詩「清い身で」

流れる水のように
透明な体で
生きていたい
私の中の水分は
濁りなく
透きとおり
困ることがない
そう、なりたい

難しくとも
願ってしまう

人は生まれて
汚れていく
空気の中の要らないもの
知識の中の要らないもの
受け取りたくないもの
沢山すぎる もの

目に映った水は
ただ色もなく
流れていくだけ
うまく流れることさえ
できない私
うずくまらないように
消えないように
水の中で息をしている


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?