自分

やかましさを求めているのに


無になりたいとも思っている


無になれるように今を有で満たす


自分を満たすためだけに生き続ける


自分のために創作している


今満たされていないから


自分で作って埋め合わせている


満たされていたらそんなものはいらない


というかもうすでに満たされているのに


社会がそれ以上に無理矢理満たさせようとしてくる


だから些細な幸せをゴミとしか認識できない

残念な人間が出来上がる


本物と偽物の境界なんてあるようでないよ


みんなだれかの偽物


自分は自分であって自分ではない


自分ではない自分を演じている


自分がいる意味も価値も最初からない


ただあるのは自分だけ


自分からは逃れられない


何もないし何も起こってない


それでいい


そのままの日々を眺める


そこに答えなどない


なぜなら何も問われていない


いつか誰にも忘れられて


検索されない日が来るだろうし


いつかこのサイトも終わるだろうし


だからはじめから白紙でいい


どんな人気者も死ぬときは1人だ


自分の良さは自分だけが知っていればいい


逃げであるという考えから逃げている


僕はまたやり直すよ


僕は最初から何者でもなかったんだ


だから何者かになろうとしなくていいんだ


ひたすら何かを追い求めてきた


何かに憧れて何かになりたかった


でも、何かって何だろう？


何を目指すのか？


そもそも目指す必要があるのか？


わからない


でも今わかることは


全て自分の中にあるんだ


ということ


自分