。
環境であまり使われていないようなマイナーなカードが好きで、マイナーカードを環境デッキに採用できるかどうか試行錯誤をすることが好き。

佐助選手 (@tigu3asu8

インカレ制度を利用して参加している。
環境上位のデッキをしっかりと練習して使いこなすプレイヤー。
Unlimited Master Pointランキング79thSeason覇者であり、今年開催されるShadowverse Grand Master Finals 2024への出場が確定している。

ぷい選手 (@fgh975t

インカレ制度を利用して参加しており、チームの監督役。
強いデッキを強く使うというシンプルイズベストなプレイスタイル。
過去RAGEのプレーオフに2回進出、RAGE Shadowverse 2023 Winter(前回)ではマネーフィニッシュなど実績十分な選手。
リノセウスを愛するプレイヤー。

Page1 サークルの特徴

・日々の練習

━皆さんは普段どのように練習をされていますか?

山田:基本的にみんなアマチュアチームに所属しているので普段は各々活動しています。試合がある週は水曜日ぐらいに持ち込むデッキの仮決めをして、金曜日ぐらいにみんなでプレイを確認し合って実際の持ち込みを確定させます。

━試合のあるなしに関係なく定期的に皆さんで集まったりはすることはありますか?

山田:定期的な集まりは特にないですね(笑)

佐助:定期的な集まりはないですけど、GF進出決定戦は特に大事な試合だったので集まる頻度は多かったです。

ミナガセ:僕のプレイの指摘を何回かしていただきました(笑)

ぷい:基本的なスタイルとしては普段は各自で練習をしてプレイなど不安なところがあれば試合の前日に集まって改善していくようにしています。

山田:ミナガセ君は今年から競技的にシャドウバースに取り組み始めたということもあってたまに大同大学のサーバーに呼んでみんなでプレイを見てあげたりしていました。

━ミナガセさん自身が自主的に通話を開いたりはしていたんですか?

佐助:というよりかはぷいさんが積極的にミナガセ君を呼び出していました(笑)

ぷい:「プレイが怪しいから来い!」って言って呼んでました(笑)

━面倒見のいいひとが多くていいですね!

━みなさんは1日にどのぐらいの時間練習されるんでしょうか?

山田:普段の練習が各自でやるということもあって結構みんなバラバラです。自分は少ない時は1時間ぐらいで試合前や新弾がリリースされてすぐは6時間ぐらいやっています。

ぷい:僕はやらない日もあれば10時間以上やっているときもあります。寝る以外シャドウバースやってるみたいな日もありますね(笑)

━自分ひとりで練習をするのとアマチュアチームやサークルなど誰かと一緒に練習するのとではどちらの方が割合としては大きいんでしょうか?

ぷい:日によるんですけど大体5:5ぐらいですかね。

たれ:自分はひとりでやることの方が多いと思います。そのほうが集中できるので

佐助:自分も一人で練習することの方が多いです。

━個人の実力の高さが感じられますね

ミナガセ:自分は人と一緒にやることのほうが多いですね

山田:ミナガセ君はしっかり面倒見ないとね(笑)

・インカレメンバーについて

━インカレメンバーの2人にお聞きします。どのようにして大同大学さんのサークルに参加することになったのか経緯を教えていただけますか?

ぷい:僕が在学している大学では先輩が2人卒業してしまってメンバーが足りずに大学生リーグに出ることができなくなってしまいました。そんな時、本日インタビューに参加していないのですがサークルメンバーのあああああさんがラーメン屋さんで僕を誘ってくれました。それがきっかけで参加することになりました(笑)

━詳しく教えてもらってもよろしいでしょうか????

ぷい:僕がShadowverse EVOLVEをやっていてショップ大会にちょくちょく参加していたんですけど、ある日のショップ大会の帰り道にあああああさんとラーメン屋さんでラーメンを食べていたときに誘われました(笑)

━なんだか運命的ですね(笑)

一同:そうなんだ(笑)

ぷい:言ってなかったっけ?(笑)

一同:初耳(笑)

━佐助さんはどのような経緯で参加されたのでしょうか?

佐助:自分は現在所属しているアマチュアチームの影響でサークルに参加しました。去年の3月ぐらいに大学生リーグの存在を知って、自分が所属するアマチュアチームで大学生リーグについて詳しい人がいないか質問したところ大同大学のOBの方がいて、その方が「よかったらうち(大同大学)でやってみない?」と声をかけてくれたので、その人の紹介で大同大学のサークルに加入することになりました。

ぷい:佐助さんが加入したときはちょうど主力メンバーの2人が卒業してしまった時だったので佐助さんが入ってくれて本当に助かりました。

佐助:サークル加入当時は自分がローテーションを始めて間もない頃だったので、特にこれといった実績もなかったのですが、そんな自分を拾ってくれてありがたいなと思いました。

━サークル加入以前はアンリミテッドをメインでプレイしていたんですか?

