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企画のスタート78

 さて読売テレビエリアだけの放送でした「アニメだいすき!7」のお話をもう少し。写真は一緒に番組を作ってた同期の藤門浩之さんが見つけ出してくれた「アニメだいすき!DATE BOOK」のコピーです。ちょうど「MAKING OF アニメだいすき!」なんていうページがありまして、そこに書かれているのが、7、の作業。写真はその2ページです。
 東京に居るボクのお仕事はこの左上の2項目、次作品の選択と交渉、そしてラインナップ決定あたりですね。それ以降OP、EDの編集まで全部本社スタッフの努力と工夫で進行していきます。OP曲など選曲が自由なのですが、それだけに随分悩んでいると聞いてます。ボクはただ決まった曲を聴けるのを楽しみにしているだけ。この回はNICK KAMEN「WONDERS OF YOU」初の男性ボーカルとのふれこみです。
 オタクゴコロ満載の藤門さんは「アニメだいすき!7」と言えば「アニメだいすき!セブン」と読むしかないでしょ、とばかりにイメージは完全にウルトラセブンなオープニング映像を。そして我らがアニオタギャルスタッフ仁賀木三恵さんは、番組をいかにオタクエリアに浸透させるかを日々考え抜いたフォーマットやテロップ作りに余念がありません。
 ボクとしましては一昨日お話ししました「手塚治虫追悼特別企画」は気持ちも気合も入れまくりましたが、「アップルシード」や「バツ&テリー」などをラインナップに入れ込んでちょっと満足。特に「バツ&テリー」はサンライズ植田益朗さんに出会って、結局サンライズで「シティーハンター」を制作できたきっかけのようなタイトル。スタレビの主題歌なんて今でも耳に残ってます。
 そんなこんなで平成元年、初めての4月クールを迎える事になります。え?どうしてそんなコトになるのでしょうか?という意外な展開が実はもう始まっていたのです。続きます。

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