人間観察

この頼んでみることをしていくうちに、ある発見をする。
大きく分けて2通りの人がいるのではないか?ということ。

①可視化できて、やるべきことを感覚的に掴めてすぐ行動出来る人

②言われている意味、それに対して自分がどうすればいいのか納得するまで動けない人

当然②の人には苦戦する。
行動しないと言うのは「出来ない」「分からない」「やりたくない」の意思表示だと思っていたから。
だから以前の私は、「何でやらないの?」「考えてばかりで何も進んでないじゃん」ととても否定的に捉えていた。
でもそうじゃなくて、納得できるまでが長いだけで、
実際動き出したら緻密で細かいことによく気が付くんだよね。
だから②の人にはきちんと説明し本人が納得するまで待つ必要があるということを学びました。
またマニュアル類は②の人に最終確認してもらうと、
とてもいいものが出来上がることも身をもって経験しました。

私の場合、相手の伝えたいことや、次出てくるであろう言葉をある程度予測して言葉を発したり、こういうことやって欲しいんだろうなと先回りして行動することもあった。
あながちそれが間違っていないことが多かったから、
気にも留めないでいたけど、それって相手の世界ではなく自分の世界を見ていたのかも知れない。
どうしても、自分のフィルターを通して相手を見てしまうと、相手の真意、言葉にはならない本音を見付けるのが難しくなってしまう。

逆に私は何も言わないのに分かってくれてると
思っている節があった。
後々確認した時に「気付かなかった」とか
「そう思ってたんだ」「ちゃんと言って」と言われても、意地悪されているのかとすら思っていた。
だって、皆私と同じで気付けると思ってたから。

他にも、私が発した言葉で、「ああ、きちんと考えが伝わってないんだな」と気づいても、そのままにしていてちょっぴり険悪になったこともあった。
その場で言葉を選び直すこともできたのに・・・

これじゃいけないと、コミュニケーションを見直そうと思った。
「フラットに聞く」練習と、相手に伝わる言葉で届けられるように努めた。

そうすると、「自分の考えを押し付けよう」とか、
傲慢な私が顔を出さなくなった。

この経験から、今までは自分を基準にして相手を見てきたけど、私と他人は同じものが見えているとは限らない。
様々な種類の人間がいて、それぞれ見え方、それによって考え方の違いがあるのではないか?とそういう視点で人間観察をするようになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?