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あたり 展 「But only in a limited space」

あたり 展 「But only in a limited space」(阪急メンズ館タグボートギャラリー@有楽町)を見た。なんだかんだ生活していたら、会期が終わってからの更新になってしまった。  平日夜の阪急メンズ館は、心配になるほど静かだ。ギャラリースペースには10そこそこの作品があり、その中の「ふたりぼっち_001」という作品が面白かった。 黒いシンプルな壁掛け時計が二つ並んでいて、片方は黒い布で隠されている。見えている方の時計の針は止まったままだ。布

    • 隔離式濃厚接触室を見た

      この作品(https://rintarofuse.com/covid19.html)を見たら感想が結構たくさん出たので、こんな状況だし文章を書いてみることにした。 美術館やギャラリーで作品を鑑賞するとき、 我々は安全な場所から作品を眺めているにすぎないらしい。 美術館やギャラリーでは、作品を作ったアーティストがどんなに強いエネルギーを持っていても最終的には、それに飲み込まれることなく帰ってくることができる。 自分と作品の間にあるパブリックな場を満たす平静が、作品と私の間に

    あたり 展 「But only in a limited space」