映画「海辺のエトランゼ」
9月18日に別媒体で公開したもののコピペ(大凡)です。
紀伊カンナ先生原作「海辺のエトランゼ」が9月11日から公開となりました。
まだMOVIX系列でしか公開されていないようですが、10月中旬からはフォーラムなどでも公開されるようです。
わたし紀伊カンナ先生大好きで、どのくらい好きかというと、「雪の下のクオリア」とか、「魔法が使えなくても」とか、
その辺も持ってるし、なんなら埼玉いたときには池袋?だかでやったサイン会にも行ったくらい。
私がサイン会いくなんてよほどなんです。
今は田舎暮らしなのでそういうのはできてないし寂しくなるの情報も積極的に探してはいないんですけど。
ほかにもいろいろ挿絵描いたり、ホットなところだと2021年公開予定「アイの歌声を聴かせて」の
キャラクター原案もされているようですね。
先生の繊細なタッチのイラストが本当に美しくて、背景も透き通るようで、
そんななかで描かれる青春群像劇(厳密には違うんでしょうが)、そういう空気感が
すごくすごく愛おしいんですよね。
で、今回話したいのはその中でも「海辺のエトランゼ」「春風のエトランゼ」として今も続いている
シリーズの映画化なわけです。
映画化の話が出てきたのは2019年の秋頃でしょうか。
ここまで触れてなかったんですが、これ、いわゆるBL作品なんですね。
で、2020年8月に春風シリーズ第4巻が発売されましたが、
それまでは雑誌の方でも休載があったりして、単行本の発売自体が数年ぶりだったわけです。
それがここにきて映画化!!
・・・初めて知ったときは本当に本当にびっくりしました。
先生の画風って、繰り返しになりますが本当に繊細で美しいんです。
それがアニメ化したときに、そういう部分がどう表現されるのか不安もありました。
アニメ化されると、良くも悪くも輪郭というか、線が太くなるじゃないですか。
どうなるかなーって。
実際、映像初出しのものを見たときは、動いて、声がついている感動ももちろんありましたが、
やっぱりそういう風に見えてしまって、難しいなぁなんて思ったりもしていました。
住んでいる地域では、10月からしかやってくれないようだったので、
公開初日は午後休をとって隣県まで見に行きました。
舞台挨拶付きの回を見に行ったので、もしかして大勢いて三密とか危なかったらどうしようとも思いましたが、
換気もしっかりしているし席も一つ空きだし対策もしっかりされているようでした。
舞台挨拶映像では、実央と駿役の声優さんがお話ししていました。
ドラマCDからの続投ということで、役に対する思い、作品に対する思いをもすごいんでしょうね。
ドラマCDは聴いていないのですが、いいんでしょうねぇ。。
肝心の映画はというと、本当によかったです。(語彙力
冒頭、夜の海のシーンから始まるんですが、その海のきれいなこときれいなこと!
朝の海もめちゃくちゃきれいで、一気に世界観に引き込まれました。
エンドロールで見ましたが、料理作監とか猫作監とかいてほんとこだわってるなって。
以下ネタバレ感想
駿が実央に気持ち悪いって言われた後、
絵理ちゃんと、俺もおまえも同性が好きなだけで~って台詞は、絵理ちゃんのことは言及しなかったですね。
いってほしかったなぁ~~~
その気持ち悪いって言うシーンも、原作は駿が座っているところへ実央が詰めてって言うんですが、
映画では逆になっていたような気がします(ちょっと自信ない。
夜光虫の見える場所、駿にあげるよって言うところもカットでしたね。
ここのキスシーンが省かれてしまったのがすごくすごく悲しいわけです。
このへんは後で詳しく出てきます(何
で、3年後ですよ。
いわゆる原作第2話部分ですけど、気になるところが2つあって。
一つ目は携帯電話のくだり。
いろいろあってフェリー下りて別行動になって、
駿の携帯電話にすでに実央の登録がある中、実央から電話が来るんですよ。
駿の「電話なんてすぐできるだろ」からの携帯電話購入の流れは
実央の寂しさとその埋め方?というかそういうのが現れているような気がして
原作では好きなシーンでした。
携帯電話の相談を絵理ちゃんにする時に絵理ちゃんと鈴ちゃんがけんかしているのも含めて。
で、もう一つが二人でホテルはいってキスするシーンですね。
この映画見る人は原作読んでいる人が多いと思うんですけど、
映画が初見ですって人にとっては、このシーンが初のキスシーンなんですね。
