【発狂頭巾ダーガイナイズ~発狂頭巾エレキテル第3話:ぎらつく眼は殺しを見抜く~】

※この文章は、ダーティー・ガイズ2(下記参照)を読んで衝撃を受けたため、【発狂頭巾エレキテル第3話:ぎらつく眼は殺しを見抜く】をダーガイナイズしたものです

岡っ引きのハチが吉貝の長屋に入っていった。ハチは、「てえへんだ!キチの旦那!」と言った。吉貝は、「どうしたハチ?」と答えた。ハチは、「人斬りだ!」と言った。吉貝は、「なんだと」と答えた。吉貝とハチは長屋を出ると、吉貝とハチは河原に向かっていった。吉貝は、「いや、すまねえな、遅くなちまって」と言った。同心3人のうちの三郎二郎は、「お、キチさん、こいつを見てくれ!」と言って蓙をめくった。吉貝は蓙の下の死体を見た。吉貝は、「こいつは!」と言うと頭を抱えてしゃがみ込こんだ。三郎二郎は、「ちきしょうめ!こんなときに発作かよ。ハチ!先生のところへ連れて行ってやんな」と言った。ハチは、「がってんでい!さ、肩を貸してくだせえ」と言うと、右肩を吉貝の左脇に通して右腕を吉貝の右肩に添えて、ハチと吉貝は源内の長屋に向かった。ハチは、「先生!源内先生!」と言うと源内の長屋のふすまを開けた。源内は、「吉貝のやつか」と答えた。ハチと吉貝は源内の長屋に入った。吉貝は「フウゥー!!今にも暴れまわりそうだ!!」と言った。源内は「ハチ、ちょっと離れててくんなよ」と言うと両手に持った電極を吉貝のこめかみを挟み込むように電極を押し当てた。吉会は「アギャギャギャギャッ!!!!」と言って倒れた。源内は、「凄まじい電流が吉貝の脳を駆け巡り、脳内に埋め込まれたエレキテルを活性化させ、吉貝のトラウマ(妄想)を抑え込むのじゃ。どれ?どうじゃ?」と言った。吉貝は、「いつもすまねえな、源内先生」と答えた。ハチは、「キチの旦那、また例のアレですかい?」と言った。吉貝は、「ああ、あの仏さん、カンザシをつけていなかったか?」と答えた。ハチは、「カンザシ、ですかい?」と言った。吉貝は、「ああ、変わった形のカンザシでな。真っ直ぐじゃなくて波のような唸りがついてんだ。おヨネに買ってきてやった土産だった」と言った。ハチは「はあ、そうですかい」と答えた。吉貝は元妻のおヨネが帰りが遅く探しに行ったら辻斬りにあっていたという痛ましい過去(妄想)があった。吉貝は「こうしちゃいられねえ、あのカンザシはおヨネの宝物だった。大切にしてくれててよぉ。見つけてやらなきゃ無念で極楽にもいけやしねえじゃねえか」と言って、吉貝は源内に頭を下げると、吉貝は待ちへ飛び出していった。ハチは、「ま、待ってくださいよ!あっしも行きます!」と言って吉貝の後を追った。源内は「頼んだぞ、ハチ。吉貝を助けてやれるのは、お前さんだけなんじゃからな」と言った。吉貝とハチは一日中調査して、何も見つからなかったので、めし処に行った。吉貝は、「探しものってのはよぉ、ハチ。探そうと思ってる時にゃあ見つからねぇもんだなぁ」と言った。ハチは、「まあ、そりゃあ。ま、今日はもう飯食って酒のんで寝て、明日にでも出直しましょうや。おーい!酒2本と飯をくんな!」」と答えた。店員のお絹が、「はーい!」と言った。吉貝は他の客を見た。店員のお絹が、「はい、どうぞ!」と言って、炊いた米と大根の煮物と酒を持ってきた。ハチは、「お、来た来た。ささ、旦那、まずは飲みましょうや」と言った。吉貝は、「ああ」と答えて酒を飲み、吉貝はため息をついた。ハチは、「し、しかし、あっちの客は随分気前よく飲んでますぜ。ほら」と言って奥に座って酒を飲むやけに陽気なここらへんではあまり見ない2人を指差した。吉貝は、「おい、ハチ」と言った。ハチは、「なんです?旦那?」と答えた。吉貝は、「あの2人、店を出たら後をつけるぞ。俺の勘が正しけりゃ、あの2人、なにかある」と言った。ハチは、「旦那、今夜はアッシにまかせて休んでくだせえ。なあに、後をつけるくらい一人でできまさぁ。あ!そうそう!源内先生が今夜もう一度旦那の様子を見ると言ってましたよ!