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【死刑廃止論】相模原障害者施設殺傷事件 死刑判決

鈴木無花果です。
この世の不条理を無差別に切ったり、話をややこしくしたりするテキストです。

相模原障害者施設殺傷事件の犯人が死刑判決を受けた。
以下上記記事から引用。

死刑判決を受けて、「あんな奴早く殺せ」という意見も当然ある。「あんな人間は生きてても税金の無駄」という声も聞こえる。
が、その主張は突き詰めると「障害者は時間と金を奪う」と殺害した植松被告と重なってきてしまう。

死刑制度反対の主旨で個人的に重要と思う2種類

1.誤審の可能性が最後まで消えない
2.国家に人を殺す権力はない

特に2.

今回及びこれまでの死刑判決は、刑法をベースに司法的判断がなされて行われている。これまで蓄積された判例や知識その他もろもろをベースにされたコンセンサスのうえで行われているもの。
「あんな奴早く殺せ」「あんな人間は生きてても税金の無駄」という意見に立脚して行われてきたわけでは確実にない。

なんか、感情的で話がすすまねーなという感想。

”コンセンサス”を取得する主体がマトモかどうか長期的には分からない。
国家による人権侵害の極致を肯定してはいけない。
罰を与えることは他の人権を守るわけではないから、少なくともこの死刑囚という1つの人が守られる。

システムだけの話をすれば以上。

一方で”死刑もやむを得ない”人が8割。

”自分が死刑になる”という発想が無いのが日本の8割。
自分は絶対に死刑になるような罪は起こさないと確信している人間が8割。
ちょっと地球を移動すれば婚姻前の性交渉だけで死刑になったりするのに。

しかしそうはならないと信用される日本、先進国。

果たしてこの8割に死刑のリアリティを感じてもらうために必要なのは、ざっくばらんに執行される死刑。

おあとがムサベツなようで。


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