「VOGUES」ありがとうございました

good morning N°5
『VOGUES』
全公演、終了致しました。
ご来場、応援くださいました皆様、
本当にありがとうございました!

楽日(10/7)打ち上げでしたので、
翌日(10/8)は夕方まで寝てまして。
やばい!遅刻だ!
と、一瞬焦ったのですが、
いや、今日休みじゃん、
と、安堵した後に、
ああ、スズナリでの日々は終わったのか、
と、寂しくもなった寝起きでした。

今作のオーディションは2月だったので、
約9ヶ月?関わっていたことになります。
本当に長い時間を共にしていたので…

みたいな書き出しで、
大体いつも振り返って文章を書くんですけど。

なんかねえ、
今回は本当に、
楽しい思い出しかないので。

「楽しかった」って、一言書けば、
終わりっちゃ終わりなんですよね。笑
それくらい幸せな時間だったというか。

だけどまあなんとか、
それ以外の言葉も使いながら振り返っていこうと思います。


何から話そうか…

あ!
やっぱりこれは言っておかなきゃいけない。

(※ここからは観劇後という前提で綴ります。
まだ観てないという方、すみません)

今作ではですね、
(今作というか、gmn5さんの公演では)
舞台から客席に向かって「花道」が設けられます。(今作では〝ランウェイ〟と呼んでいましたが。注釈多くてすみません)

で、オープニングナンバーと共に、
そのランウェイの下から、私が突然飛び出す、
という仕様になっていた訳ですが。

私が飛び出した時に、
皆さん驚いてくれたり、笑ってくれたり、
素敵なリアクション頂き幸せだったのですが、
本当に驚くべきはここからで。

おそらく皆さん、

『地下室みたいな所でスタンバイしていて、
階段か何かで上がってきて、
ランウェイに繋がる道があって、
そこから飛び出している』
と、思っているのではないかと思うのですが。

違います。

単純にランウェイの下に潜んでいます。

開場する前にスタンバイするので、開演まで、
30分+α、潜んでいました。

幅は数十センチ、高さは約60センチだったかな?

もちろん自由には動けません。
あと、声や咳を出すとバレてしまいますので、水や飴を常備。(ハッカ系はくしゃみが出るので個人的にNG)
ほぼ裸ですので、寒さの心配もしながら。
暗闇ですので、眠気の心配もしながら。
開演30分以上前からスタンバイしてるので、トイレの心配もしながら。
実際は寒いどころか暑いくらいだったし、眠気やトイレも問題なく、公演を終える事が出来たのですが。

実はそんな裏側がございました。
箱📦の中で毎日写真撮ったので、(計15枚)
それはXとかブログとかに載せますね。

もうちょっとエピソードあるんですが、
このランウェイ下に関しては、
メイキングなどでも語っている(と思う)ので、
皆様、DVD宜しくお願いいたします。


あとは…やはり素敵な仲間について。

富田健太郎さん(トミー)は、
熱を大切にしながらも、決して雑でなく、
裏打ちされたスキルや、人間力をもって、
唯一無二の存在感で我々の真ん中に居てくれたし、

宮下今日子さん(きょんちゃん)は、
ほんっとうに優しくしてくれて、
めっさ綺麗なのに貪欲で面白いことが大好きで、
いつも誰かのために皆を隅々まで見渡してくれたし、

長谷部洋子さん(ようこさん)は、
とんでもないファンキーな芝居で!
誰もがようこさんに引っ張られたと思うし、
段ボールアートは相変わらず至高の出来栄えだし、

千代田信一さん(ちよさん)は、
もーうとにかく面白すぎて、
チャーミングだしやっぱり面白いし、
声圧が凄すぎて自分なんてまだまだだと思わせてもらえたし、

市川しんぺーさん(しんぺーさん)は、
本当に一番お世話になって、
たくさん飲みに行って、覚えてないと思うけど色々なことを教えてくれたし、
あのソリッドな声を聞くたびに、自分もいつかああなりたいと思わせてくれたし、

久保田南美さん(みなみさん)は、
劇団員のなんたるかを体現していて、
作業も芝居も全力、かつ、朝早くても夜遅くても常に笑顔で接してくれたし、

高久瑛理子さん(えりこちゃん)は、
民謡も得意で独特の雰囲気があって、
天才子役だ!なんていじられたりするけど、
秘めてる胆力みたいなものをすごく感じたし、

オビツミイさん(ミイちゃん)は、
とにかく可愛くって、
元気で腹ぺこで本当に子どもみたいなんだけど、
フェアリーのシーンはフライング含め(私、裏で引っ張ってました)本当に本当に秀逸だったし、

角谷良さん(スミ)は、
もう我々の間では説明不要なんですが、
信じられないほどブッ飛んでいて。笑
だけど一番愛されて、スミがいるだけで元気になれたし、

永尾宗大さん(そうだいくん)は、
皆にツッコんでくれて、そうだいくんがいると話が楽しいし、
また、「いい人」と「笑い」が融合されたようなそうだいくんならではの芝居が素敵だったし、

横山清正さん(キヨ)は、
本当に漫画みたいな人というか…笑
キヨの周りでは常に何かが起こるので、終始いじられ続けていて、
スミと共にこの座組のムードメーカーだったし。

誰かが千秋楽に言ってたけど、
大家族みたいだった。本当に。

平体プロデューサー、
絶え間ない信頼を、ありがとうございました。

小林顕作さん、最楽の振り付けを、
中村中ちゃん、最強の音楽を、
ありがとうございました。

今作に関わるスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。
再会出来た方もいて、本当に嬉しかったですし、
初めましての皆様も優しい方ばかりで。


最後に、澤田育子さん(れおちゃん)。

れおちゃんは、初めて会った時から、とても仲良くしてくれて。
なんだろう?顔が似ているからですかね?笑

れおちゃんの世界に触れることが出来て幸せだったし、
れおちゃんの言葉や演出は、どれも今まで体験したことがないようなものばかりで楽しかった。
僕は特に、篠山実信(役名)ですかね…
あんまり細かくは書きませんが、
テーマは「ディスコントロール」でした。
自分の生理やテンポを超えたところにチャレンジするのは、とても充実した日々で。
その実、ただハミ出す、みたいなこととはやっぱり違って。
ディスコントロールの裏にはコントロールが無ければ成立しないのだな、と思うなどしました。

稽古場でガハハと笑ってくれるれおちゃんの顔を見るのが好きだったし、
そんなれおちゃんの言葉を信じて、最後まで駆け抜けることが出来ました。
れおちゃん、
特大の愛情を、ありがとうございました。


さて…
「VOGUES」
いかがでしたでしょうか?

笑い声や手拍子、クラッカー!笑
観劇してくださった皆様のおかげで、
「VOGUES」は完成したのだと本当に思います。


「VOGUES」に関わる全ての皆様!
本当にありがとうございました!!

いつか、また。

鈴木裕樹

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