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子どもの話を聞きながら

 先日子ども本人・親御さん・学校も含めた支援機関を交えたホワイトボード・ミーティング(的なこと)を行いました。事前のアセスメントやヒアリングを経て、初めて関係者が一堂に会する時間。
 一番の目的は本人である子どもがどうしていきたいか?どうしたいと思っているのか?言語的・非言語的な思いや言葉を聞き取りながらホワイトボードに描いてみること。
この場で何か有効な解決策が出なくっても構わない。この場をみんなで共有して、みんなで子どもを応援しているよ、の気持ちを共有したい。そんな思いでファシリテーターを勤めてみました。
最初は「この一年どうだったか?成長したなあと思う点」を各機関や本人から挙げてもらいました。本人も大人に囲まれながらもがんばって自分の思いを言葉にしてくれました。発言に対してほかのメンバーも「そうそう」「すごく頑張ってるよね!」のいい感じの相槌を出してくれて場が温まりました。特に親御さんから、ほかのメンバーからの「本人の良いところ」について「こういうところまで気づいてもらって本当にうれしい」との言葉をもらえた瞬間のほわっとした(?)空気の高まりはとてもよかったですね!
 セッションは45分できっちり終えて、次回は1か月後くらいにまた振り返り、春休み前に考えたいことも取り上げていきましょう、とメンバーで共有し参加してくれたことへの感謝を述べての終結になりました。
本人もやってみたいこと、やってみる!の事をいくつか挙げてみることができました。
今回のセッションを終えて感じたのは、やはりセッションに臨む前の事前アセスメント・ヒアリング・(可能であれば)これがどういう意味を持たせたいセッションであるかのメンバー間での共有がとても重要で、セッションの収穫高もそれでかなり変化する、ということ。今回は「目先の成果を求めない」ことを前提のセッションですが、メンバー間の心の距離を近づけることが今回の収穫高。お互い語り合い・知ることで心の距離は近くなる。「何を大事に僕たちは伴走しているのか?」もわん、としたものではあっても、ゴールはまだ不明確であっても、少し道筋は見えたのかな。
 今回は最上町でフリースペースを開設準備中の「みらいシェアハウスじぶんち」を会場に実施いたしました。ご協力ありがとうございました!

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