u-ya asaoka 24th Debut Anniversary Special Live! 観て来ました。

先日浅岡雄也さんのライブに行ってきました。

実はぼくもビーイング在籍当時、
一度だけぼくの現場にFIELD OF VIEW(以下FOV)として
番組出演して頂いたことがあります。
たしか…ビートルズのカバーやFOV曲を
アコースティックバージョンで演奏して頂きました。

かなりマニアックな企画でした。
「Tokyo Un-Plugged Night」という…
青山スパイラルホールだったかな。
招待制観覧無料のプラグレススタイルのライブ公開収録。
(と言ってもエレキも鳴っているのですが…)

その時もいい曲をいい声で歌っているなぁ…と。

その後、アーティストとスタッフとしてはほぼ交流は無く、
お仕事の現場も担当アーティストが異なるせいか、制作チームも違うので、
交わることはありません。
一度だけプライベートで通っていた店のカウンターで
バッタリお会いして挨拶を交わしたことがあります。

交流が無かったとはいっても、
やはり同じ時代を駆け抜けてきたこともあり、
隣のスタジオからはFOV、浅岡さんの曲がよく流れてきていましたし、
当然当時の会社の同志でもあったアーティスト。
担当は違えど、気になる存在ではあったのです。

2012年レジェンドツアーの楽屋で、
浅岡さんに再会したことをきっかけに、いまにいたります。

それはさておき、2019年5月15日。
再会後、ソロアルバムはよく聴いていて、
ライブにも足を運ばせてもらっていましたが、
この日は年に一度、FOVの曲を解禁する記念ライブだそうで。

しかも、ドラマー小橋琢人さん。ゲストに葉山たけしさん。
これはもう…なんと言うか、いや言わなくても、ねぇ?わかってよ。
というライブです。

セットリストは御本人がSNSで公開しているので、
そちらを参照して頂ければと思いますが…。

一曲目から「突然」「Last Goodbye」担当じゃなくても当然知ってる。
名曲。

 
ひとつずつ全部解説するわけにはいきませんが…
序盤から「トビラ」「夢見続けて今も」など
かつての曲と最近の曲とが織りなすベスト選曲を思わせる内容に
早くも正直驚いていました。

声の良さはもちろん、当時のキーのまま、歌い切る姿勢に感銘を受けつつ、
中盤の「Revolution No.15」で個人的に感情のひと波やって来ました。
そのあとの「青い傘で」も良かった。

FOVの曲、もちろん素晴らしい。
いまでも当時の再現が出来る浅岡さんの声と
メンバーの演奏力は必見だと思う。
そのうえであえてぼくが言いたいのは、ソロ曲の素晴らしさ、ね。

20代の頃に歌っていた浅岡雄也が令和に50歳を迎え、
いま何を想い何を歌い、そして伝えようとしているのか…。
それが歌にタマシイとして全部乗っている。

そんな気迫あふれるライブだったな。

後半は御存知「DanDan心魅かれてく」から、
「Still」「キミガセカイヲカエテユク」と続く。

この「キミガセカイヲカエテユク」は
ソロ曲の中でもかなりお気に入りの歌だ。
変わりゆく世の中、自然災害の脅威や生きにくい世間の喧騒もあるけれど、
この宇宙はキミが真ん中だ!と歌う彼の信念を
当日のMCとともに客席に投げ掛けている姿に感動した。

ウタウタイとしての活動はFOVがあったからこそのものだろう。
それは否定しない。
けれど、彼はきっとFOV以前から変わっていないのだと思った。

20歳以前から歌を歌うことをナリワイにして
音楽で生きていくことを選んだ。

同世代として、少なくとも同じ時代を音楽業界で駆け抜けた経験は、
いまを生きる糧になっていることは、ぼくも同様。

その心意気に触れ、背中を押してもらったライブになったなぁ。
人生劇場の幕はOPENしちゃっているんだし、
明日が当たり前にくるなんて思いこんでちゃダメなんだよなぁ。

聴いてくれているお客様の中には懐かしさから飛び上がって喜び、
また言葉を受け取って涙を流す方もいれば、
目いっぱい歌い叫んでいる様子の方も。

ウタがチカラになっているんだなぁ…とその景色を見ていて実感しました。

なんだか、とても素敵な良い時間でした。
終演後、精魂尽き果てるほどの熱唱の御本人にも御挨拶、
想いは伝えました。
来年もまたやる!とのこと。

来年はFIELD OF VIEW、デビュー25周年なんだって。
それもきっとタイセツな一区切り。
だけど、1年の間、それを待つだけではもったいない。
是非、浅岡雄也としてのソロライブ、観に聴きに行った方が良いよ。

ぼくも同世代、いちファンとして応援していきます。

あ、デビュー曲もやったよ。「君がいたから」
ここから始まったんだよね。
隣のスタジオの光景を思い出しちゃった。

このnoteではまた当時の話もたまにはしようかな。
きまぐれなひとり語り。

気長にお付き合いのほどを。


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