ゆう

小さな幸せや思ったことの記録。 写真と文章で綴ります。 Kamakura Japan

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    私が気に入ったクリエーターさんのnoteを集めています。

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気温19度

「19度だ!散歩に行こう。」 薄手のカーディガンを羽織り、急いで靴を履いた。早く散歩に行きたい。 快適な温度、気温19度になると私はワクワクする。私には気温19度の思い出があるのだ。 「ねえ、心地よい温度だね。今何度だと思う。」 太陽が落ちて完全に暗くなった河原を私たちは歩いている。河原の涼しい風が心地よい。気持ち良い風は、生え始めたばかりの草の香りを運んでくる。夏はもうすぐそこなのかもしれない。 「16度!結構当たってる自信ある。」 彼は答えた。 「16度はこれよ

    • 違いがあるからこそ

      私とパートナーの大きな違い、 それは気温の感じ方。 私は寒がりで 彼は暑がり。 私が少し寒い時は 彼にとってちょうど良い温度で、 彼が少し暑い時は 私がちょうど良いと感じる。 真夏に電車に乗る時は 必ずカーディガンを持ち歩き ホーム階ではまず弱冷房車を探す。 一方彼は 弱冷房車だけは避ける。 普通車も暑いときがあるらしく、ダラダラ汗を流している。 お互いに感じ方が違いすぎて、将来一緒の家で暮らせるのか不安である。「寝る部屋は絶対に別々だね」と笑いながらよく話す。

      • 何も考えなくて良い日

        • 梅雨明けらしくない日

          今日から梅雨が明けたらしい。 テレビやネットなどで一斉にそう報道している。 改めてメディアの情報ってすごいなって思う。 同じ情報を多くの人々に伝える力。 でも、なぜ梅雨明けという曖昧なものの日にちを決めて国民に共有する必要があるんだろうか。 テレビで梅雨が明けましたと言っても梅雨らしい日が続くこともあるし、梅雨明け初日の今日も梅雨らしい曇った天気だ。家の中にいれば冷房が必要ないくらい風が涼しい。 梅雨明けなんて些細なことだけれど、世の中には決める必要がないものも「こう

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        記事

          「涼」を楽しむ

          私の夏の楽しみの一つ、 それは冷房のよく効いた文具屋さんで 可愛い夏グッズを眺めること。 店内には、 夏を象徴する絵葉書や便箋がたくさん並んでいる。 私が今日特に気に入ったものは、ピンクや紫の朝顔が描かれた淡い水色が基調の絵葉書だ。 その葉書の朝顔や青空からは夏を感じられつつ、どこか涼しげな雰囲気もある。 太陽が昇る前のまだ涼しい風が吹いている中、朝顔を見ている自分を想像した。夏の中の涼しい時間ってとても貴重。 夏の中の涼しさも夏の醍醐味だと思う。 涼しいお店で夏商

          「涼」を楽しむ

          春は桜の道になり、 夏は葉のアーチとなる。 それぞれの季節ごとに私たちを楽しませてくれる段葛。

          春は桜の道になり、 夏は葉のアーチとなる。 それぞれの季節ごとに私たちを楽しませてくれる段葛。

          今年初めてのセミ。 地中で4.5年くらい眠っていたセミはこの夏をずっと待ちわびていたんだろう。この喜びはセミにしかわからない。 地中4年目のセミは、今年出るか次にするか今頃迷ってるのかな? それとも迷わずとも体が勝手に動くのか。

          今年初めてのセミ。 地中で4.5年くらい眠っていたセミはこの夏をずっと待ちわびていたんだろう。この喜びはセミにしかわからない。 地中4年目のセミは、今年出るか次にするか今頃迷ってるのかな? それとも迷わずとも体が勝手に動くのか。

          見慣れた景色ほど 写真に残したくなる時がある。

          見慣れた景色ほど 写真に残したくなる時がある。

          時は流れている

          夏至が過ぎた頃からいよいよ暑さが本格化してきた。 夏至までは、 日が長くなるカウントダウンをするのが楽しかった。 毎日明るい夕方に、 心地よい風に吹かれながら夏はまだかなと思っていたのが懐かしい。 今では湿度の高さや不安定な天候に 懲り懲りしている。 夏の本当の暑さを思い出してきた。 一年感じていないと暑い夏の感覚を忘れるのか。 日々変化していく周りを見ると、 時間が経っていることをしっかり感じる。 仕事ばかりやっていると 日々変化している感覚がなくなるから怖い。

