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やさしい人ってどういう人?

わたしの母はざっくりした人だ。
とんちんかんで歯に衣着せぬものいいもする。

20年前くらいだろうか?
ちまたで「色占い」なる占いが流行った。
いろんな質問に答えて赤だの白だの黄色だの
人を色に分けて分類しようっていう占い。
ためしに母でやってみた。
「あなたはギブアンドテイク派ですか。」っていう質問があった。
考えた母は、
「ギブアンドテイクって、ものをもらったらお返しするってことだよね。それって、いじわるされたらいじわるし返すってことにもなる?じゃあノーで~。」

母の結果はたしか白、たしかすごくやさしい人ですっていう分類になった。
姉もわたしもあたらないねぇと笑った。


でもなぜかこの日のことわたしはずっと覚えていて
あのときは笑ったけど、やさしさとか人との関係について考えるときなんとなくいつも思い出す。

母はまぁよくしゃべる。
人の話はたいていほとんど聞いていない。
だけど、心はやさしい人なんだなと、
大人になってからわかった。

心はやさしいってなんだよ!って話ですよね。
わたしのなかでのなんとなくのイメージで
やさしさにはざっくり2種類
オフィシャルやさしさと
プライベートやさしさってのがあり、
母の心はやさしいと思ったのは
プライベートやさしさが強いなと
まぁそんなふうに思ったのです。

そんなこんなでわたしの思うやさしい人は、
なんやかんや母なのかもな、と。


でもこの話、結構思うことがまだまだたくさんあって。
オフィシャルやさしさも見ようによってはかなりやさしい人になり得るからややこしい。

まとめてきます。
東京は今日も暑い。
みなさまご自愛ください。









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