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バンドのオタクが6人の原石達に沼ってしまった話

SixTONESというアイドルをご存知だろうか。
「6つの音」「原石」という意味があり、6人それぞれの個性が出せるようにという願いが込められている。
『私立バカレア高校』というヤンキードラマで集い、1度バラバラになったものの再び集まり結成されたグループだ。デビューまでの下積みが長く、2020年1月にデビューし今年で3年目だ。

突然だが、私はこの6人のアイドル達が心の底から大好きだ。いなくなってしまうと心が揺らめいてしまうくらいには。生きていくには欠かせない存在、と声を大にして叫びたい。
彼らが贈る歌とパフォーマンス、そして笑顔に何度も助けられている。

ここまで長々と綴り、さぞかし古参だと思った人もいるだろう。
実は

オタクになってからまだ4ヶ月しか経っていない。

オタクになったのは今年の5月。4ヶ月前の私はアイドルなど無縁の生活を送っており、しかもイメージ真反対のロックバンドを長いこと推している。(ガチで。)
むしろ紅白を見ては「またアイドル?バンドもっと出してよ!」と文句を言っていた側である。
自分でも何がどうしてこうなったのか、未だによくわかっていない節がある。

某バンドのオタクをやっているとき。
この2年後には…

オタクになって4ヶ月しか経っていない私がこんなに沼るほどの力をSixTONESは持っている。

そもそも何故沼ったのか

それを今からつらつらと述べていく。(長くなる。)


1.存在の認知

それは1年前まで遡る。今年の5月にオタクになったにしては随分なタイムラグが発生している。
この話を知り合いにすると「何故沼らなかったのか不思議でしかない」とよく言われる。本当に不思議なのだ。

2022年9月。某ロックバンドの追いかけをしている関係で、某映画の情報を追いかけていた。(某ロックバンドとの出会いも壮大なストーリーがあるがそれはまたの機会に)

後から知ったが、あれは2022年9月6日、クロの日の事だったらしい。
いつものようにX(旧Twitter)を徘徊し、映画の公式アカウントから通知が来ていたので見た。そこで私は出会ったのだ。

宗像草太役:松村北斗

貼り付けられた画像は清楚系イケメンが白いシャツを着て椅子と一緒に座ってポーズをとっているものだった。

「綺麗な人だな…」

思わずこんな声が出た。予告動画の声を聞いても美しく、役にしっかり入り込んでおり、声優も嗜む者としては少し興奮したのを覚えている。
しかし、公式ツイートのリプ欄を見るとアイドルオタクのような人のリプばかりだった。
ここで私は彼が「アイドル」だということを知る。
第一印象は「これがアイドル…?」だった。
全然アイドルに見えない。イメージと全然違う。

出会いはいい感じだったのに、私は深追いをしなかった。何故か。
アイドルに手を出したら終わりだと思っていたからだ。私はアイドルというか、そのファンにあまり良い印象を持っていなかった。むしろ某監督映画界隈が荒れるのが嫌まで思っていた。
あの時の私に「素直になっとけよ!!!」と言いたい。行動次第で沼落ちの速度は違う。本当に。

メンバーカラーが黒だというのを知るのはもっと後になるが、いずれにしろクロの日に未来の推しになる松村北斗に出会い認知したのは本当に運命的としか言いようがない。
オタクになったも約束されたようなものなのだ。


2.度重なるニアミス

某映画界隈も情報解禁が始まり、追っかけているバンドも劇伴が決まり、完成披露試写会の案内が来た。完成披露試写会にバンドのボーカルが来るかも?とオタクたちで話し、申し込んだらたまたま当たってしまった。(しかも自由記述欄にはバンドへの愛しか書いてなかった)

ここまで来たら賢い人は察せるだろう。

2022年10月25日、たまたま当たってしまった完成披露試写会で、たまたま未来の推しになる人と同じ空間を共有していた。
しかし、当時の私は「来るんじゃない?」とヘラヘラしながら予想していたバンドのボーカルが本当に来るとは思わずガチ泣きしていた。加えて映画の余韻もありすごく興奮しており、周りのことがあまり見えておらず記憶も曖昧で、翌日のニュースで様子を知った。
オタクになった今では推しと同じ空間にいたことに目が眩む。本当にもったいねえ!!!!!!!!