いやあ、すっかり忘れてました!」と言った。吉貝は、「そうだったか?」と言った。ハチは、「そうですよ!ほら!だからココはアッシにまかせてくだせえ」と答えた。吉貝は、「わかった。頼むぞ」と言った。ハチは、「へい!」と答えた。吉貝とハチは炊いた米と大根の煮物を食べて酒を飲んだ。ハチは店を出ていくここらへんではあまり見ない2人を尾行していった。ここらへんではあまり見ない2人はハチは桶をひっくり返しても酒を飲んでいたので気づかなかった。ここらへんではあまり見ない2人は町の中心から離れ裏道へと進んでいった。ここらへんではあまり見ない2人のうちの衛門太夫は、「約束の金をいただきやしょうか」と言った。浪人の孫次郎は、「まず先に物を見せろ」と答えた。衛門太夫は、「へいへい。おい!見せてやんな」と言った。ここらへんではあまり見ない2人のうちの三兵衛は、「へへ、これでさあ」と言っていびつに歪んだカンザシを懐から取り出した。孫次郎は、「フム、たしかに。ところで、女の方はどうした?」と聞いてカンザシを懐にしまった。衛門太夫は、「このカンザシを着けてた女ですかい?ちょいとばかり抵抗してきやがりましてね、あの世に送ってやりましたよ」と答えた。孫次郎は、「なるほど、つまり、このことを知っているのはお前たちだけということだな?」と聞いた。衛門太夫は、「もちろんでさあ。誰も見てねえところでバッサリ」と答えた。孫次郎は、「そうか、ならば安心だ」と答えると、「これで、この事を知る者は誰もいない」と言って左腰の刀を右手で抜いて衛門太夫と三兵衛を斬っていった。ハチは孫次郎と衛門太夫と三兵衛を見ていた。ハチは、「な、なんてこったあ」と言った。孫次郎がハチに気がついた。ハチは逃げた。孫次郎は、「ネズミめが」と言って刀をしまって暗い夜道を歩いていった。ハチが翌朝になって吉貝に、「旦那!昨日の2人が!こ、殺されちまった!」と言った。吉貝は、「なんだと?いや、しかしハチ、よく生きて戻ってきてくれた」と答えた。ハチは吉貝に昨夜孫次郎が衛門太夫からカンザシを受け取って衛門太夫と三兵衛を斬ったことを話した。吉貝は目を淀ませて、「カンザシ!」と言った。ハチは、「ま、まさか本当にあるとは思いませんでしたが」と答えた。吉貝は、「その男を探すぞ。人相は覚えてるんだろうな」言った。ハチは、「へい、バッチリでさあ!」と答えて、懐の道具の確認した。ハチは「大丈夫だ。万が一のことがあれば、源内先生から預かったコレで、吉貝の旦那を止めることができる」と言った。吉貝とハチは町に繰り出していった。吉貝とハチは町をぶらついて、ひたすらにすれ違う者の顔を見た。吉貝は目が時間が立つにつれて段々とギラついてきて、「ブツブツ」と言葉として聞き取れない言葉を言った。ハチは、孫次郎を見つけて、「旦那!アイツです!」と言った。吉貝は、「確かにあの男だろうな」と言った。ハチは、「へい」と答えた。吉貝は、「よし、追うぞ」と言った。ハチは、「わかりやした!」と答えて、吉貝とハチが孫次郎を追いかけた。孫次郎は屋敷に入っていった。ハチは、「この屋敷は、悪徳商人の噂が絶えない越後屋!」と言って吉貝に、「こりゃあ、アッシらだけの手に追える事件じゃねえですぜ。一旦奉行所に報告して、あれ?旦那?」と言って吉貝の方を振り返ったが吉貝はいなかった。ハチは、「まさか」と言った。越後屋は、「いやいや、まったく、先生には助けられました」と言って酒を飲みくつろぐ孫次郎に小判の束を差し出した。孫次郎は、「しかし、まさかそのカンザシが裏帳簿の箱の鍵だとは、誰も思うまいて」と言った。越後屋は、「まったくそのとおりで。あの女にバレたときはどうしてくれようかと思いましたが、先生のおかげでこうしてまた越後屋も安泰というものです。カンザシが裏帳簿の鍵だということを偶然目撃した使用人のおシズは、越後屋の不正を暴こうと鍵を盗み出したのです。おシズは殺され、下手人も殺された。流れ流れてカンザシは越後屋の元へと帰ってきたわけです。クックックッ」と言った。