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筆跡アドバイザー養成講座を受講した理由と思うこと

私は日本筆跡心理学協会認定の筆跡アドバイザー養成講座を受講し、マスターの称号(プロとしての活動(日本筆跡心理学協会の認定会員としての、有料の筆跡診断、有料の筆跡アドバイス、有料の講演やセミナー、有料の出版、有料の3級~2級までの教育)が可能)をいただきました。

今回、noteの記事を書こうと思い、改めて協会のホームページを見ると「資格」という記述はないということに気づきました。

「称号」!なるほど!「資格」という表現はではないんだ!
まあ、それは置いておいて

筆跡診断、筆跡鑑定、筆跡アドバイザー、筆跡セラピストetc
色々な呼び方がありますが、根本的なところは同じように感じます。

簡単に言うと、筆跡心理学という「その人の手書きの文字や書きぶりから、性格・深層心理・行動傾向を解明する学問」がベースになっています。

私は昔から「文字」が好きでした。
8歳から40年以上書道を学んでいたこともあり、手書き文字も大好きです。
会ったこともない人の筆跡からは勝手にその人のイメージが湧き、
知っている人の筆跡からも「その人っぽい!」とか「意外!」とか勝手に感じていました。
「好きだなぁ~」「かわいいなぁ~」「かっこいいなぁ~」といった具合に、筆跡に人を感じていました。

これが意外と当たっていて知人相手の面白ネタになっていたのですが、ふと「これってちゃんとした根拠があるのでは?」と思い、筆跡心理学をちゃんと学んでみよう!と思ったのです。

受講料は主婦からしたらなかなか高額だったので、自分の気持ちが一過性のものではないかどうか数か月様子を見た上で受講を決めました。

受講開始からもう面白くて面白くて!
自分が感じていたことにはちゃんと根拠があったんだ!しかも結構合ってる!との再認識&新しい発見の連続でした。

全て覚えることはできないので、excelにデータを打ち込み、自分用に簡単に筆跡の診断ができるツールも作りました。

講座の前半は「筆跡の特徴の種類」とその特徴からの「性格・深層心理・行動の傾向」を学ぶといったもの。
後半はそこから「一人の人間像を組み立てる」という作業でした。

この後半が難しい

そしてこれはテキストを読んで知識を入れただけではできないものだと感じました。

人は色々な面があります。
社会の中では真面目でも、プライベートでは大雑把だったり、
時と場合と相手によって言動が違ったりもします。
そんなのは人間当たり前です。

なので、筆跡の特徴から見られる傾向は矛盾しているものも多くあります。
その傾向を頭に入れ、私が人生で出会った人や色々な場面で得たこと、感じたこと、SNSや書籍などで得た人の価値観などを総動員して、一人の人間をふわっと誕生させるのです。

私も悟りを開いたような人間ではないので、常に修行です。

知人だと先入観が入りがちなので要注意!

講座の前半は知識、後半は技術です。

知識のみでも簡易的な診断はできます。
型にはめて機械的に対応する傾向を出せば良いのですから。
システム化可能です。

技術に関しては、診断する人の技術の腕を見極めるのが難しいと思います。

なぜなら、心理学には「ジョハリの窓」という理論があり、私たちは自分に関して以下の四つの窓を持っていると言われているからです。

①自分も他人も知っている窓
②自分は知っているが他人にはわからない窓
③他人はわかっているが自分では気づいていない窓
④自分も他人も気づいていない窓域

診断結果が当たっていると思えば「当たってる」ですが
「そんなことないけどなぁ」と思っても
「自分では気づいていないあなたなのです」と言えてしまうからです。
でも「自分では気づいていない自分」がいるのも確かです。

スピリチュアルの世界だなぁ・・・と思います。
心理学に関わる世界はスピリチュアルな世界で、まだ100%を証明できるわけではないので、常に逃げ道があるようにも感じます。

難しい・・・

もちろん筆跡診断、筆跡と性格・行動傾向の関係性を否定する論文もあるようです。

色々思うところはありますが、私は筆跡アドバイザーの知識を毛筆硬筆の指導に使っています。
その人の「クセ」や「特徴」を見つけ、性格や人間関係などの関連性も踏まえて指導に役立てています。


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