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「競技としてのディスカッション」と「仕事における会議」(質問のポイント編)

こんにちは。
この記事はユアマイスター Advent Calendar 2020年の8日目の記事になります。

今回は、大学時代に取り組んでいたディスカッションという競技について振り返りつつ、仕事の会議にどう活かせるか。
みたいな話をしていこうと思います。

ただ、偉そうに議論について語っても、
「お前、実際の会議で沈黙しとるやんけw」
とか会社で言われたら傷付くので、
謙虚に振り返って、
謙虚に紹介していきます。

ディスカッションの競技ってそもそも何?

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簡単に言うと、就活のグループディスカッションのようなものです。
私が取り組んでいたのは、

・5人~8人くらいで
・3時間の時間制限
・言語は英語

その中で自分たちが日本政府だったら、
〇〇問題に対して、どういう施策を打つかみたいな議論をして、
議論に貢献した度合いで順位が付けられる。
という競技でした。

具体的に言うと、死刑・安楽死・いじめ・喫煙などがトピックとして挙げられていました。(今見ると暗い・・)

そんなこんなで
3年間議論に向き合う毎日を過ごしました。

どうしてこのトピックを扱おうと思ったのか?

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今の会社で、上司に質問の仕方・相談の仕方で指摘されることが多かったからです。
その上司の方を⭐️さん(仮)と呼びます。

⭐️さんには、
「質問する時は、自分のスタンスを持つように」
「話していて空中戦になったら、現状を整理しろ」
など大切なことを沢山教えて頂きました。

ただ思ったんです。
これ4年前の競技の中では当たり前にやっていたなあ。と。

そういう訳で、ディスカッションを競技としてやっていた時に大切にしていたこと。
を改めて整理して、業務に活かせたら良いなと思いました。

また、皆さんにとっても
気付きを得たり、
基本を見直すきっかけになりましたら幸いです。

あまり長くなっても良くないので、(3点→)1点に絞ります。

①質問の仕方


②議論の流れ
③議論に貢献するミラクルワード

①質問の仕方

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競技としての議論で評価されることが、
会社で評価されるかは別だと思います。

ですが、会社で指摘されたことが似たポイントについてであることから、
共通して大事なポイントだと思っています。

質問について、
競技としてのディスカッションで意識していた、
かつ評価されたのは以下の4点です。

i. CCF(結論ファースト)
ii. REASONING,INTENTION(質問の理由・意図)
iii. CLOSED Q
ⅳ. SUGGEST(次の提案)

英語で議論していたので、ポイントが英語です。
それっぽさを出すために、今回は当時のまま紹介します。

i. CCF
Conclusion Comes Firstの略で、
要は「結論から話しましょう」です。

要するに何の話なのかを言わないと、聞き手は不安になります。
これから話す内容の全体像を始めに話します。

ii. REASONING,INTENTION
質問する際には、
質問の理由付け(REASONING)もしくは質問の意図(INTENTION)があった方がスムーズです。

例えば簡単な例だと「今忙しいですか?」と聞かれるとします。
受け手側としては、
・大きな仕事を頼まれるのか。
・すぐ終わる質問か。
・声をかけただけか。
分からないので、答えづらいと思います。

そこで、
「今忙しいですか?」を聞く理由。
例えば、「3分ほどで聞ける簡単な質問があるのですが、今忙しいですか?」
と言えたら、受け手は答えやすいです。

iii. CLOSED Q
CLOSE Questionとは、ある程度こちら側で選択肢を用意する質問になります。

「昼、何食べたい?」がOPEN Question
「昼、中華かイタリアンだったら、どっちが食べたい?それとも他のもの?」がCLOSE Question

になります。
競技としてのディスカッションでこれが評価されていたのは、結論に早くたどり着けるからです。

何となく想像が着くと思いますが、
「昼、何食べたい?」から始まると相手がはっきり言わなかったら、グダッてしまいそうですよね。

「昼、中華かイタリアンだったら、どっちが食べたい?それとも他のもの?」だったら、
中華かイタリアンか・その他のジャンルなのか、すぐに絞り込むことが出来ます。

またCLOSE Questionが良いという話は上司の⭐️さんからもアドバイスを受けました。

その時の理由は、
CLOSE Questionだと選択肢を考えなければいけないので、
ある程度自分のスタンスが固まっていないと出来ない。
自分のスタンスを持つことを癖付けるために、
CLOSE Questionを使おうという理由でした。

ⅳ. SUGGEST
日本語で言うと「提案」です。
iii.で質問に選択肢を付けましたが、その選択肢一つ一つに、

Aと答えたらこうする。 or こうしよう。
Bと答えたらこうする。 or こうしよう。

をそれぞれ持っておきます。

先程の例で言うと、

「昼、中華かイタリアンだったら、どっちが食べたい?それとも他のもの?」

の質問をする際に、
A. 中華 → 王将を提案する。
B. イタリアン → サイゼリヤを提案する。
C. その他 → 何が食べたいかヒアリングする。

を予め考えておきます。
この方法が評価されていたのも、結論に辿り着くことが早くなるからです。

オープンQだと相手の回答を読めないので、
クローズQとセットで使うことが多かったです。

また競技としてのディスカッションだったら、
「ちなみに個人的にはイタリアンが良いと思います。なぜなら〜〜だから。この理由がそこまで納得できないものじゃなかったら、イタリアンを選んで欲しいな〜。さあどれにします?」
みたいに、議論を自分の思った方向に誘導するために使っていました。

そこまでやるのは、
会社ではなかなか使えなさそうですが、
基本の考え方は十分有効だと思います。

終わりに

はじめは3ポイント書こうと思っていましたが、
文章が予想より多くなってしまったので、今回はここで終わります。

あれ、会議の話した?と自分でも思っていますが、
何か参考になれば幸いです。

私自身も改めて下記ポイントを意識して、
仕事に取り組めたら。と思います。

質問のポイントまとめ

i. CCF(結論ファースト)
ii. REASONING,INTENTION(質問の理由・意図)
iii. CLOSED Q
ⅳ. SUGGEST(次の提案)

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!




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