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[モバマス×データ分析]黒川千秋ミュージックJAMを効率重視で走ってみた[2枚取り]

黒川千秋が上位報酬となった第10回ミュージックJAMについて、2枚取りのために行った手法を、データ収集と効率化を中心に記述していきます。

なお、当記事では編成の仕組みや走り方については触れておりません。


※2021年12月10日編集:7.追記 の項目を追加し、ゲストメンバーの仕様・忘れやすい点について記載しました。


0.告知

第10回ミュージックJAMの予告が行われ、黒川千秋がイベントで来るならJAMだろうとなんとなく思っていたのでとりあえず朝の素振り。

7月9日15時。

長い8日間の始まりです。


1.状況整理と目標設定

・目標順位

イベント開始時点のエナドリ系アイテム数は次の通り。

マイエナハーフ:1009本

マイエナ:389本

エナドリ:315本

またスタドリは782本で、パワー持ちを入手するための資産としては心許ないなという印象でした。

しかしこの回はパワー持ちカードの種類が少なめ、かつイベントと同時に実装された[シンデレラガール]鷺沢文香+が発揮値5倍という高倍率のパワー持ちだったので、そこを抑えれば戦えるのではないかと考えました。

以上より、目標順位は2枚取りラインの200位に設定。

・目標ポイント

次に200位入賞のための目標ポイントです。

ここ数回のミュージックJAM200位ボーダーは次の通りでした。

第9回(小日向美穂):7億8千万pt

第8回(日野茜):約4億2千万

第7回(有浦柑奈):約3億1千万

第6回(ライラ):約3億4千万

特に第6回は上位アイドルの属性、ボイス状況、パワー持ちの数と倍率など諸条件がかなり似通っています。逆に直近とはいえ第9回との比較は不可能でしょう。

従って、目標は多めに見積もって5億pt、ボーダーの伸び方の予測としては第6回を参考にすることとしました。


2.編成

様々な方からアドバイスをいただき、メンバーは画像の通りに落ち着きました。後述する微調整の結果、最終的に7、8番目の位置を入れ替えています(スクショが残っていませんでした)。

画像1

橘ありすは特技12、北条加蓮(2020)・水木聖來・黒川千秋が特技11です。

パワー持ちは[シンデレラガール]鷺沢文香(5倍)、[ファンタジックシーサイド]喜多日菜子(4倍)、[くつろぎの温度]浅野風香(4倍/3倍)、そして各種黒川千秋(1.5倍)です。また、戦力補強として[メルティブルーの夏]多田李衣菜+を新たにお迎えしています。

ブレイクメンバーとぷちデレラはこのような形に。ブレイク4黒川千秋がイキイキしています。

画像2
画像3

以上の編成で最大与ダメージが2億100万、最小は5400万でした。


3.期間中に行ったこと

先述の編成に辿り着くまで、あれこれと工夫や強化をしながらも「これはアイテムが足りないのでは?」という不安がありました。

そこで、より効率的な編成はどれなのか、その編成で目標ptを達成するにはどれくらいのアイテムが必要なのか、イベント期間の前半を費やして調べました。

具体的には以下の通りです。

①スーパーライブ開始直前、アイテム数(エナハ換算)とptを記録

②スーパーライブ参加(JP3投入)

③スーパーライブ終了後、アイテム数とptを記録

④③を10回程度繰り返す

⑤10回分の獲得pt÷消費アイテム=1アイテム辺り平均獲得ptをその編成での期待値とする

これをいくつかの編成で行い、一番期待値の大きい編成を採用しました。


次にその編成で走った場合の、5億pt達成までの必要アイテム数を計算しました。

(5億pt-現在のpt)÷平均獲得pt

これにより、期待値の大きい編成を採用すると目標の5億ptに到達しても約600本のエナハが余ることがわかりました。計算をし始めた当初は少し足りないという結果が出ていたので、編成の調整や強化により効率がアップしかなりの余裕が生まれています。

アイテム不足の懸念が払しょくされたので、心置きなく時間の許す限りイベントに貼り付いていきました。


4.結果

順位・獲得pt共に目標を大きく上回り、35位という結果を残すことができました。

600本余る予定だったアイテムですが、逆に行けるところまで行きたくなったので全部使いました。


5.考察

・目標設定時の参考データについて

当イベントの200位ボーダーは3億8千万ptでした。これは第6~8回のボーダーに近く、目標設定時に参照したデータが適切であったと言えます。@imcgborderの当イベントページでさらに確認してみると、特に参考にしていた第6回とは200位以下のボーダーはかなり近い数値となっています。

・編成の最適化

今回かなり時間をかけて行ったのが「獲得ptの期待値が一番多い編成を探る」という作業です。これにより上振れ、下振れに左右されることなく客観的な指標で各編成を評価することができました。

キャプチャq

(図1:実際に作成した入力用エクセルシート)

キャプチャ

(図2:入力用シートの数値を参照して、自動で期待値や必要アイテム数を算出する)

・必要アイテム数の可視化

獲得ptの期待値を求める際に、「目標pt到達までの残りpt」「残りptを獲得するのに必要なアイテム数」の2点も自動で算出するようにしました(上図参照)。仕組みを作成すること自体に手間と時間はかかりましたが、この具体化・可視化によって漫然とした「アイテム足りるかな」という不安が払拭されるのは大きなメリットです。

・実際の使用アイテム数

使用アイテム数は正直なところわかりません。イベント限定エナハやメダルチャンスガチャからの排出、プラチナチケットガチャで獲得した数、フリトレでの増減を詳しく記録できておらず実際の数を求めることができないためです。

最終獲得ptと1アイテム辺り平均獲得ptより計算するとエナハ約4500本となりますが、これは最初から最後まで自分の最適編成でスーパーライブのみを行い続けた場合の数なので実際の数とは乖離があるはずです。しかし「このくらいの編成で、4500本のエナハを使うと、7億5千万pt獲得できる」という目安にはなるのではないかと思います。


6.最後に

完走した感想ですが、モバマスで担当アイドルのイベントに参加できたこと自体がまず本当に嬉しかったです。そしてそれを極めて効率的に、しかし採算は度外視して最後まで突っ走ったのも大変気持ちの良い経験でした。タイトルに冠したデータ分析・効率化という言葉はどうも派手なイメージがありますが、その実とても地道で泥臭い作業でした。まるでこのイベントの上位報酬だった彼女のような。

また、モバマスのイベントに対して今までは「ボーダー予測を見ながらパワーをなるべく積んでたくさんアイテムを使う」というふわっとした認識でおりましたが、データの正しい見方や扱い方を知ることでより具体的なアプローチができました。今回得た知識や手法をさらに深めて、今後のイベントやプロデュース活動に活かしていきたいと思います。

末筆ながら、当イベントにて走り方や編成についてアドバイスしてくださった皆様に厚く御礼申し上げます。


黒川千秋はいいぞ!



7.追記

①ゲストメンバーの仕様

②忘れやすい点



8.参考

デレマスボーダーbot (@imcgborder)

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