佐助:そうですね。アンリミテッドをメインでやっていたのですが昨年のShadowverse Grand Master Finals 2023の出場をきっかけにローテーションに転向しました。

━2年連続のShadowverse Grand Master Finals出場すごいですね!!

・私生活とシャドバ

━シャドウバースをやっていて何か私生活と結びついたことはありますか?

ぷい、たれ、rock:就活のときに役立ちました。

━どんなふうに役立ったのでしょうか?

rock:学生生活で頑張ったことを聞かれたときにシャドウバースのことを話しました。

ぷい:シャドウバースのことを話したら結構いいリアクションをもらえました(笑)

rock:大学の就活をサポートしてくれるところでシャドウバースについて話しても問題ないかどうか相談したところ全然問題ないと言われたので、自分自身の強みとして積極的に就活で話すようにしています。

山田:自分も現在就活をしていて、サークルの部門長やっていることや大学生リーグに参加して勝っていることを話すといいリアクションをもらえます。

━自分も就活で活用してみようと思います!(笑)

ぷい:シャドウバースをやっていると話す力が身につきますね。

山田:自分のデッキやプレイの方針の話をする際に、論理的に話をする必要があるのですが、そういった経験がほかのところにも活かせているのかなと思います。

ぷい:ミナガセ君のような競技的に取り組み始めてまだ日が浅いような人に、どうやったら伝わるのかを考えて話したりしますね。

━確かに話す力はすごく大切ですね。

Page2 戦術について

・デッキ決めについて

━BO9をするにあたって5つのデッキを持ち込まなければなりませんが、持ち込むデッキはどのように決めていますか?

ぷい:まずは環境的に強いとされているデッキを5つ選択します。そしてその中で比較的難しいデッキを自分とたれさんと佐助さんが担当して、ほかの2デッキをほかのメンバーに担当してもらっています。

佐助:自分とたれさんとぷいさんがサークルメンバーの中で一番シャドウバースに取り組んでいるので、ほかのメンバーがまず自分の握れそうなデッキを担当してもらって、残った比較的難しいデッキをこの3人で担っているという感じですね。

━まずチームで5つデッキを決めて、そのデッキの難易度やプレイヤーの技量を加味して振り分けていくというスタンスなんですね。

山田:自分は競技勢がBO3の試合においてあまり持ち込まれないようなデッキを任されることが多いですね。

━俗に言うTier2、Tier3と呼ばれるようなデッキのことでしょうか?

山田:そうですね。今回のGF進出決定戦でも「ランプドラゴン」というBO3の試合ではそこまで多く持ち込まれないデッキを任されました。

佐助:いつもお世話になっております(笑)

・投げについて

━投げについてお聞きしたいのですがデッキの投げ順に関してはどのように決めていますか?

ぷい:基本的には僕とたれさんの主張が強いですね。

rock:黙って聞いてます(笑)

たれ:プレーオフのときはぷいさんが読みを外すので自分が考えたり、ぷいさん以外の意見を優先して取り入れてました(笑)

ぷい:僕はきちんと理由付けて話すんですけどなぜか全部外すんですよね…(笑)

一同:(笑)

ぷい:「~な理由で相手が〇〇を投げてくると思うんだけどどうかな?」って言ってみんな自分の考えに同調してくれるんですけど大体外れるんですよね…

山田:相手がぷいさんと同じ考えとは限らないから(笑)

ぷい:試合の中盤になって自分が読みを外しまくるので、そんなときにたれさんがバシッと意見を言ってくれてそれがよく当たるので信用してます(笑)

山田:あとは選手のメンタルを考慮するようにしています。連投しすぎると選手自身に負荷がかかりますし、メンタルが不安定な状態で送り出すとプレイも安定しないので選手のメンタルも考えるようにしています。

・GF進出決定戦に向けての取り組み

━1月5日に能力調整があり、デッキ登録までおよそ2日間と短い時間での調整だったと思いますがGF進出決定戦に向けてどのような取り組みをしましたか?

ぷい:正直、能力調整はないと思っていたので4日に能力調整の発表がされた時は驚きました。当初、自分たちは「マナリアウィッチ」の持ち込みが確定していて、その他のデッキは直近のJCG Shadowverse Openや7日に行われるRSPT(RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR)で持ち込まれるデッキを参考にして決めようと考えていたのですが、4日に能力調整の発表があり「マナリアウィッチ」が弱体化してしまったこと、RSPTのデッキ登録機関が5日に延期になったことにより当初の予定で持ち込みデッキを確定させることができなくなってしまいました。

そのときは「デッキ決まんないな~」って嘆いていました……

それでもプロの考え方というのはとても参考になるのでサークルの方針としては発表されたプロのデッキを信じていこうと考えていました。

━ちなみにGF進出決定戦に向けての動き出しはいつぐらいからやっていたんでしょうか?