初めてでなかなかえっちなキスするなぁと思いました。
それはそれで全然かまわないんですけど、原作では、3年前の別れのシーンでキスしてるんです。
知ってる知ってないで捉え方違うような気がして、さっきも少し触れましたけど、この辺のカットは気になりました。
で、原作3話4話の桜子ちゃん襲来ですね。
桜子ちゃんの声ドンピシャで、この方もドラマCDからの続投らしくさすがな感じです。
余談ですが、駿のお母さんの声が高くて若いなって思いました。
早漏シーンはカットでしたが、まぁそこはなくても違和感ない気がします。
この辺からほぼほぼ原作通りでした。
桜子ちゃんの「おねがい」のシーンは、駿の台詞が増えていて、
それも含めて実央に妨害されるんですが、その後何言うつもりだったの!!!ってなりました。
沖縄を去るところ、お父さんお母さんへのご挨拶シーンでは駿が手を合わせるシーンが増えていてジーンとしたり。
最後の最後、駿の「取った!」の後の追い風演出がすごく好きでした。
とまぁ、つらつら書いてしまいましたが。
原作との違い・カットも多少ありましたが総じて素晴らしくて素晴らしくて、
11日の公開日にも見ましたが、18日にも見に行きました。
4週目までは来場者記念グッズがあるようなのであと2回行きたいです。
グッズはパンフレットと原画バッジと四角いバッジを買いました。
家に帰ってから複製原画2万円も買いました。
はぁ、好き、、、
ここ数日映画を見ては原作を復習してを繰り返しているんですけど、
いろいろ気になることがおおいですね。
以下さらにネタバレ
桜子ちゃんは駿とキスもえっちしたことないとばれちゃいます。
桜子ちゃんの初キス相手は実央だったんだろうなと思って読んでるんですが、
では駿がめちゃくちゃ頑張ってセックスした女の子ってどこの誰??っていう疑問。
多分、駿が函館を出たのが18~20歳くらいだと思うんですね。
春風シリーズで駿が27って明言していて、実央が本島行ってからもどってくるまで3年、
海辺のエトランゼ冒頭で沖縄に来て3年かぁって台詞があるので。
沖縄来る前には東京の出版社で働いてもいるのでそのときかな?
春風シリーズで出版社立ち寄ったときの空気感では職場の人ではなさそう・・・?
高校出た後大学行ったとか、そのまま働き出したとかわからないのでなんとも言えない。
あとはタイトルのエトランゼって言葉。
フランス語でe'tranger 異邦人・よそ者・外国からの旅行者とか意味は出てくるんですけど。
誰のこと言っているのかな??
最初読んでいたときは実央かなと思っていました。
けど、よくよく考えたら、実央は昔から沖縄の人なんですよね。
映画の撮影協力?では座間味島の島宿の名前が出てくるので座間味島なのかな?
(本島って表現は沖縄のことだよね?本島と本土って言い分けるよね?)
お父さんは漁師だったみたいだし、民宿のおばちゃんも
昔はお母さんと買い物に来てくれたり~って言っています。
一方駿は地元は函館、東京で働くもあぶく銭が手に入り沖縄へ。
駿の方がよっぽどエトランゼっぽい。
この辺ってなにかで先生お話ししてるのだろうか。
ちょっと調べてみたいところです。
実は映画見て感化されて、聖地巡礼なんて企画していました。
3泊4日函館の旅。
弾丸もいいとこで予約しましたが、いろいろあって出発当日(予約翌日ともいう)にキャンセルしました。
海辺の話散々したのに函館旅行なんですけど。
湯の川温泉とかね、大森浜とかね、船魂神社とかね。
生活圏考えると五稜郭より出島よりっぽいんだけど、どのへんが家なんだろう。
ハシモトフォトスタジオの元ネタもあるんじゃないかと思うんだけど、探しきれていない。
雪の中寝転んだ公園とか探したいんだけど、学校前の公園なんてたくさんあるわ。
行きたかったところ結構調べたのでもし聖地巡礼する人いたら参考にしてください?
ほかにもどこかあるかな?
絶対いつか行きたい。
函館c
そんなわけで長々書いてきたのですがそろそろ終わりです。
今から円盤特典なにかなーーー!!!って楽しみにしています。
円盤でるよね??でるよね???
まじでお願いします本当にお願いします。
あぁ、もう本当にすごい作品で本当に本当に大好きです。
単行本5巻発売記念サイン会があったらエトランゼって誰って聞きたい。
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