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スマホ機種変更(iPhoneSE2→Pixel8a)

4年半ほど使っていたiPhone SE2がここ最近Lightningで全然充電できなくなりました。

思い当たる敗因としては、ロードバイクにマウントしてRuntasticを使っていたのですがここ最近の灼熱と汗でダメになってしまったのかもしれません。

街乗りならともかくロードバイクではサイコンを使わないとダメですね😅

私のiPhoneは裏面のガラスがバキバキに割れているので、分解して修理するのも難しい状態です。

背面がバキバキiPhone

iPhoneSE2を発売とほぼ同時に購入して4年半ほど経過したので、そろそろ変え時かもしれません…(まだ、若干早い気がしますが)

新機種物色

先代の機種は初代iPhone SEでした。

順当に行けばiPhone SE3ですが、SE3は2022年3月発売なので発売から既に丸2年以上経過しているので候補から除外。(中古もまだ高い)

iPhone SE4はまだ発売されていません。

AndroidよりもiOSの方が動作が安定しているアプリが多く、端末の操作がシンプルだからどちらかといえばiPhoneの方が好きなのですが、スマホなんかに10万円以上出す気にはなれないので無印iPhoneは選択肢に入りません。

そうなると、候補はGoogle Pixelの廉価モデル(8a)に絞られます。

長らくiPhoneでしたが久々(約8年ぶり)のAndroidです。

セットアップが一通り完了したGoogle Pixel 8a

なお、アプリ開発歴はプライベートと本職の両方でiOSよりもAndroidの方が長いこともあり、長らくiPhoneユーザーでしたが、最新のAndroid事情についても少しだけ詳しい方かもしれません。

Androidの場合、Xperia(Sony)、Arrows(Fujitsu)、Aquos(Sharp)、Galaxy(Samsung)、Redmi(Xiaomi)などのサードパーティー製Androidが候補に挙がることはありません。

理由はシンプルにサードパーティー製AndroidはOSアップデート保証が無いためです。

サードAndroidはスピーディーにOSアップデートが提供されなくなります。(出来ても1〜2回ぐらい?)

「スマホは2年毎に買い換える」ということであれば、買い替えのタイミングで最新のOSにアップデートされるためサードAndroidも選択肢として無くはないかもしれませんが、2010年代前半ならともかく今はそういう時代ではないと思います。

スマホ交換サイクルの今昔

スマホがまだ目新しかった2010年代前半ごろであれば、年々機能が進化していたので毎年とか2年毎などの短いサイクルで新機種へ機種変更するガジェット好きな方が居ることも理解できなくはなかったのですが、世界のスマホ出荷台数は2019年頃に頭打ちになり、それ以降はテレビや冷蔵庫などと同じ単なる「シロモノ家電」になったと考えられます。

シロモノ家電を短い期間で買い換えるのはナンセンスです。

シロモノ家電製品に求められるのは、「既知の目的とする機能を充足した上で、丈夫で長持ちし、安く買えること」かと思われます。

もちろん、「xxx製の冷蔵庫以外は認めん!」といった推しメーカーがある方も居るとは思いますが、大多数(だいたい8割ぐらい)の消費者は

  • 同じ品質であれば安価な冷蔵庫

  • 使わない無駄な機能を沢山搭載した高価なハイテク冷蔵庫よりも、必要な全ての機能が揃った安価な普通の冷蔵庫

  • 1年で壊れる激安冷蔵庫よりも、倍の価格でも20年使える丈夫な冷蔵庫(減価償却の価格が安価な冷蔵庫)

といった形で経済的な商品を選ぶのではないでしょうか。

実際、私が提供しているスマホアプリのアナリティクスデータを見てみると、iOS版ではiPhoneユーザーの8割ぐらいがSEシリーズを使っています。

スマホ(ソフト)に求める機能

例えば私の場合、スマホに求める機能は、

  • Felica(行政手続きや電子マネー決済に必要)

  • Google Map

  • 通話・通信(gmail, slack, discord, lineなど)

  • 通販(Amazon、楽天、メルカリ、Aliexpress)

  • SNS(Twitter)

あたりです。

(Felicaの補足)

楽天PayやPayPayなどのバーコード決済の電子マネーを利用すればFelicaは不要かもしれませんが、バーコード決済はレジで決済する都度スマホからアプリを起動して操作しなければならないのが面倒くさいので使っていません。

手数料無料キャンペーンの頃の名残りでPayPayしか対応していない小規模な小売店もあるので、一応ジュースが買える程度の小銭(1000円ぐらい)を常にチャージして使える状態にはしてますが、メインで使うのはFelica決済です。(ApplePayではMobile Suica、GPayでは楽天Edy)

日本ではSuica、WAON、ガラケー時代のお財布ケータイなどの功績によりFelica決済に対応している小売店が多いため、中国のAliPayのようなバーケード決済は普及しないものと想定しています。

