現在地を知る

周りを巻き込むことに成功し、業務として日々取り組んでくれる仲間達に感謝しつつ、次のSTEPへと取りかかる。

この帳票類は最終的に電子化させないと意味がない。

「見える化」が何よりも重要で、
その前段階の「基礎を理解させる」をまず徹底させ、
そこから応用を反復練習してきたので、
スムーズに電子化に移行できるはずだった。

だがしかし、大きければ大きい程、組織を動かすのは大変。

ちょうど会社が働き方改革だの、IT、ICTの普及だの言いだしたこともあり、いい流れに乗れると思いきや、逆に会社方針としてチームを結成しそこに私も参加させられるのであった。

リーダーは私と因縁がある。
私がテコ入れした書類の殆どがリーダーの部署のもの。
・本当にそんなことを業界はするのか?
・今やらなければいけないのか?
・もしそうなったらその時に考えればいいのではないか?
と言われ、この人は見えていないんだなと思った。
その時はこちらで全てやりますからと有無を言わせず行うことができた。

だが今回は一緒にやっていかなければならない、これは緊急事態だ。
リーダーは自分が絶対で皆を支配しようとし、
反対意見など言おうものなら、皆の前で処刑される。
建設的な話し合いが出来ないので、皆疲弊していった。

リーダーが最も致命的だったのは、数年経っても今後一番重要になる書類を軽視したこと。
これから起こるべきことがピントきてないみたいだ。

良き協力者になってくれたのが、勉強会に参加し今、実際にその業務をしている人達だ。
アクションを起こしてくれそうな数人に、逐一チームの進捗を報告していた。
そこでアンケートを取ったり、リーダーの案では何がダメなのか、原案に赤を入れてもらいチームと共有した。
援護射撃が功を奏して、他の人達も自分の意見を言うようになった。

だがリーダーには響かなかった。

これじゃ前に進まない。
チームとは別に進めることにした。
ここで私は管理職試験を利用し私が行っていきたいことを上層部に伝えようと立候補した。

電子システムを使うことは決定していたが、その中の帳票類にマクロを組みたい。
システムを組める部署にこういうのを開発して欲しいと提案書を出し、なるべく自動化し業務の効率化も図ることにした。

リーダーの案だと外注費、新たな人件費で年間2億近くの支出が出る試算だった。
私は今ある資源を使って行い、システムの維持管理費のみなので年間でも1千万以内で納まる。(実際、今のところ年間300万の支出だ。)

どっちを採用するのか一目瞭然だった。

私が仕事の3つの記事で伝えたかったことを総括すると、今後起こること(目的地)から、まずは現状(現在地)を知る行動をとる。
そこから何をすればいいのか考えて、その分野の詳しい人達に協力者となってもらい、目的地までの距離を短くする。
いくつかのSTEPを踏んで目的地へ辿りつく。
たとえ障害が発生しても、目的を達成する手段はいくらでもある。
これ何にでも応用できます。

この「現在地を知る」ってよく色んなブログに書かれていますよね?
私、無意識というか当たり前にやっていたんです。
無意識にできることって意識していないので、言語化されているのを見て、あっ!なるほど!!と点と点が線になった瞬間でした。

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