見出し画像

曲のない詞(うた)

 声優の三ツ矢雄二さんが先月一冊の本を出版されました。写真が書影です、タイトルは「曲のない詞」。三ツ矢さんがコロナ禍で動きが取りにくくなった際に、この機会は自分の“詞を書く”のに良き時間だと思われたそう。ボクも最近知ったコトもあるのですが、元来三ツ矢さんは声優以外にもマルチに活躍されてて、いろんな舞台の脚本や劇中歌の作詞もずっとされてたんですね。そんなこともあって今回自伝的エッセイと曲のついてない書き下ろしの詞“「曲のない詞」という本の出版になったそうです。
 ボクが三ツ矢さんとお会いしたのはまだ昭和、ボクのアニメプロデューサーデビュー作「ロボタン」に出ていただいてた、田中真弓さんを通じてのご挨拶だったと思います。当時から声優以外の舞台演出などもされてて、真弓さんのマジな結婚披露宴を当時の「渋谷エピキュラス」で上演するほど。結婚までの馴れ初めなどを90分の舞台化にして、ご自分含めて6人が出演する見事なコメディドラマに仕立てたのはもちろん三ツ矢さん。当時のボクは「役者って結婚するのに舞台にしなくちゃいけないんだ、タイヘンダナー!」なんて思ってました。
 それから三ツ矢さんが旗揚げした「プロジェクト・レヴュー」はじめ、多くの三ツ矢さん舞台も鑑賞してきましたし、もちろん声優としてもお世話になってきました。「曲のない詞」を読むとそんな時間の積み重ねが、とても大切なものに思えてきます。
 というわけでまずはボクのラジオ「スワラジ」に、久しぶりに三ツ矢さんにおいでいただけました。配信放送は6月19日予定なので、その様子はまた書かせていただきますね。さらに、今夜また三ツ矢さんと一緒に食事できる予定が。会う予定があるだけでなんだかワクワクする、愛知県人会の先輩・三ツ矢さん。書籍出版おめでとうございます!これからも公私共によろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?