女子版ツアー・ダウンアンダーが2023年からワールドツアーに昇格！ 2023年は男女ともにツアー・ダウンアンダーでワールドツアーシーズン開幕！
昨日、オーストラリア自転車連盟の公式サイトにて、女子版ツアー・ダウンアンダーが2023年シーズンからウィメンズ・ワールドツアークラスに昇格することが発表された。
ツアー・ダウンアンダーはオーストラリア・南オーストラリア州を舞台に開催されるステージレースで、男子レースについては1999年に初開催、2008年からは現在のワールドツアークラスに相当するUCIプロツアーに組み込まれることとなった。現在では男子ワールドツアー開幕戦として親しまれ、Covid-19の影響で開催されなかった2021・2022シーズンについても、オーストラリア国内選手を中心に集め非UCIレースとして「サントス・フェスティバル・オブ・サイクリング」を代替開催し、盛り上がりを見せている。
その女子版レースは、2016年に初開催。最初は2クラスのレースとして開催されていたが、2018年に1クラスに昇格すると共に、世界で初めての男女同額賞金のサイクリングイベントとなった。2020年にはプロシリーズに昇格。
2021年・2022年は男子同様に、UCIレースとしては開催されなかったもののサントス・フェスティバル・オブ・サイクリングとして開催され、今年チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコ入りし、急成長を遂げている若手ルビー・ローズマン＝ガノンが総合優勝するなど、注目選手の活躍の舞台ともなっている。
🏆 Overall GC win goes to @rubyr_g @GreenEDGEteam after 2nd, 2nd, 1st results in the three stages. What a Australian summer it's been for Ruby with the Bay Crits, Nationals and #TDUFestival. So much potential, it'll be fascinating to watch the rest if her season. pic.twitter.com/Vf2d1zoxqO
— Lion of Roubaix (@lionofroubaix) January 25, 2022
そんな女子版ツアー・ダウンアンダーが、2023シーズンがワールドツアークラスに昇格が決定。2020シーズンにワールドツアークラス昇格を果たしたカデルエヴァンス・グレートオーシャンロードレースよりさらに先立ち、新たなウィメンズ・ワールドツアー開幕戦として、男子同様にこのツアー・ダウンアンダーがその役割を担うこととなる。女子レースのさらなる拡大、男子同様の価値への引き上げが進んでいることを意味しているだろう。
男子レースも今年、3年ぶりに公式UCIレースとして復活することが発表されており、2023年シーズンはこのワールドツアーカテゴリでの男女レース開幕を1月中盤から見ることができそうだ。
Did you hear the news? The world’s best cyclists will be coming back Down Under to race in South Australia from 13-22 January 2023! 🙌🚴♂️ https://t.co/LToBp1ckbE#TourDownUnder #TDU pic.twitter.com/qWsVrFog4s
— Santos Tour Down Under 🚴🚴♀️ (@tourdownunder) April 7, 2022
上の記事ですでに来年のツアー・ダウンアンダー全日程は1/13(金)から1/22(日)まで開催されることが決まっており、冒頭の記事でそのうち女子レースは1/15(日)から1/17(火)まで開催されることが判明している。
男子レースが例年通り6ステージで開催されるとしたら、1/17(火)は女子レース最終日と男子レース開幕日が重なる形になるのだろうか？ また、サントス・フェスティバル・オブ・サイクリングでは女子レースと男子レースの間の日に開催されていたクリテリウムレースは、1/13(金)に開催されるという形になりそうか？
このあたり、より詳しくご存じの方はご教示いただけると幸い。
いずれにせよ、再び完全な形でダウンアンダーが、しかも女子もより一層の盛り上がりをもって開催されるのは実に嬉しい。楽しみにしていよう。
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