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夏の好きな時間


雨の日が好き。



毎日強い光を浴びている夏にとって、雨の日は休息日

ちょっとひとやすみできる気がする一日。

BGMは窓を打つ雨音。

音楽をかけなくても集中できる空間がある。

気持ちが自分のやっていることによく向く。

いつもより作業がはかどるし。

ちょっと飽きたら、窓の外を見て雨の観察をしてみたり。

雨の日は素敵だけど、強すぎるのは苦手……

わがままです笑


早朝が好き。



心地よい日の光を浴びれて

目をつぶって深呼吸。

澄んだ空気を胸いっぱいに入れる。

誰も起きていない空間を、自分だけの空間を、ひとり占め。

なんて贅沢。

夜とは違って、気持ちも、目も、すっきりしている。

全てを前向きに考えられる時間。

欠点はちょっとお腹がすいてしまうことだけど笑


朝の海が好き。



まだ眠いなーと思いながら海へ向かう

昼間より青みが強い空と海

サーフボードを持って行ったけど、結局ほとんどサーフィンはせず

ボードに乗って水平線を眺めるだけ

波にただ身をまかせる

いつもより海が少しだけ静かで、空気も静かで

だんだん強くなっていく太陽を肌で感じる

あー暑くなってきた……帰りたくない



海に入らない日は波打ち際にいて、まだ起きていない空気を感じる

砂浜には自分がその日初めての足跡をつける。

これがちょっとした優越感

子どもみたいに足跡をつけることにはしゃいじゃう笑



夕方の海辺が好き。




あんなに暑かった空気が、人にやさしくなる時間

サングラスをかけなくてもよくなるから、自分の目で本当の色をみれる

目を閉じて、耳で音を、肌で風を、鼻で空気を、全身で自然を感じてみた

しばらくして目を開けたら、目の前のものがぶわぁーっと入ってきて

自然の中にいるっ!って一番感じた瞬間

神経がすべて自然に向いているから、考え事とかがどっかにいってあたまがすっきり。

だんだん日が落ちるのを感じなら過ごす

あれ、気づいたら日が落ちてる笑



夜の波打ち際が好き。




昼よりも大きく聞こえる波の音がちょっと怖いけど

一面真っ暗の海がちょっと怖いけど

昼には暑すぎた砂は、夜はひんやりつめたくて、はだしで歩くのが気持ちいい

誰の足跡もない浜辺に足跡をつける

気を抜いて浜辺を歩いていたら、大きな波に服をぬらされて

風が冷たくもなく暖かくもなく、ふいに肌を撫でてきて心地いい

ときおり遠くを光って、暗闇に溶け込んでいた雲の輪郭を映し出す雷

それを見つめながら、考え事をしても何も考えなくてもいい時間が好き

最後にはいろいろどうでもよくなって、ねっころがって星を見つめる

流れ星見れないかなーって

あーぁ、私だけ見れなかった笑



夜の海に浮かぶのが好き。




それは決まって満月の夜。

月の光だけで十分なほど明るくて、人工の光なんていらない

海にぷかぷかと浮いてみる。

全身にひんやりつめたい夜の海

耳に聞こえる海の音、こぽこぽ言ってる

目の前に広がる星空と月あかりが、海をキラキラ照らしていて、綺麗

そんなことをぼーっと考えていたら

大きな波にのまれた

口中がしょっぱい笑






これ、全部、この夏にちゃんと気づいたこと。

そしてほとんどがひとりじゃ経験できなかったこと。

素敵な夏の時間。


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