こいつの中の人が推しになるとは
微塵も思ってなかった…
映画の内容に大号泣し、推しの登壇にガチ泣きし、
松村北斗の登壇には後で気づいた。

完成披露試写会から数ヶ月経った12月の中頃、、舞台挨拶にバンドのボーカルが登壇するという話がありチケット戦争に挑んだが負けてしまった。
悔しい思いをして、舞台挨拶レポートを見るとシークレットゲストに松村北斗が登壇したという文があった。
監督、バンドボーカル、松村北斗のスリーショットも上がっていて「ふぉおお…」という声が出た。
その時に初めて「松村くんも背が高いんだ」ということに気がついた。長年推しているバンドボーカルも180cmあり、周りに高身長な人がいないと言っていたので余計に印象に残った。

更にその数十日後の紅白ではお目当てのアーティストが少なく、見る気はあまりなかったがなんとなく習慣でテレビをつけた。そこで出会ったのだ。
紅白でトップバッターを歌うキラキラアイドルに。
これが後の推し達だ。この中に松村北斗がいるとも知らず、「いい曲だねえ」なんて家族と話していた。
「シックスストーンズねえ、へえ〜」などと呑気な言葉を呟いて年越しを迎えた。

いや、沼れよ。ここまで来たら。


3.YouTubeってすごい

年越しから更に時間が経って、2023年5月。
紅白から半年以上が経っている。
私のSixTONES堕ちは意外なところから始まる。

この頃のマイブームがYouTube鑑賞になっていた。
あらゆるYouTuberを見ては空き時間に笑ったりしていた。

ある日、ある動画に出会う。

HIKAKIN VS SixTONES 超巨大跳び箱20段を
誰が1番に飛べるかバトル!

HIKAKINにハマっていたので「誰かとコラボか〜〜」と軽い気持ちで見たのが終わりの始まりだったのだ。

「どーも!SixTONESでーす!」
元気な掛け声と共にメンバー1人1人にテロップがつく。
「ん…?」
ここで私は見覚えのある名前に気づく。

松村北斗…、、アッ!!!!!!!!

某映画で長い髪をなびかせ難しい祝詞を吐いていたあのキャラの、中の人と完全一致した瞬間である。
認知した時に好印象を持ったにも関わらず、ちゃんと出会うのに時間がかかってしまった。

「草太さんの中の人!てことはこの人達アイドル?!」
キャラの中の人の本業に初めて触れた瞬間である。
ここで初めてストーンズと読むのを知り、初めて6人を見た。
赤Tの人がボケまくり、青Tの人がツッコミまくる。それが面白くて初見ながらもゲラゲラ笑っていた。かと思えば、可愛い顔面した子が跳び箱を飛べず、ポテッと台に乗っていて「かわいい…」と思わず呟いたり。緑Tと黄Tの人はすごい段数を飛んで運動神経めちゃくちゃ良くて。
そして、唯一名前だけ知っている松村くんもめちゃくちゃ運動ができるし、喋りも上手い、何よりもメンバーと一緒にいる時の顔が嬉しそうなのだ。
アイドルのイメージがつかない、普通の仲良し6人組にしか見えなかった。

「この人達がアイドルをやる時はどうなるんだろう」
そんな興味が湧いた。
「SixTONES デビュー曲」と調べた。

「Imitation Rain」
ロックバンド界隈にいる私は作詞者の名前を見てすぐにピンときた。あのYOSHIKIだ、と。
この人が楽曲提供するなんてどういうアイドルなんだ…?と思った。
再生ボタンを押す。

ポロロロンと美しいイントロが流れる。
その音だけで動画に一気に惹き込まれた。

1人1人のソロの綺麗な歌声、6人の声が綺麗に重なるサビ、一糸乱れぬダンス、飛び散る水しぶきで出来る神秘的な空間

「戻れない時を振り返る〜」
HIKAKINコラボの時では可愛い印象しかなかった子が男性にしては綺麗な高音を出して歌う。己の全てを吐き出すように。
そして6人で大サビを歌う。何かのクライマックスを見ているかのような盛り上がりだ。

「なんだ…このアイドルは…」
これがデビュー曲?!歌で勝負してる!キラキラ感が良い意味でない!この人たちはロック系とかオラオラ系もいけるんじゃないか?!他に!曲はないのか!!!

