見出し画像

企画のスタート10

 ここ何日かに一回づつ「企画のスタート」と称して、自分の携わってきたアニメ企画の成り立ちや紹介をしています。自己紹介にもありますように、アニメ業界に身を置いて35年。20年続けたytvHPの「スワッチのアニメ日記」を継いで、「すわっち日記」として昨年末からここnoteに連載させていただいてます。日記という以上、毎日記すのを自分に課し、1年続いたら自分にご褒美で美味しいワインを飲む😆のを楽しみに日々励んでいます。定年で会社を変わっても(ytv→ytv Nextry)、アニメ企画プロデュースを継続していますので、その現状報告と過去経験報告を取り混ぜて日々お楽しみいただければ本当に幸いです。
 ボクにとって3作目になる「シティーハンター」はボクが初めて自分でこの作品をアニメにしたいと思った企画です。そもそも北条司先生前作の大ヒット作「キャッツ・アイ」は1981-84年連載、TVアニメが83-85年に間をおいて73話も放送され放送局はNTV、放送時間がボクが担当してる月曜夜7時。主題歌も大ヒットのキャッツが成功してるイメージはプラスです。しかも「ロボタン」の加藤俊三プロデューサーはキャッツのプロデューサーでもありました。ロボタンやりながら何度もキャッツ当時のお話を聞いたものです。毎週変わるCM前アイキャッチの絵の話とか印象に残ってます。
 もう一つ当時のytvでは日曜のお昼12時から「ルパン三世」2本立てリピート放送をやっていました。これが毎週高視聴率。実際ボクは東京支社編成部にいて、その枠では「コブラ」「キャッツ・アイ」も提案してました。あと土曜日夕方5時から「天才バカボン」2本立てリピートもやってたっけ。「黄金バット」「巨人の星」から連なる“アニメのytv”の土壌は社内では確立されてたように記憶してます。でもルパンパート2もキャッツもNTV作品、コブラに至っては他系列局放送作品購入。なのでここで放送できる自局ソフトの開発、なんていうのもシティー企画理由に入れてましたね。ロボタンボスコとやってて、ボクとしては代理店主導ではない自局の企画を軸に、新たな土壌作りをしなくてはいけないと強く思うようになりました。そこで「シティーハンター」を社内調査部にマーケティング調査にかけてもらったのです。…すみません、続きます😓
 写真は友人の音楽家YANAGIMANさんにいただいたユニークなお菓子。南国風味の濃いチョコ味が何ともユーモラスで美味しかったです😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?