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26歳、作家としての決意。

3月15日をもって、私は26歳になる。

1月末にコンテスト用の新作小説↓を描き下ろしてから早一ヶ月半。

色んな人に感想を頂いたり、改めて冷静に読み直して振り返ってみると、

いっぱいっぱい直したいところが出てきて、「この作品、修正次第で、もっともっと良くなるはず」って思いが日に日に強くなって

それと同時に

うーーーーーん。

作家としての力量不足を、どうにも感じざるを得ない。

特に、私は今までプロット(小説を書く上での設計図みたいなもの)を用いて作品を書く、ということをしてこなかったので、今回の作品でも、物語の起承転結に、弱い部分が結構あって。
(読んでくれた方の中には、その部分を指摘してくれた人もいて、あーやっぱりなーと思ったりもした)

正直、今回の作品でデビューできたら嬉しいなとかひそかに思ってたけど、「今のこの状態でデビューしたら逆に、力量不足で、後々、まずいことになるのでは???」と、冷静に、俯瞰して、そう感じている。

だから、ここから先は、まずプロットを作って、物語の起承転結をしっかりさせる。物語の流れ、型、みたいなものを自分の中にしっかりしっかり定着させていく。何度も何度も、繰り返しその型を自分の執筆細胞に染み込ませて、標準装備させていきたい。

未来の自分が、思う存分、己の力を発揮して、魅力的なエンタメ作品を楽しく生み出していくために。

そのために、色々とやるべきことが見えてきた。

ちなみに、私が何かに本気ガチになるのは、大学生のとき以来だ。薬学部で毎日馬鹿みたいに勉強していたとき以来。

ただ、そのときは、本気になりすぎた故に、自分を追い詰めすぎて、心を壊してしまった経緯があったので、私の本気は、この数年、鳴りを潜めていた――というか、つい何事にも全力を注ぎ込もうとする自分自身をなんとかコントロールしようと、むしろその力をどうにか抑えねばという方向で、ここ数年は自身の頑張り癖と向き合ってきた。

ただ、去年の夏から少しずつ、そんな私も変わっていった。小説に関しては「本気になりたい自分がいる」ということに気がついた。

頑張ることが怖かった私が、また頑張りたいと思えるものに出会えたことは、ほんとうに、奇跡みたいなことだと思う。

だから、この数年ためこんできた、自分の中でのエネルギーを、これから2年間は、小説執筆の技術を向上させるために、全部全部注いでいきたいと思う。

商業出版しても、十分に戦っていける、活躍していくための、その力量がきちんと備わっている。標準装備されている。2年後、そんな自分になっているために。

これからまず1年は、おそらく「修行」の年になると思う。「修行」とはいっても、それは私にとって全然苦じゃないし、未来の自分が今よりもっと魅力的な作品を生み出している姿を想像すると、「やるっきゃねぇ」「やるしかねぇ」と、心が満ち満ちとしたやる気で燃え上がっている。

今までの自分がやってこなかったようなことも、どんどん取り入れていきたい。有識者の方の意見も、たくさん吸収していく。今まで独学でやってきたぶん、ここまでこれたという自負はあるけど。でも、そんなほんのちょびっとのプライドは、ポキっとへし折っていく。独学でここまで来れたのはすごいことだし、誇っていい。でも、ここからもっと伸びていくためには、独学に留まっていては、絶対に駄目なのだ。

だから、変わることを恐れないで。どこまでも、色んな人の色んな言葉を呑み込んで。自由自在に変化していこう。

まだまだ、私は変わっていける。そう、感じているし、確信している。

自分の可能性の芽を、自分自身で潰さないために、私は変化していくんだ。

――というか、変化するしかない。

この世界で、しっかりと息をして、きちんと生き残っている存在であるために。その地位を、確立するために。

取り入れる。染み込ませる。変化する。吸収する。変わっていく。呑み込んでいく。どこまでも、どこまでも。

執筆という世界の中で、思う存分、自由に、楽しんで戦っていくために。

変われ。

ここから。今、この瞬間から。

そうすることで、また、一段も二段も飛び上がって、美しく、逞しく――どこまでも輝ける私になれるはずだから。

2年後の自分が、楽しみだ。

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