そうして調べて出てきたのが「Amazing!!!!!!」だった。あの胡座ダンスから始まり、「お前らは守るから」というかっこいい歌詞。身体中に電気が流れているような衝撃が走った。

見終わったかと思えば、再生停止したスマホから目が離せず次の動画を探す指が止まらなかった。
ダメだった。
この人達から目が離せなくなってしまった。
数日でYouTubeの動画を全部視聴する勢いで沼にハマっていった。
青ジャージ回もお取り寄せシリーズもドライブ回も見た。メンバーの仲が良く微笑ましい気持ちになり、高レベルのボケツッコミ合戦には腹を抱えて笑い、とりわけ松村北斗という人間がメンバー内と外では様子が全く違うということを知って大好きになった。

「私はこの人たちを推したい」

沼落ちの瞬間である。
出会いから半年以上が経って、やっとだ。(遅すぎ)
ちなみに3次元の推しはロックバンド以外にはおらず、しかも初めてアイドルを推すことになってしまった。
気がつけば友達からCDを譲ってもらい、アイドルオタクの先輩にはSixTONESのことを教えてもらい発狂して更に深い沼に沈んでいた。

友達からImitation Rain、NAVIGATERを
譲ってもらった。

4.オタク街道まっしぐら

SixTONESが好きだと気づいた数日後に松村北斗がゲストで登壇する舞台挨拶があり、全国中継も控えていた。
「ほっくんが登壇するやつの中継会場のチケット取れるんだけど!」
すっかりオタクである。もちろん行った。

映画のその後を描く物語の生アフレコがあり、映画のファンとしても松村北斗のファンとしても十分死ぬ内容であった。あの幸せは一生忘れたくない…

ほわわんとした雰囲気から豹変して力強い声でキャラを演じる。そんなギャップにやられてしまった。
何よりも顔が美しいのだ。今にも消えてしまいそうな儚げな顔から低音ボイスが出てしまうのだ。

そんなん、推すしかないって。

既にオタクの片鱗が…

タイミングを見て、2023年6月1日、ついにSixTONESのファンクラブに入会した。
沼落ちから僅か2週間後だった。
超スピードがすぎると周りから言われた。
私もアイドルを好きになるなんて思ってもいなかったことで自分にビビっている。

そして数週間後には他グル担の知り合いとご飯を食べに行き、“アイドルの推し活”を経験した。
バンドの追っかけだった私が3次元の男に振り回されている、とても信じられないような話である。

話していて発覚したのだが、
先輩の推しと北斗はJr時代に絡みがあったらしく…!
上と下の繋がりを感じるのもオタクの醍醐味。

そして約半年が経った現在では、よく見るオタクと同じように、アクスタを持ち歩き、デコった写真ケースにオフショを入れては愛でている。番組も欠かさずに視聴し、連日のように投下される供給に一喜一憂している。X(旧Twitter)のツイート数はうなぎ登りである。

マジで楽しい。

今の私の夢はライブに行くことだ。
バンドを推しているため、ロックバンドのライブは何回も行ったが、アイドルオタ歴4ヶ月の私はアイドルのライブが未知数の存在でしかないのだ。
YouTubeのライブ映像を見ては行きたい欲が増している。
早くツアー発表して…!


5.私を幸せにしてくれたあなた達へ

私がSixTONESを推し始めた頃、彼らの所属事務所は既に渦中にあった。言われもしないことや度重なる批判、この数ヶ月はオタクも本人たちも我慢や不満が溜まる日々だったように思う。
私もテレビの報道にはうんざりさせられ、あまり見なくなってしまい、もっぱらYouTubeに逃げるようになった。

YouTubeにいけば、いつでもかっこよくて可愛くて素敵な6人が拝めてしまう。
それを眺めながら、今日も彼らがアイドルをやってくれている奇跡を思わずにはいられない。
彼らの笑顔で幸せになって、なんでも頑張れる自分がいる。

彼らにとっては今が辛い時期かもしれないけれど、生きているだけで幸せを感じるオタクたちは大勢いるし、彼らには力を分けてあげたい。
頑張れ、という言葉は無責任に感じられるかもしれないけれど、彼らが多くの人の注目を浴びて輝ける場がまた用意されますようにと願うしかない。

オタクになって、本当によかった。
SixTONES大好き!!!!!!

きょもほくコンビが好き🫰
樹のアクスタも追加して“きょもほくじゅり”完成させたいな
草太さんに出会えたおかげでオタク出来てる!
草太さんありがとう🥰🫶🫶



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