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2024年の夏旅行: 高原編

1日目: ゲーセン&移動

8月9日の金曜日、ここ最近習慣になっていた「金夜にゲーセンに行き、0:00ごろに家に戻る」というイベントで週を終えるか、それとも今からノープランの旅に出かけるか決めかねた結果「とりあえずゲーセンに行って、気が向いたらそのまま旅行に行く」ことになった。準備は早いので、10分程度で荷物をまとめて車に乗った。

いったんいつものゲーセンに着いて一通りプレイしたあと、今回は海ではなく高原を目指すということだったので、そちらの方面にありかつ眠くなるギリギリの距離にあるホテルに向かった。到着したのは1:30ごろだったのでさすがに眠くて、最後の力を振り絞って風呂に入って寝た。

2日目: 釣り

泊まったホテルは12:00チェックアウトという神仕様だったので、きっちりチェックアウトまで寝てからいまだに眠い目をこすりつつホテルの駐車場を出た。自分が寝てる間に決まった目的地は群馬のほぼ長野の地域にあるところらしく、休憩しつつ3時間ほど運転した。ナビにしたがって、駐車場なのか若干判断に迷う草の生えた空き地車を停めて、ドアを開けると牛の臭いがした。そのまま敷地の奥に進むと、これまた入っていいのかよくわからないゲートがあり、ゲートの手前で左を見るとやっと釣り堀に来たことが判明した。

釣り堀の隣は牛がいる

受付の建物は木の小屋で、中から出てきたのはおじさんではなくマダムだった。値段の説明を横で聞いていると、通常よりお高くはなっているがかわりにこの辺りで一番良い魚がいるとのことで、質疑応答の末、旅のスポンサーが納得したのでここ「源流釣り堀 人間牧場」で遅めの釣りを始めることになった。ちなみに「人間牧場」の意味を聞いてみると「これ話すと1時間くらいかかっちゃうんですよ〜」ということで、結局名前の由来はわからないままだった。オーナーの雰囲気的に多分いい感じのエモめ由来なんだとは思う。

料金の支払いが終わると、まず釣り竿を渡された。竿の説明はあんまり覚えてないけど「強度計算をしていて折れないようになっている」というなんだかすごそうな話があったのだけは覚えてる。釣り堀もオーナーじきじきに案内してくれて、レベル別に区分けされていること、一番むずかしいゾーンは何回も来ても釣れない常連さんがいること、ナントカという建築家に建ててもらったツリーハウスがあること、ナントカという魚は刺し身にできること、などなどを教えてもらった。唯一ちゃんと覚えていたのは、この釣り堀の水がなにかの山の源流で飲料水になるくらいきれいな水で、水温も寄生虫がわく10度までいかないので刺し身にできるというところだった。

釣り堀
建物側
ツリーハウス

エサは練りエサとイクラの2種類をもらっていたが、閉館時間も近かったので最初から食いつきのいいイクラを使うことにした。ワンチャンを願って一番むずかしいレベル1からチャレンジしてみたが、さすがに何も食いつかなかった。5歩くらい下りてレベル2に移動し、指示をもらいながら竿を投げてしばらく待つと食いついた気配がした。そのまま引き上げると、見事釣り竿の先に魚がいた。釣りと聞くとどうしてもルアーショップを一緒に回らされた思い出や、寒い海で延々釣れない人を見ている思い出がよみがえって渋い顔になってしまうけど、やっぱり釣れるとシンプルに嬉しい。オーナーの話によるとこのレベル2のゾーンもそこそこ難しかったはずなので、いきなり自分の釣りの腕が上がったのか、実はそれほど難しくないのか、あるいは天気のせいなのか、などいろいろ考えてみたけど釣り経験値が1だったのでわからなかった。とりあえずどうぶつの森の修行の結果、ということで納得した。

レベル2の魚がたくさん釣れてしまうとそれはそれで財布に痛いので、次はレベル4の方に移動した。どういうわけかこのゾーンでもぽんぽん釣れて、さくっと3尾の川魚が手に入った。とはいえ、タイミングは合っていても竿の引き方がわからず、残りの2尾を釣るときは両方とも木に糸を引っ掛けてしまった。

