過去形の指導

再掲です。

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中学生の英語って難しくはないですよね。
ただ教えるのって非常に難しいです。

「現在形」と「過去形」
英語を教える時、大切にすべき単元だと思っています。そこでの教わり方で、生徒のその後の英語の考え方が変わってくると思うからです。

自分は、現在形とは..."普段形”であると教えています。

①The earth goes around the sun.
「地球は”普段”太陽の周りを回っている」
②Tom goes to school.
「トムは”普段”学校に勉強しに行っている」
つまり=Tom is a student.
となりますね。

また、特に現在進行形との混合が予想されるので、現在形は「普段~している」、現在進行形は「今~している」と考えるよう教えています。

③Tom plays baseball.
④Tom is playing baseball.
普通③のように現在形の文で、後ろに副詞の固まりがつかないことはほとんどないですが、今回は比較のためということで。

③に関して言えば「トムは”普段”野球をしている」となるので、プロ野球選手かもしれないし、普通に学生で部活やクラブ等で野球をやっているのかもしれないということが考えられます。

逆に④に関しては「トムは”今”野球をしている」なので、体育の授業でたまたましてるかもしれないし、ってことで「今」だけ限定の話になるわけですね。

また未来の話を現在形で書く生徒も非常多いので、そこもしっかり指摘しないとダメですよね。

次に過去形ですが、
私は「過去形」には3つの要素があると教えています。
「英語のエッセンス」という本にかいてありました。

その3つの要素とは...
①時間的距離
②現実的距離
③心理的距離

です。

①に関して言えば、要は”過去”の話だぞってことです。

②に関して言えば、英語の世界での「仮定法」ってやつですね。”ウソ”のお話をする時に使います。

③に関して言えば、いわゆる”敬語”です。(文法的仲間分けでは「仮定法」に入りますね)
Will you open the window?
Would you open the window?
の違いってやつですね。

初めにこれらのことを導入できていると、実際にそのことを教える際にスムーズにいきます。

ただ、授業の初めにこれらのことを一気に教えるのは非常に難しいのが現状です。そもそも「現在形」「過去形」を知らない生徒なわけですからね笑

ただ、できる限り教えられればといつも努力はしています。

こんな感じで自分の考えを書いてみました。

皆さんは普段どう指導していますか?

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