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企画のスタート100

 本日より1613週前(数えた😓)1989年10月15日日曜日夜7時「シティーハンター3」は日曜なので家で見ました。そして次の日月曜にすぐ視聴率が出ます。視聴率はビデオリサーチ社と契約してる会社の決まったFAXに、毎朝決まった時間(だいたい9時ごろ)にB4版の大きさで送られてきました。月曜日は金土日の3日間分が来るので量もあるし時間もかかります。毎回そうですが、番組の今後を左右する運命の数字を待ち構えていることになり、出てくるFAXを緊張しながら受け取るのですが、新番組の時はなおさらです。
 というわけで「3」の第1話は記録によると関西14.6%、関東9.1%(ビデオリサーチ社調べ)、関西は大成功です。YTV番組ということもあって自社番組の宣伝量もあったのか、地域性なのかアニメの視聴率はなぜか関西の方が大きい傾向は、実は今でもあるように思います。で、関東がヒトケタというのは少し心にトゲとなってその日を過ごすことになります。
 そしてその月曜日19時30分いよいよ「YAWARA!」の放送開始。ボクは南阿佐ヶ谷にあったマッドハウスへ行って、キティ鈴木聡プロデューサーとマッドハウス丸山正雄プロデューサーらと一緒にTV放送鑑賞。何度も見た映像ですがドキドキ見ながら、無事放送終了。一緒に見たそこに居るスタッフ全員にお礼を伝えて、近くのお店でとにかくビール。この後も新番組の度に何度も経験するコトになるのですが、このタイミングでの飲みが一番楽しい。だってある意味達成感あるし、まだ視聴率は出ていないので、その評価はこの時点では気にしなくていいし。SNSなど無いこの時代、放送された事実を確認出来てれば、知人からの電話感想以外は何も言われない開放感とでも言いましょうか。とにかく鈴木さんとチラッと反省会的なお話もしながら、ビールもいつもよりたくさんいただきました。
 というわけで翌日朝9時、会社のFAXからカタカタ出てくる視聴率表をドキドキしながら(2日連続)待ちます。で記録によると視聴率は関西12.6%、関東10.1%(ビデオリサーチ社調べ)。ここから続く長い「YAWARA!」旅の始まりでした。写真は一昨日お見せした「YAWARA!」下敷きの反対面です。当然「シティーハンター3」とのカップリングになってました。
©️北条司/集英社・読売テレビ・サンライズ

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