パートナーリスト


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彼と別れて半年以上が過ぎた。
今の私なら自分に合ったパートナーを見付けられるだろうと思い、パートナーリストを作成した。
求めるパートナーと、自分がこれから望む生き方を書いてみた。

私は斎藤工が好みだ。
あの顔、雰囲気、声・・・ドストライクである。
だから斎藤工が、ちょっとバカなことをやっても「もー可愛い!」ってなるだろうし、被災地でボランティアやったってニュース見て、「なんて心もキレイな人なんだろう」と思う。
だが、これがカンニング竹山が同じことをやったらどうだろ?
ちょっとバカなことをやっていたら「キモイ」って感じるかも知れないし、被災地でボランティアやったってニュース見ても「へぇ、そうなんだ」くらいにしか思わないだろう。
なので、外見などの要素は考慮しないで、二つから合致するものだけを最終的なリストとした。

例えばこんな風に。
「カートを押してもらい「これどう?」なんて言い合いながら買物に行く」が私の望んでいること。
これを一緒に叶えられるパートナーはリストの中のどれに当たるか。
また合致するのがリストになければ、リストに追加した。
そうするとシンプルなものだが本当に求めているものだけが残る。

出来上がったリストを見て、ビックリした。
パートナーリストに合致したのが「元彼」が一番しっくりきたからだ。

白状するが、彼と結婚話が進むに連れ、自分の中でブレーキがかかっていくのが分かった。
今まで理想を聞かれると背が高くイケメンで、私をリードしてくれる人と答えていた。
でも彼は穏やかでとてものんびりしている人
だから「本当にこの人でいいの?」と考えていた。

私はとても母の影響を受けていた。
昔から何かにつけ、私が好きになる人、付き合う人にジャッジをされていた。
「身長は高いの?」「顔は?」「どこの大学?」「勤め先は?」「割り勘するような男はやめなさい」と必ず言われていた。
だから付き合う男性は背の高いイケメンで有名企業だったり公務員が多かった。

母の価値観や理想があり、それを無意識に押し付けてられていることに私は気付かず過ごしてきたのだ。
自分自身と向き合って、この理想っていうのが、母から植え付けられた基準だったことに気付き愕然とした。
長いこと自分が求めていたと思っていた男性像を私は求めていなかった。
実際には彼のような真逆の人を求めていたから。

「彼しかいない」
心の奥底にしまい込んだ気持ちが爆発しそうだ。
会って話がしてみたい。
きっと今度はもっと素敵な関係になれる、そう思った。

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