決済端末の導入が世界的に進んで日本以外でもFelicaが使えるようになると良いのですが…

(GPUについて)

私はスマホでゲームを遊ぶことは無い派(ゲームはゲーム機で遊ぶ派)なので、消費電力が高くて強いGPUよりも、低消費電力&そこそこの性能(ブラウザのレンダラが2Dページを快適に表示できる程度)&低価格なGPUが乗っていることの方が望ましいです。

ゲームでもVGS-Zeroこそが至高だと思っているのでGPUの出番はありません。

GPUのCudaコアはDeep Leaningと相性が良いらしいので、その分野に限れば有用だと思っています。

スマホ(ハード)に求める品質

私が現代のスマホに求める品質要素は主に「電池もちの良さ」と「OSサポート」です。

私は2012年からスマホを使い始めましたが、ガラケーからスマホになって品質的にデグレードしたのはその2点だと思っています。

ガラケーの頃は1週間充電しなくても特に問題無く、端末と通信のサポートがセット販売されていた形だったので、ユーザー視点ではOSのサポート期間などを気にする必要はほぼ無かったと思われます。(通信方式の変更により端末が使えなくなることならありましたが)

最近のスマホはバッテリー交換が簡単にできる(できなければEUで販売できないようになった)ので、EUでも販売しているモデルのスマホであれば残る品質上のネックは「OSサポート」です。

ただし、Google Pixel 8a のバッテリーは接着剤でべったりくっつけられているので交換難度は高そうですが。(何故、昔のスマホのようにネジで固定しないのか…)
参考: https://buzzap.jp/news/20240524-pixel8a-too-difficult-battery-change/

2024.08.05追記

スマホには個人情報や決済情報などの重要なデータが含まれているので、パソコンと同様にOSを最新状態に保つことはセキュリティ上必須だと考えています。

サポートが切れた古いiPhoneやAndroid端末でも動作できる完全なOSSのLinux PhoneのOSとか出ないかなw

既にそういう動きは水面下ではあって、仮にそれらがシェアを伸ばすようになったとしてもAppleやGoogleは(恐らく独占禁止法の関係で)止めることができない筈です。

とはいえ、それらが主流になるとしてもまだまだ先の話だと思われる(主流にならない可能性もある)ので、当面は iPhone or Pixel の二択で、機種変更時点で値段が安くてOSの残存サポート期限が長い iPhone か Pixel(価格÷残存サポート年数が最小の方) を機械的にチョイスするのが、現代のスマホ機種変更のベストプラクティスかもしれません。

iPhone or Pixel のどちらか一方にしがみつくのはあまりよくないと思っています。消費者がどちらにでも追従できるリテラシーを有しておくことでAppleとGoogleに適切な市場競争(という名の消耗戦?)をさせ、結果的に適正価格が保たれる形がベストかなと。

Google Pixel

Google Pixel 7 の頃まではOSサポート期間が5年でしたが、8から 7 年に伸ばされました。つまり、2024年5月発売のGoogle Pixel 8aは最長で2031年5月まで使用することができます。

iPhoneの場合、サポート期間が明言されていませんが、最近の傾向ではだいたい5年ぐらいでOSアップデートが終了するので、Google Pixel 8 以降の7年サポートは「かなり攻めている」と見ることができます。

Android 2.3.x から 4.0 の頃のような大幅なアップデートは Android 8 あたりまではちょくちょくありましたが、それ以降はOSがメジャーアップデートしてもそこまで大きな変化が無かったので、AndroidがOSとして成熟してきた結果 Pixel 8 での長期サポートが可能になったということなのかもしれません。

Google Pixel 8a は整備品が約6万円で購入できたので、7年フルで使い続けることができれば年間コストが1万円未満(約8,572円)になります。

iPhone SE4が価格勝負をする場合、サポート期間を見做しで5年と仮定すると整備品の価格を42,860円以下に設定する必要があります。恐らく米国での販売価格は$399だと思われますが、為替レートの関係で日本では約6万円程度で販売しなければ採算が取れない筈です。

そうなると、iPhone SE4の年間コストは12,000円となるので、仮にSE4とPixel 8aが同時に発売されていたとしても、私はお手頃なPixel 8aをチョイスします。

機種変サイクル(≒OSサポート期間)込みのトータルコストで考えれば、Google Pixel 8a は Redmi などの2〜3万円ぐらいで購入できる激安中華端末に匹敵するリーズナブルさかもしれません。

もちろん、飽くまでもサポート期間ギリギリまでフルで使った場合の話なので、その間の故障や盗難など諸々のリスクを勘案すると初期費用が安いRedmiにも一定の分はあるかもしれません。

しかし、スマホ1台を作るのにも多くの資源を消費しているので、今度こそはOSのアップデート保証期間ギリギリまで使い倒したいところです。

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