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バニシングツイン 42歳の凍結胚移植 妊娠期3

妊娠8週目の終わり。いつも通りエコーで見てもらっていると、いつもより念入りで長い。これは何かあったんだな、と覚悟を決めた後に先生から、まず胎嚢が大きい子は元気と説明があり、ひと安心。でも、もう一人の子があまり成長しておらず、心拍も確認できない状態であることを説明されました。

先週見てもらった時は同じ大きさで、心拍も元気だったのですが、そのあとすぐに片方の子に限界がきていたようです。少しつわりが楽になった気がしていたのも、もしかしたら胎盤が作られるのが止まったからかもしれません。

気落ちは勿論しましたが、不思議と心は落ち着いていました。落ち込まない自分に、少し冷たいんじゃないの、と思いながらも、帰宅。

ちょっと涙が出るようになったのは、告知から二日後の夜のことでした。あまりにもつわりが辛かったので、夜中に声を出して泣きました。そして、あ、辛かったんだな、つわりだけじゃなくて、片方の子が力尽きたことも悲しかったんだなと、漸く実感できました。

でも怖いのはこれからです。こないだ元気だった子も、今は心停止してるかもしれない…そんな恐怖に怯えています。これはたぶん、高齢かつ体外受精で身ごもった妊婦さん誰もが抱える不安だと思います。こればっかりは、祈るしかない。

クリニックでの検診はあと1回。それが終われば次の病院へ転院です。無事に転院できますように…いまは祈ることしかできません。

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