リギングしてみた結果【Blender】
01.はじめに
皆さん、こんにちは。涼海と申します。
今回は、実際に簡単に作成した人型モデルにリグを組んで、簡単なアニメーションをつけてみましたので、そのメモを残しておきたいと思います。
今回もよろしくお願いいたします。
02.参考
今回の参考です。
基本的には参考をそのまま作っているのでもしこの記事のモデルを参考にしたいという方がいらっしゃいましたら、以下参考を見ていただけると幸いです。
毎度毎度のことですが、本当にありがとうございます。
モデリング
リグ
アニメーション
03.良かったところ
今回、私が作成して「ここうまくできたな~」というところです。
モデリング
・足首の前後の割り、つま先の割りがきれいにできた。
・肘、膝の割りの基本がちょっとだけわかった。
・全体的なプロポーションもそんなに悪くない気がする。
リグ
・デフォームボーンとコントロールボーンで分けて作成できて、よりわかりやすくなった。
・IK、ReverseFoot、動くセンターボーン、FKIK切り替えなど、リグの基本ができるようになった。
・デフォームボーンの回転軸を考えて設定することができた。
→次ボーン方向Y,第一回転軸X,第二回転軸Zと考えて、肩は上下を第一にした。
・デフォームボーンの位置をちゃんと考えておくことができた。もっと鍛錬は必要。特に肘、膝、足の付け根は良い位置となった気がしてならない。
・デフォームボーンのコンストレイントインフルエンスを制御するボーンをつけたのは良かった。あるとデフォームボーンの修正調整がしやすい。
アニメーション
・Linkを使って、別Blendデータでアニメーション作業をすることができた。
これめっちゃ良い。
・アニメーション用のエディタ(グラフエディタなど)を使って作業をすることができた。
今回Driverなども簡単に使えて、個人的には使いやすいものができたかなと思います。
04.今後修正したいところ
次に今後作るときに修正したいなあと思ったところです。
簡単にアニメーションをつけたことによって、「リグのこの部分がいまいちだったなあ」「モデルのこの形きれいに動かないなあ」ということが分かったので、モデルを作ったときにはちゃんと自分でアニメーションをつけることも大事なんだなって思いました。
モデリング
・肩周り、腰周り、胴体周りの割りに、より研究が必要。
→肩と腰がきれいに動かなかった。割りの数やどこをどう割るかの知識経験が必要。
胴体の割り、どこを曲げていきたいか、体の凹凸の理解ができていなくてめちゃくちゃ時間がかかってしまっているし、最終的には四角い体になっている。
・今回はつけていないが、ロールボーンのことも考えた割りを知る必要がある。
リグ
・見た目をもっとよくしたい。
→特に肩のボーンや太もものボーン、リバースフットのつま先立ち用ボーン、腰のボーン、脚IKのポールボーン。
ポールボーンは以下動画のやつ使ってみたい。
・首のIK?(向いた方向を維持してくれるリグ)も設定すると、「何かを見続ける」というアニメーションをつけやすいかもしれない。
・FKIKスイッチをPositionではなく、Rotationで作成したほうが良い?
→これ結構悩んでいる。
Positionの場合
Alt + G,R,S で数値を初期化するとき、GRSの順で初期化すると、Gで位置を初期化したときにスイッチがFKになってしまい、そのあとのRの初期化でIKボーンの回転を初期化できない。
Rotationの場合
見た目的にわかりやすいかどうか。あとBlenderの回転は個人的に使いづらさ(角度によって回転させづらい)がある。
また、Positonと同じようにRGSの順で初期化すると同じ課題が残る。
結局のところ、「初期化の際は注意して作業する」が一番なのかもしれないが、リグで改善できるところは改善していきたい。
・Linkでアニメーション作成用Blendデータに持っていくときに、カスタムプロパティに設定したものを触ることができない
→FKIKスイッチのようなボーンによる制御が必要。それか、Linkでもカスタムプロパティを変更できるようにする方法を調べて実行する必要がある。(2022/08/01現在、カスタムプロパティ変更できる方法見つかっていない)
・デフォームボーンをもっと簡単にできたら良い?
→こちらできたら良くなるのかどうかも不明。
具体的には、センターボーンとヒップコントロール用ボーン(DEF_Hip_Rotate_bon)がなくなると良いと思っているのだが、これがなくなることによる利点が「ボーン配置見た目わかりやすくなる」というだけで、最終画が良くなるというわけではないから、この修正点が必要かどうかもわからない。
・ヒップコントロールボーンの回転軸が高い
→人間の体の動き的に、具体的にはヒップボーンの位置にすると良い気がする。
・リバースフットのつま先立ちをもっとよくしたい
→具体的にはつま先立ち(1段階目)は90~80°くらいまで上げられるようにしても良いと思う。次に指先立ち(2段階目)は90°まで上げて良くて、その際に1段階目で曲げた指の部分を戻す必要があると思う。(足がまっすぐになるように。バレエダンサーのようになるのが理想)
・右側のボーン回転軸Yを逆にしてあげたい
→これで左右コントローラーを選んで同じ方向にボーンを動かすことができる(左右対称に動くため、アニメーションがつけやすくなる)。
右クリック > Switch Direction(Alt + F)でボーン自体逆にしてあげることは可能であるが、何か不都合が出てくる可能性もあるため、やってみないとわからないかも。
・腰、肩のウェイト理解が不十分
→知識、経験が足りない。それだけ。
・足指先で回転できるリグが欲しい
→IKでリバースフットを利用してつま先立ちをしたときに、足の回転軸がかかとのままだとちょっとアニメーションがつけづらい。そのため、つま先を軸として回転ができるリグがあると良い。これは「つま先」妥協して「かかと」「指先」の二つがあると良い。
アニメーション
・ポーズトゥポーズできれいにアニメーションがつけられていない。
→練度が足りない。
修正点はかなりありました。
次のモデルですべては難しくても、1つ2つでも修正できるといいなあと思っています。
05.さいごに
今回の記事は、私のデータを見ないとわからないことを羅列しており、人が読むようなものではないかもしれません。
しかし、もしここから何か発見がある方がいれば幸いと思います。
最後におすすめ作業用BGMを貼って終わりにしておきます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまたどこかで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?