孫次郎は、「どうやら、ネズミが追ってきたようですな」と言った。越後屋は、「ネ、ネズミだと?」と言った。孫次郎は、「ご安心を。たかだか岡っ引きの1人や2人、相手になりやせん」と言って左手で刀を持って立ち上がった。発狂頭巾は眼は狂気に血走って部屋の障子戸を切り裂いて現れた。越後屋が「な!なんだこいつは!?」と言って後ずさった。発狂頭巾は、「汚い金のために殺されたおヨネのカンザシ、返してもらおう」と言った。越後屋は、「おヨネ?な、なんのことだ!?」と言った。孫次郎は、「どうやら、気狂いのようですな」と言って右手で刀を抜いて構えた。発狂頭巾は、「気狂いだと?」と言って目を見開いて、「我が妻を金のために殺し、あまつさえ我が友も手にかけようとした」と言って右手で刀を抜いて両手で構えておおきく振りかぶって、「狂うておるのは、貴様らではないか!!!!」と言った。発狂頭巾の脳内エレキテルが、発狂頭巾の刀に雷が落ちて活性化されて常軌を逸した身体能力を発揮した。越後屋は、「ひ、ひぃ!!者共!であえ!であえーっ!」と言った。7人の浪人が越後屋の声で現れた。浪人7人中の1人が、「えいやあ!」と言って発狂頭巾に斬りかっていった。発狂頭巾は、「ギョワーッ!!」と言って雷撃をまとった刀で浪人を斬って倒した。越後屋は、「な、なにをしておる!かかれ!かかれえええ!!」と言った。浪人たち6人中の2人が発狂頭巾に斬りかっていった。発狂頭巾は、「ギョワーッ!!」と言って雷撃をまとった刀で浪人を斬って倒した。残った浪人たち4人中が発狂頭巾に斬りかっていった。発狂頭巾は、「ギョワーッ!!」と言って雷撃をまとった刀で浪人を斬って倒した。孫次郎は、「まさか噂の発狂頭巾にお目にかかれるとは。成敗してくれる!」と言って発狂頭巾に斬っていった。発狂頭巾は、「ギョワーッ!!」と言って雷撃をまとった刀で浪人を斬っていっき、「成敗されるのは、お主だ!」と言って孫次郎の右上から振り下げられる刀を雷撃をまとった刀で左に受け流して孫次郎の股下から脳天まで真っ二つに切り裂いた。孫次郎は、「む、無念」と言って倒れた。越後屋は、「お、お助け」と言った。発狂頭巾は、「ならぬ!死ね!」と言って刀を振り上げた。ハチは電極打ち出し銃(エレキテルテーザーガン)を発狂頭巾に撃っていった。発狂頭巾は、「アギャギャギャギャ!!!」と言って痙攣して倒れた。ハチは、「ま、間に合った」と言って発狂頭巾に近づき、「旦那!しっかりしてくだせえ!」と言った。吉貝は、「お、おお、ハチか。あの浪人はどうなった」と言った。ハチは、「ご覧のとおりでさあ」と答えた。吉貝は、「下手人がいなくなっちまったじゃねぇか」と言って真っ二つになった孫次郎の死体を見た。ハチは、「それなら心配いらねぇですぜ」と答えた。提灯と十手を持った20人の同心たちが、「御用だ!」と言って屋敷に入ってきた。ハチは、「とにかく一件落着ってことですぜ、旦那」と言った。吉貝は越後屋の落としていったカンザシを拾った。吉貝は、「おヨネ、仇は取ったぞ」と言った。吉貝とハチは翌朝になって、見回りのために江戸の町をブラブラと歩いた。吉貝は、「ハチ、平和ってのは良いもんだな」言った。ハチは、「へい!まったくでさあ!昨夜の事件解決の折、カンザシを手に入れたことで、八百八個のトラウマ(妄想)の1つが消えたのでしょうね。こうして事件を解決していけば、すべてのトラウマ(妄想)を克服して、昔の旦那に戻ってくれる日が来るかもしれませんぜ」と答えた。吉貝は、「ん?どうしたハチ?なんか顔についてるか?」と言った。ハチは、「へへ、いやあ、なんでもありませんって」と言った。吉貝は、「ふふ、変なやつだ」と言って近くの茶屋を指差して、「さあて、源内先生のところに団子でも買っていくとするか」と言った。ハチは、「そうしましょう!」と答えた。人斬り事件が解決して江戸が平和になっていった。


※以下、原文


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