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企画のスタート56

 東京の空は久しぶりにかなりな青空です。それとともに蒸し暑く気温も上昇中、でももう7月も半ば過ぎてるし、コレが普通。普通である良さを少し実感して嬉しい、そんな今日この頃、みなさまはどんな日曜日をお過ごしでしょうか?
 1988年10月8日土曜日夜6時放送通算第78話から「シティーハンター2」OPが変わりました。「セイラ」FENCE OF DEFENCEの登場です。耳に響くイントロから始まるこの楽曲は、タイトルの女性名が後にアニメストーリーの軸に置き換わるような存在になります。そしてここと次の回のサブタイトルが「槇村からのメッセージ 想い出は永遠に(前後編)」。この話数には強烈な記憶があります。槇村はアニメ上では第5話で”新興麻薬組織・赤いペガサス“に殺されてからほとんど出てきません。かなり前に書いたように、原作同様そっちのハードボイルド展開をキッパリやめてモッコリ路線に舵を切ったからです。
 しかしどこかで香の兄である槇村にもう一度触れたいなと思っていたボクは、生前の槇村の行動をきっかけにストーリーを作れないか、と提案。その結果刑事時代の槇村を知るケリーネルソンと”赤いペガサス“ギルモアが登場し、槇村の謎の行動をはさんで再びバトルが展開するお話となりました。というわけで実はこのお話、ボクも脚本クレジットに並べてもらってます。若気の至りではありますがとりあえず書いてしまいました。で、そのシナリオ、ほとんどダメなので、同学年の脚本家・遠藤明範さんに指導を受けながら、徹夜に近い直し作業をしたのはよく覚えています。バカやってる遊び仲間遠藤さんのプロ力量を改めて感じた時間でした。その時のクレジット表記・小林準治はこの時すでに夭折していたボクの同級生2人の名前をくっつけたもの。こーゆーのはいろいろ感情も入り込んで、忘れようにも忘れられないです。
 海に面した孤児院「くるみハウス」で槇村がしてた謎の行動、それを園児たちは「海に白い粉をまいてたよ」と証言。自分が関係した施設での、麻薬を憎む槇村のその行動に発想が至った瞬間は、このお話作りに悩む曇り空から一点日差しが差し込んだ気がしたものです。シナリオもそうですが、初号試写見た時のまた新たな感激は忘れられません。そしてこの頃にはおかげさまで視聴率も絶好調となってきてたのです。
 さて写真は昨夜行われた山口勝平さんとゆきのさつきさんの配信イベント情報です。明日というのは今日日曜日の事。こちらは7/25までアーカイブ配信されてますので、どうぞ犬夜叉とかごめのベストエピソードを確認して下さいね❣️そして「半妖の夜叉姫」ツィッターなどでどんどん告知が進行してますので、こちらもぜひチェックして下さいませ!

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