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猛暑日

 もういい加減してくれ!と言いたい厚さが東京でも日々続いています。気温も高いし湿度も高い。ほぼ朝から晩まで不快指数で言えば最高レベルが続いてます。実は毎年それなりに猛暑なのでしょうが、年齢なのでしょうか、自分が受け止める暑さインパクトが年々増しているような気がしてます。
 思えば子供の頃、愛知県豊田市の自宅は予備校通いくらいまではクーラー(まだエアコンとは呼んでいない)が無い生活してました。珍しくはなかったはずですが、その頃はこの暑い季節を一家4人、どうやって生活してたのでしょうね。懐かしい型の扇風機を覚えていますし、夜寝る時は窓開けて蚊帳を釣ってた記憶はあります、でも自分で蚊帳釣った記憶はないな。
 ちなみに大学進学してからは大阪は十三の4畳半風呂無しトイレ共同アパートなので、これまたクーラー無し。就職するまで自宅クーラーというのに縁がない生活をしてたコトになります。豊田市→大阪市淀川区、よく真夏を過ごして来れたものです。
 まあ少し逃げ道はありました。例えば旅館業をしている同級生のクーラー付きの部屋でずっとトランプして過ごしたり、医者の友人の家へ転がり込んで何日間か過ごしたり、近所のデパート(豊田タウンと言いました)に入り浸ったり、それなりにクーラーにあたる努力をして過ごしたことが思い出されます。そんな中、打ち水をしたら意外に涼しい風を感じたり、縁側でスイカを食べたり、早朝の時間を愛でたりしたりで、いわゆる暑いばっかの夏ではない記憶もいろいろ。冷蔵庫の麦茶やお袋が作ってくれるひやむぎなども温かくも涼しい思い出です。
 ひとり暮らしになってからはパチンコ屋も暑さからの避難場所となっていました。1980年前後でしたが、どうしてパチンコ屋がオールナイトでやってないんだ?なんて明後日の方向に文句を言ってたものです。時代も進んでエアコンがんがんかけれてる今は、やっぱり有り難いですね。写真は歌舞伎町の夕暮れです。

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