釣果

釣れた魚はオーナーに渡して料理してもらうシステムで、待ってる間にツリーハウスに登ってみた。はしごは意外としっかり木に装着されていて、どちらかというと落ちる恐怖よりも森の虫がひょっこり現れる恐怖の方が大きかった。結局落ちることもなく虫に会うこともなくてっぺんのハウスにたどり着いて、中を見てみるとファンシーめな内装になっていた。

ツリーハウスの中

レベル4の方の魚は両方とも塩焼きに、レベル2の方は刺し身にということで、しばらくすると塩焼きの方の炭火の準備が始まった。オーナーが炭や魚をセッティングしてくれた後、うちわで扇ぎ続けるようにとの指示をいただいた。

また10分くらいするとオーナーが刺し身を持ってきて、火の番を変わってくれた。刺し身はただ魚が切ってあるだけじゃなくて、こだわりのありそうなお皿の上に花が飾ってあって、芸術みを感じる一皿だった。

川魚の刺し身は初めて食べたけどたしかに海の魚とは違う味だった。塩焼きも少しして出来上がり、魚しか食べてないはずなのに結構満腹になった。

日が暮れるころにちょうど釣り堀を出て、明日の目的地に向かうべく車に乗った。1時間半ほど西に進んだところで温泉に入り、さらに1時間運転して途中にドンキとゲーセンに寄り、日付の変わる手前でホテルについた。

嬬恋村の風景
ドンキの隣にゲーセンという神スポット

 3日目: 上高地とイニD

11時チェックアウトにホテルを出て、上高地に向かった。上高地がなにかよくわかっていなかったが、旅行系 TikTok を見せてもらい「景色のきれいなところ」と理解した。

途中で寄ったそば屋

わざわざ目的地の近くの宿にしたので、予定では30分ほどで到着するはずだったのだが、途中からナビの渋滞情報が不穏になり、行く先の道がオレンジから赤色に変わったあたりで絶望した。車がついに止まったところでメンタルの限界が来たが、イニシャルD の上映が車内で始まったのでなんとか運転を続けられた。結局10kmの距離を進むのに2時間かかり、さわんど駐車場についたころには14:30になっていた。

さわんど駐車場

ここに来て初めて知ったんだけど、上高地はマイカー規制で、つまりさわんど駐車場からはタクシーまたはバスで行けということだった。なので、また15分くらい待ってからタクシーに乗って、駐車場から「大正池」というところでおろしてもらった。上高地本体があるのは「河童橋」という場所で、大正池からは1hくらい歩いて到着できる。

たしかに大正池から河童橋までの景色はきれいだったが、渋滞2hの後で HP がスタートから黄色なので、途中で歩くのがだるくなった。ようやく店が見えたと思ってもまだ5分以上かかりそうな距離にあってつらかった。

死ぬほど観光客がいた
たしかにきれい


が、上高地のしんどいポイントはまだ半分くらいで、まず一息入った喫茶店がもう売り切れてた。唯一空いていたのはアイス屋だったけど、これもまた長蛇の列ができていたので並ぶ気すらおきなかった。アイス屋とは別の1kmくらい伸びている列があったので、もしやと思って聞いてみると危惧していた通り帰りのバスに乗るための列だった。行きの渋滞はまだわかるとしても、さすがに帰りも渋滞は聞いてない。とはいえ、帰らないわけにもいかず、宿は数ヶ月前から埋まっていてタクシーもいつ来るかわからないという状態だったので、列の最後尾に並んだ。

1時間以上並んでようやくバスの乗り場に着いたとき、係員の人から「今日は1年で一番混む日なんですよ〜」と言われた。ふらっと来た日が今日だったのはさすがについてなさすぎると思ったが、バスから降りて爆速で駐車場から車を出したおかげで、帰りはさほど渋滞しなかった。

HP も MP ももう1ミリしか残っていなかったし、そもそも家まで数時間かかる距離だったので特にスーパー銭湯に行くなどの案は出ず、まっすぐ家に帰った。到着は0時をとっくに回っていて、なんとか風呂に入ったり荷解きをしてすぐに寝た。

まとめ

釣りがなんであんなにうまく行ったのか謎なので、来年か、まだ暖かいうちにもう一回やりたい。上高地はだいぶトラウマで、イニDを見たのか景色を見たのかあんまり定かではない。




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