山田:新弾がリリースされてすぐですね。

ぷい:「〇〇のデッキ強いよ」なんて情報共有とかはしていました。

佐助:GF進出決定戦に出場するメンバーの中で一番プレイが不安だったミナガセ君に「マナリアウィッチ」を使ってもらう予定だったんですけど、その予定が崩れてしまって代わりのデッキを見つけるのが大変でした。

山田:ミナガセ君には前期から触っていたということもあって「エルヴィーラビショップを使ってもらうことになりました。

━「マナリアウィッチ」の持ち込みを断念してから「エルヴィーラビショップ 」を採用するまでの経緯はなんでしょうか?

ぷい:能力調整により環境的に「マナリアウィッチ」の母数が減ったので、「エルヴィーラビショップ」の立ち位置がよくなったと思いました。

山田:もともとBO3環境において「カステルエルフ」というデッキが「マナリアウィッチ」以外のデッキにとても強かったのですが、能力調整の影響で「カステルエルフ」の立ち位置がさらに向上しそうだなと予想しました。
であれば、「カステルエルフ」に対して比較的戦いやすい「エルヴィーラビショップ」の評価をあげてもいいのではと考えました。

ミナガセ:環境的に「エルヴィーラビショップ」のメタカードである≪漆黒の使徒≫が採用されるケースが少なかったことも立ち位置向上の追い風だったと思います。

佐助:新弾がリリースされて間もない頃且つまだデッキの開拓もあまり進んでいないという状態で、スタン落ちの影響をほとんど受けずに前期とほとんど同じようなデッキリストである「エルヴィーラビショップ 」はデッキパワーが高いと思っていたので自分がサークルに勧めました。

━調整期間が短い中でのデッキ選択は非常に難しかったですね…

・注目チームインタビュー恒例キャッチフレーズ

━このサークルにキャッチフレーズをつけるとしたら何にしますか?

一同:難しいな…

━サークルの特徴や共通点など何かありますかね?

山田:チームとしてあんまりまとまりがないんですよね(笑)

━それはそれで個性があっていいですね

佐助:そういうのなんて言うんだろ?

rock:ハイランダー?

一同:爆笑 確かに!

佐助:ハイランダーいいな(笑)

ぷい:まあでも四字熟語とかにまとめたいよな…

━色とりどりという意味では千紫万紅という言葉もありますけど…

一同:……

山田:大学生リーグに参加するために集まったメンバーなのでシャドウバース以外での交流があんまりないんですよね…

ぷい:僕はたれさんと親友だとおもってるけどね(笑)

たれ:1回絶交してるんだけどね…

ぷい:僕がたれさんとオールスター2pickで対戦したときに15連敗ぐらいしてしまって1回絶交したんですよね…

━そんなことが…

佐助:たまに深夜に決闘はじまるんだよな(笑)

山田:もう大同大学だから大同叡智にしとくか!

一同:おお~!

ぷい:それいいかもしれない!

たれ:じゃあそれで(笑)

━紆余曲折ありましたがDUECさんのキャッチフレーズは「大同叡智」になりました!

Page3 GFに向けての意気込み


━GFに向けての意気込みをお願いします。

山田選手 (@Regice_D200

大学生リーグに参加して過去最高の戦績を収めている状態で、サークルの雰囲気もとてもいいので自分の集大成を見せることができるように頑張りたいです。

 たれ選手 (@Tare_sv

サークルメンバーの中で自分が最古参で、初めてここまでこれたので頑張ります。

ミナガセ選手 (@ara_ara75

緊張してプレイミスをしないように頑張ります。

ぷい:頼むぞ!(笑)

rock選手  (@rock_shadow97)

自分はGFには出場しないので自分の分まで皆さんよろしくお願いします(笑)

佐助:頼まれました(笑)

佐助選手 (@tigu3asu8

拾ってもらった恩返しをしたいのと、もらった賞金でおいしいものを食べたいです(笑)大きな舞台で試合ができるのはとても楽しみなのでいいプレイができるようにしたいです。

ぷい選手 (@fgh975t

GF進出決定戦の最後の試合でうまいプレイができたと思うので、GF当日は配信卓でそのプレイが見せられたらなと思います。

編集後記

今回DUEC(大同大学)さんにインタビューさせていただいてまず初めに感じたのはサークル全体の雰囲気のよさであった。リーダーだけでなくほかのサークルメンバーも積極的にインタビューに応じてくれて実行委員も終始楽しくインタビューをすることができた。またシャドウバースを競技的に取り組み始めて日が浅い後輩のために、先輩が積極的に指導したというエピソードも聞くことができ、先輩と後輩のコミュニケーションという大学生らしい一面も見ることができた。
改めましてDUECの皆さん、Shadowverse University League 23-24 GRAND FINALSへの進出おめでとうございます。当日の皆さんのご活躍を楽しみにしております。

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