          時は流れている

          由比ヶ浜から稲村ヶ崎

          今日は久しぶりに晴れたし富士山を見に行こう。 鎌倉の由比ヶ浜はすぐに行ける距離だが富士山が見えない。稲村ヶ崎まで行けば見えるが、少し遠いので休みの日に行くのはちょっと躊躇う。そう思いながらもう2ヶ月くらいは行っていなかった。 鎌倉駅方面から歩いて行くには まずは由比ヶ浜の方へ向かう。 晴れているが、なんとなく湿気が多くて薄らと雲が空全体にかかっている。 昨日の大雨で地面に染み込んだ水分が 今日の暑さで蒸発したのだろうか。 もしかしたら富士山は見えないかもしれないと思

          由比ヶ浜から稲村ヶ崎

          歩み寄る強さ

          「人の考え方や行動は変えられるのだろうか。」 このように考えたことが何度もある。 ずっと人の悪口を言っている人や高圧的な態度を取る人、些細なことで怒る人などを見ると私は不快な気持ちになり、この人たちの考え方が変わることがないのだろうかと期待する。 最近気がついたことは、 そういう人の行動は思ったよりも簡単に変わるということ。根本的に変わるかはわからないけど… 彼らは何かしらのストレスがありその発散として周りを不快にさせている。そのためその根本のストレスが少しでもなくな

          歩み寄る強さ

          心のこもったありがとう

          私はもうすぐ異動する。 今の職場の人に異動することを伝えると、 「ありがとう。ゆうさんには本当に助けられたよ。お世話になりました。」 「寂しくなるな〜。異動先にも行くからね!」 「ゆうさん、優しいからいつも頼ってたけど異動しちゃったら頼れる人いないな…」 など言ってもらえる。 私と一緒に仕事したことを喜んでもらえるのは嬉しい。 私はただ働いていただけだけど、みんなは大切に思ってくれていたんだ。私も職場の人たちにたくさん助けられたし、感謝の気持ちでいっぱいなんだよな。

          心のこもったありがとう

          視力0.1で見る世界が美しい

          私は両眼で視力0.1以下。 メガネをかけないと、 日常に支障が出る。 けれど、 メガネの耳の部分が重いし 見えたくない部分まではっきり見えるから 必要ない時ははずしている。 メガネなしで海に来ると いつもとは違った美しさを感じられる。 ぼやけた世界の中で目立つものといったら やはり光なので 光っているものがとても美しい。 まだ暑すぎない砂浜の砂が 控えめにキラキラしている。 岩の中で宝石が光っている感じ。 今日のうっすら雲がかった晴れの日は、 優しい太陽の光が波に

          視力0.1で見る世界が美しい

          幸せの連鎖

          海が青い。 今日は晴れているから 青空が反射して海が青いのだろう。 曇りや雨の日は 灰色になる。 同じ海なのに不思議だな。 人間も同じように、 周りに影響され、 その時々で変化する。 私たちが思っているよりも、 自分たちは周りの影響を直に受けているし、 他人に影響を与えていると思う。 私自身が他人に大したことしていないと思っていても、意外と相手はよく思ってくれていたりすると本当に嬉しい。 ただ単に その人と一緒に過ごしただけなのに 幸せになってくれるんだなって。

          幸せの連鎖

          季節を感じる。

          今の季節はなんと表現したら良いのだろう。 春らしいほのかな温かさと 小さなぽっとした明るさを感じるわけでも、 夏らしいストレートで強い暑さと ギラギラとした太陽があるわけでもない。 今は爽やかな心地よい風と すっきりとした太陽が私たちを照らしている。 今を四季に分けると、 春に分類されるのかもしれないが 今が春と言われてもしっくり来ない。 それもそのはず。 昔の日本人は1年を72の季節に分けていたらしい。春と夏の中間の季節も存在する。 今日、6月9日は72の季節で

          季節を感じる。

          夏が来る前の由比ヶ浜

          日が少し傾きかけた午後3時。 私は由比ヶ浜にいる。 1日の半分を照らし終わった太陽は 少し疲れた感じで白く輝いている。 今日の日差しも強いけれど、 真夏のギラギラした太陽よりは柔らかい。 真夏の暑さに今から身構えてしまう。 少し暑いくらいの暑さとたまに来る涼しい風がちょうど良いんだけどな。 今日は靴下だけ脱いで、 海辺を歩いた。 海水は少し冷たいが、 慣れてくると不思議と暖かく感じる。 たまに水に浸かりながら材木座のあたりから長谷まで歩く。 ふと足元を見ると小

          夏が来る前の由比ヶ浜