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スプーンに一目惚れをした話

京都の中心に烏丸御池というエリア(交差点)がある。
昨年、そのエリアに"おしゃれ王将"と巷で呼ばれる「餃子の王将」ができた。
正式名称は「GYOZA OHSHO」で、オフィス街の女性をターゲットにしており、こじゃれた感じの料理もあれば、ワインなどのお酒も豊富にある。
コーヒーやデザートもあり、"カフェ"として利用できるのも特徴のひとつだ。

そんなおしゃれ王将でぼくの心を揺さぶったスプーンがこれだ。

この先っぽ。たまらない。
例えるなら、ソフトコンタクトレンズを裏返してしまったときのフチ
(↑ヘタクソ)

さすがフツーの王将とは違うだけあって、扱うスプーンもおしゃれだ。
このスプーンのことが気になって仕方なくなり、ネットでこの情報を探した。

初のコンセプトショップということもあり、オープン当時にはさまざまなメディアが取材に訪れていたようで、そのときの記事がたくさん見つかった。

なるほど、メニュー開発や内装には女性のプロフェッショナルが関わったらしい。
しかし、スプーンの情報がない。一切見当たらない。
「もしかして、特別なものではなく、王将のスタンダードスプーンなの?」

この疑問も含めて、SNSでこのスプーンの情報を求めた。
それでもそれらしき情報はまったく出てこなかった。

最終手段、直接問い合わせることにした。

ホームページの問い合わせフォームからメッセージを送ると、数日で回答があった。その要旨はこうだ。

「業者に問い合わせたが、一般への販売はしていない」

無念。

その報告をSNSの投稿に追記した。すると、心優しい知人がこんなメッセージを送ってくれた。

ドキドキした。

たしかによく似ている。先っぽの曲線はあのスプーンと同じだ。
すぐにポチッた。PokemonGOが配信されたときと同じ速さでポチッた。

二日後、届いたスプーンがこちら。

美しい。製造工場はものづくりのマチ、新潟は燕市。
ちょうど昨年「工場の祭典」で訪れたマチだ。

どうやらこの先っぽの曲線は意匠登録しているそうなので、王将のそれに似ているということは、おそらく同じメーカーに違いない。
ほぼほぼ同じだという確信を胸に、いざ「GYOZA OHSHO」へ!

上がOHSHOのスプーン。
下が購入したスプーン。

大きさ、先っぽはまったく同じ。ただし、持ち手の形状がやや異なる。

そこで、OHSHOのスプーンの裏側をチェックしてみると・・・。

「STAINLESS STEEL」という素材について書かれた文字の左側に、「K.K」の文字(ロゴ?)があった。

購入したスプーンの裏側の写真をよく見てみると・・・。

あった「K.K」の文字が!

形状はやや違うが間違いない、これだ!

メーカーでは一般むけに販売はされてないが、どこかの卸問屋さんがこうしてネットで販売してくれていた。
感謝!!

来年の工場の祭典に行くことができてら、このメーカーに菓子折り持っていこう。

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